JP1/Integrated Management - Message Optimizer

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9.13.1 フィルタリング

大量のホストを運用している環境で,JP1/IM - MOを運用している場合,メイン画面には大量のイベントソースや変換メッセージが表示されるため,定義またはリリースの対象となるメッセージを見つけるのに時間が掛かってしまうことがあります。

このような場合に,適切なフィルタリングをすると,定義したい項目の検索性が向上し,作業を効率化できます。

<この項の構成>
(1) 定義が終わったイベントソースをすべてリリースする
(2) 特定のメッセージを重大度で探して定義する

(1) 定義が終わったイベントソースをすべてリリースする

ツリーエリアでイベントソースをフィルタリングする条件として次の項目が指定できます。

ツリーエリアでのフィルタリングを利用して,定義が終わった変換メッセージ群をすべてリリースする操作を次に示します。

  1. メイン画面の[ツリー表示フィルタ]にチェックを入れる。
    フィルターの条件を設定するエリアが表示されます。表示項目の詳細については,「12.3.2 ツリーエリア」を参照してください。
  2. 「変換メッセージ群」の「[図データ](編集状態)」をクリックする。
    編集状態の変換メッセージ群と,編集状態の変換メッセージ群が属しているイベントソースだけがツリーエリアに表示されます。
  3. [全て選択]ボタンをクリックする。
    表示されているイベントソースと変換メッセージ群がすべて選択されます。
  4. [リリース許可]ボタンをクリックする。
    編集状態の変換メッセージ群が「[図データ](リリース許可状態)」になります。
  5. [リリース]ボタンをクリックする。
    定義が完了した変換メッセージ群をすべてリリースできました。

(2) 特定のメッセージを重大度で探して定義する

ツリーエリアで変換メッセージ群を選択しているときに,リストエリアに表示されているメッセージをフィルタリングできます。

変換前のメッセージが「エラー」以上のメッセージに変換メッセージを定義するときの操作を次に示します。

  1. メイン画面の[詳細表示フィルタ]にチェックを入れ,リストエリアの[設定]ボタンをクリックする。
    [詳細表示フィルタ設定]画面が表示されます。[詳細表示フィルタ設定]画面については,「12.11 [詳細表示フィルタ設定]ダイアログ」を参照してください。
  2. フィルタリングの条件をラジオボタンで選択し,[OK]ボタンをクリックする。
    次のように設定します。
    • 「基本メッセージのフィルタ設定」で,[重大度]にチェックを入れ,「エラー」,「致命的」,「警戒」および「緊急」にチェックを入れる。
  3. [OK]ボタンをクリックします。
    重大度が「エラー」以上のメッセージだけが,リストエリアに表示されます。