JP1/Integrated Management - Message Optimizer
ここでは,変換定義ファイルの各レコードについて説明します。
ヘッダー行は各カラムのタイトルを示します。
jmoexportコマンドで変換定義ファイルを出力すると,ファイルの先頭に出力されます。また,jmoimportコマンドでインポートする場合,ヘッダー行は省略できます。
ヘッダー行を記述する場合,行頭には必ず#を記述してください。
ヘッダー行のカラムの記述ルールを次の表に示します。
表14-2 ヘッダー行のカラムの記述ルール
カラム | カラムの内容 | 使用できない文字・ 文字列 |
備考 |
---|---|---|---|
第1カラム | 第1カラムのタイトル "Category"※ |
− | 省略できます。 |
第2カラム | 第2カラムのタイトル "Identifier"※ |
− | 省略できます。 |
第3カラム | 第3カラムのタイトル "JP1eventID"※ |
− | 省略できます。 |
第4カラム | 第4カラムのタイトル "Severity"※ |
− | 省略できます。 |
第5カラム | 第5カラムのタイトル "MessageText"※ |
− | 省略できます。 |
第6カラム | 第6カラムのタイトル "ReplaceFlag"※ |
− | 省略できます。 |
第7カラム | 第7カラムのタイトル "RestraintFlag"※ |
− | 省略できます。 |
第8カラム | 第8カラムのタイトル "AdditionalIdentifier"※ |
− | 省略できます。 |
イベントソース名指定行は,イベントソース名を記述する行です。
ヘッダー行を除いた最初の行はイベントソース名指定行とする必要があります。
イベントソース名指定行の記述形式を次の表に示します。
表14-3 イベントソース名指定行の記述形式
カラム | 指定内容 |
---|---|
第1カラム | <eventsource> |
第2カラム | イベントソース名を記述します。 イベントソース名は,JP1/IM - MOですでに定義されたイベントソース定義情報のイベントソース名を指定します。イベントソース定義情報がない場合は,この行,およびこの行から次のイベントソース名指定行の間にある行の定義はインポートできません。 |
第3カラム以降 | 使用しません。 |
イベントソース名指定行のカラムの記述ルールを次の表に示します。
表14-4 イベントソース名指定行のカラムの記述ルール
カラム | カラムの内容 | 使用できない文字・ 文字列 |
備考 |
---|---|---|---|
第1カラム | <eventsource> | <eventsource>以外の文字列 | 省略できません。 |
第2カラム | イベントソース名 |
|
32バイト以内で記述します。 省略できません。 |
第3カラム | 空欄 | すべての文字 | 使用しません。 |
第4カラム | 空欄 | すべての文字 | 使用しません。 |
第5カラム | 空欄 | すべての文字 | 使用しません。 |
第6カラム以降 | 空欄 | すべての文字 | 省略できます。 使用しません。 |
メッセージ定義行は,基本メッセージと変換メッセージの形式を定義します。
メッセージ定義行は,イベントソース名指定行とイベントソース名指定行の間,またはイベントソース名指定行とファイルの終端の間に指定します。メッセージ定義行は直前で指定されたイベントソース名指定行のイベントソース定義に属します。メッセージ定義行は,基本メッセージ,変換メッセージの順に定義します。
メッセージ定義行(基本メッセージ)の記述形式を次の表に示します。
表14-5 メッセージ定義行(基本メッセージ)の記述形式
カラム | 指定内容 |
---|---|
第1カラム | <basic>固定 |
第2カラム | メッセージ識別子を記述します。 |
第3カラム | JP1イベントIDを記述します。 |
第4カラム | 基本メッセージの重大度を記述します。 |
第5カラム | 埋め字定義済みメッセージテキストを記述します。 |
第6カラム | 使用しません。 |
第7カラム | 使用しません。 |
第8カラム | 追加メッセージ識別子を記述します。記述を省略できます。 |
第9カラム以降 | 使用しません。 |
jmoimportコマンドでインポートするとき,書式エラーが発生した場合は,該当するレコードをインポートしないで,次の行の処理に移ります。
メッセージ定義行(基本メッセージ)のカラムの記述ルールを次の表に示します。
表14-6 メッセージ定義行(基本メッセージ)のカラムの記述ルール
カラム | カラムの内容 | 使用できない文字・ 文字列 |
備考 |
---|---|---|---|
第1カラム | <basic> | <basic>以外の文字列 | 省略できません。 |
第2カラム | メッセージ識別子 | 改行コード,水平タブ以外の制御コード | このカラムはデータを""で囲む必要があります。また,メッセージ識別子中の「"」は「""」とエスケープする必要があります。 メッセージ識別子としてJP1イベントIDを指定する場合,上位4バイト(基本コード),下位4バイト(拡張コード)を8けたの前0あり16進数で表現する形式で指定してください。※
省略できません。 |
第3カラム | JP1イベントID | 次に示す形式以外の文字列
|
17バイト以内で記述します。 省略できません。 |
第4カラム | 重大度 | なし | 変換前の重大度を記述します。 このカラムはデータを""で囲んでください。重大度なしの場合は""で囲まないで<None>を指定します。 255バイト以内で記述します。 省略できません。 |
