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JP1 Version 10 JP1/Integrated Management - Manager 運用ガイド


5.1.8 同じ属性のイベントが連続して発生した場合に集約イベントとして表示する

繰り返しイベントの集約表示機能を使用する場合,短時間に連続して発生する同一内容のJP1イベントを一つに集約して,[イベントコンソール]画面の[イベント監視]ページまたは[重要イベント]ページに表示できます。繰り返しイベントの集約表示機能は,[ユーザー環境設定]画面で設定できます。

繰り返しイベントの集約表示の概要については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager 導入・設計ガイド」の「3.4.10 繰り返しイベントの集約表示機能で表示抑止する場合について」を参照してください。

連続して発生していないJP1イベントを集約したい場合,イベント条件や集約して表示する契機を指定したい場合などは,繰り返しイベントの集約表示ではなく,繰り返しイベントの監視抑止を設定してください。繰り返しイベントの監視抑止の設定方法については,「5.1.6 繰り返しイベント条件を設定して大量発生したイベントの監視を抑止する」を参照してください。

  1. [イベントコンソール]画面のメニューから[オプション]−[ユーザー環境設定]を選択する。

    [ユーザー環境設定]画面が表示されます。

  2. [イベント表示項目]ページの[集約表示]の[有効]をチェックする。

    [タイムアウト時間]が活性となります。

  3. [タイムアウト時間]を指定する。

    指定できる時間は1〜3,600秒,デフォルトは60秒です。

  4. [OK]ボタンをクリックする。

    設定した内容が反映されます。

    一つに集約したイベントは集約イベントとして,[イベントコンソール]画面の[イベント監視]ページまたは[重要イベント]ページに表示されます。集約されたイベントを確認する手順については,「5.1.9 繰り返しイベントおよび集約イベントを確認し対処状況を変更する」を参照してください。

備考

繰り返しイベントの集約表示は,設定が反映されたあと受信したイベントから適用されます。設定が反映される前に受信したイベントは,繰り返しイベントの集約表示の対象とはなりません。集約開始イベントと受信イベントの到着時刻の差が指定した時間を過ぎた場合,イベントの集約が完了します。また,1件のイベントに集約できるイベントは最大100件です。