第5カラム | 埋め字定義済みメッセージテキスト | 改行コード,水平タブ以外の制御コード | このカラムはデータを""で囲む必要があります。また,埋め字定義済みメッセージテキスト中の「"」は「""」とエスケープする必要があります。 メッセージテキストとは,JP1イベントのメッセージ属性を基本フォーマットで分割した場合の「メッセージテキスト」の要素に該当する部分の文字列です。埋め字の定義は,メッセージ中に{%数字}を挿入して定義します。数字は1〜5の整数だけ使用できます。 1023バイト以内で記述します。 省略できません。 |
第6カラム | 空欄 | すべての文字 | 使用しません。 |
第7カラム | 空欄 | すべての文字 | 使用しません。 |
第8カラム | 追加メッセージ識別子 | 制御コード(0x00〜0x1F,および0x7F) | このカラムはデータを""で囲む必要があります。また,追加メッセージ識別子中の「"」は「""」とエスケープする必要があります。追加メッセージ識別子とは,第2カラムで指定したメッセージ識別子に追加して指定するメッセージ識別子です。 255バイト以内で指定してください。メッセージ識別子を追加しない場合,このカラムの記述は省略できます。 メッセージ識別子としてJP1イベントIDを指定する場合,上位4バイト(基本コード),下位4バイト(拡張コード)を8けたの前0あり16進数で表現する形式で指定してください。※
|
第9カラム以降 | 空欄 | すべての文字 | 使用しません。 |
メッセージ定義行(変換メッセージ)の記述形式を次の表に示します。
表14-7 メッセージ定義行(変換メッセージ)の記述形式
カラム | 指定内容 |
---|---|
第1カラム | 変換メッセージ群名を記述します。 変換メッセージ群名が定義済みの場合は,その変換メッセージ群の下に変換メッセージ定義を追加します。変換メッセージ群名が定義されていない場合は,直前に指定されたイベントソース名指定行のイベントソース定義に,このカラムで指定した変換メッセージ群名の変換メッセージ群を追加して,その下に変換メッセージ定義を追加します。 |
第2カラム | メッセージ識別子を記述します。 |
第3カラム | 使用しません。 |
第4カラム | 変換後の重大度を記述します。 |
第5カラム | 変換後の「メッセージテキスト」要素の文字列を記述します。 |
第6カラム | メッセージテキストを変換するかどうかを記述します。
|
第7カラム | JP1イベントの出力を抑止するかどうかを記述します。
|
第8カラム | 追加メッセージ識別子を記述します。記述を省略できます。 |
第9カラム以降 | 使用しません。 |
jmoimportコマンドでインポートする場合,書式エラーが発生したときは,該当するレコードをインポートしないで,次の行の処理に移ります。
メッセージ定義行(変換メッセージ)のカラムの記述ルールを次の表に示します。
表14-8 メッセージ定義行(変換メッセージ)のカラムの記述ルール
カラム | カラムの内容 | 使用できない文字・ 文字列 |
備考 |
---|---|---|---|
第1カラム | 変換メッセージ群名 |
|
32バイト以内で記述します。 省略できません。 |
第2カラム | メッセージ識別子 | 改行コード,水平タブ以外の制御コード | このカラムはデータを""で囲む必要があります。また,メッセージ識別子中の「"」は「""」とエスケープする必要があります。 メッセージ識別子としてJP1イベントIDを指定する場合,上位4バイト(基本コード),下位4バイト(拡張コード)を8けたの前0あり16進数で表現する形式で指定してください。※
省略できません。 |
第3カラム | 空欄 | すべての文字 | 使用しません。 |
第4カラム | 重大度 | 次に示す文字列以外
|
変換後の重大度を記述します。 このカラムはデータを""で囲む必要があります。重大度を変換しない場合は,カラムを空欄または空文字列("")にします。重大度中の「"」は「""」とエスケープする必要があります。 255バイト以内で記述します。 |
第5カラム | 変換後メッセージテキスト | 改行コード,水平タブ以外の制御コード | このカラムはデータを""で囲む必要があります。また,変換メッセージテキスト中の「"」は「""」とエスケープする必要があります。 メッセージテキストとは,JP1イベントのメッセージ属性を基本フォーマットで分割した場合の「メッセージテキスト」要素に該当する部分の文字列です。 埋め字の定義は,メッセージ中に{%数字}を挿入して定義します。数字は1〜5の整数だけ使用できます。 1023バイト以内で記述します。 省略できます。 |
第6カラム | メッセージテキスト変換フラグ | 「Y」「y」「N」「n」以外の値 | 省略できます。 |
第7カラム | JP1イベント出力抑止フラグ | 「Y」「y」「N」「n」以外の値 | 省略できます。 |
第8カラム | 追加メッセージ識別子 | 制御コード(0x00〜0x1Fおよ0x7F) | このカラムはデータを""で囲む必要があります。また,追加メッセージ識別子中の「"」は「""」とエスケープする必要があります。追加メッセージ識別子とは,第2カラムで指定したメッセージ識別子に追加して指定するメッセージ識別子です。 255バイト以内で指定してください。メッセージ識別子を追加しない場合,このカラムの記述は省略できます。 メッセージ識別子としてJP1イベントIDを指定する場合,上位4バイト(基本コード),下位4バイト(拡張コード)を8けたの前0あり16進数で表現する形式で指定してください。※
|
第9カラム以降 | 空欄 | すべての文字 | 使用しません。 |
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