JP1/Base 運用ガイド

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

12.1 JP1/Baseの設定を変更する

運用中にJP1/Baseの設定を変更した場合に,変更内容が反映される契機を表に示します。設定方法の詳細については,参照先に記載しています。

<この節の構成>
(1) JP1/Baseの障害対処の設定が反映される契機
(2) ユーザー管理の設定が反映される契機
(3) サービスの起動順序および終了順序の設定(Windows限定)が反映される契機
(4) イベントサービス環境の設定が反映される契機
(5) イベント変換の設定が反映される契機
(6) ヘルスチェック機能の設定が反映される契機
(7) 統合トレース機能の設定が反映される契機
(8) 通信設定が反映される契機
(9) ローカルアクション機能の設定が反映される契機

(1) JP1/Baseの障害対処の設定が反映される契機

項番 設定が反映される契機 参照先
1 異常終了したプロセスの再起動の設定を変更した場合,JP1/Baseを再起動するか,リロードコマンドを実行すると設定が反映されます。 2.4.3
2 プロセス管理機能が制御するプロセスの異常終了時,および認証サーバ切り替え発生時にJP1イベントを発行させる設定を変更した場合,コマンドの実行後,JP1/BaseおよびJP1/Baseを前提とする製品(JP1/IM,JP1/AJS)を再起動します。 2.4.3

(2) ユーザー管理の設定が反映される契機

項番 設定が反映される契機 参照先
1 認証サーバは,JP1製品がJP1/Baseのユーザー認証を利用する機能を実行中でなければ,JP1/Baseが起動している状態で変更できます。
GUIの[OK]ボタンをクリックした時点,またはコマンドを実行した時点で設定が反映されます。
Windowsの場合
6.1.1
UNIXの場合
6.3.1
2 JP1ユーザーの設定は,認証サーバが起動していれば,いつでも変更できます。
GUIの[OK]ボタンをクリックした時点,またはコマンドを実行した時点で設定が反映されます。ただし,設定を変更したJP1ユーザーがログイン中の場合は,次にログインした時点で設定が反映されます。
JP1/Baseを再起動する必要はありません。
Windowsの場合
6.1.26.2.2
UNIXの場合
6.3.2
3 JP1資源グループ別権限レベルの設定は,認証サーバが起動していれば,いつでも変更できます。
GUIの[OK]ボタンをクリックした時点,またはコマンドを実行した時点で設定が反映されます。
JP1/Baseを再起動する必要はありません。
Windowsの場合
6.1.3
UNIXの場合
6.3.3
4 セカンダリー認証サーバを設置する場合,プライマリー認証サーバの設定ファイルをセカンダリー認証サーバにコピーすると設定が有効になります。
Windowsの場合
6.1.4
UNIXの場合
6.3.4
5 ディレクトリサーバと連携したログイン認証の設定は,認証サーバが起動していれば,いつでも変更できます。
ディレクトリサーバ連携定義ファイル(jp1bs_ds_setup.conf)を変更し,コマンドを実行した時点で設定が反映されます。
6.2.1
6 ユーザーマッピングを設定する場合,JP1/Baseを停止する必要はありません。
GUIの[OK]ボタンをクリックした時点,またはコマンドを実行した時点で設定が反映されます。
Windowsの場合
6.1.66.1.7
UNIXの場合
6.3.5

(3) サービスの起動順序および終了順序の設定(Windows限定)が反映される契機

項番 設定が反映される契機 参照先
1 起動順序定義ファイル(JP1SVPRM.DAT)を変更した場合,Windowsの再起動後に設定が反映されます。 起動順序定義ファイル(Windows限定)

(4) イベントサービス環境の設定が反映される契機

項番 設定が反映される契機 参照先
1 イベントサーバインデックスファイル(index)の設定を変更した場合,イベントサービスを再起動すると設定が反映されます。 イベントサーバインデックスファイル
2 イベントサーバ設定ファイル(conf)の設定を変更した場合,イベントサービスを再起動すると設定が反映されます。 イベントサーバ設定ファイル
3 転送設定ファイル(forward)の設定を変更した場合,リロードコマンドを実行すると設定が反映されます。 転送設定ファイル
4 API設定ファイル(api)の設定を変更した場合,イベントサービスを再起動すると設定が反映されます。 API設定ファイル

(5) イベント変換の設定が反映される契機

項番 設定が反映される契機 参照先
1 ログファイルトラップ動作定義ファイルの設定を変更した場合,リロードコマンドを実行すると一部のパラメーターの定義が反映されます。 ログファイルトラップ動作定義ファイル
2 イベントログトラップ動作定義ファイル(ntevent.conf)の設定を変更した場合,リロードコマンドを実行すると定義が反映されます。 イベントログトラップ動作定義ファイル(Windows限定)

(6) ヘルスチェック機能の設定が反映される契機

項番 設定が反映される契機 参照先
1 ヘルスチェック定義ファイル(jbshc.conf)の設定内容を変更した場合,JP1/Baseを再起動するか,jbs_spmd_reloadコマンドを実行すると設定が反映されます。 ヘルスチェック定義ファイル

(7) 統合トレース機能の設定が反映される契機

項番 設定が反映される契機 参照先
1 統合トレース機能を再起動すると設定が反映されます。 hntr2util(Windows限定)
hntr2util(UNIX限定)
hntr2conf
hntr2getconf

(8) 通信設定が反映される契機

項番 設定が反映される契機 参照先
1 jp1hosts情報を変更した場合は,コマンドを実行したあとJP1/Baseを再起動すると設定が反映されます。 4.5.2
2 jp1hosts2情報を変更した場合は,コマンドを実行したあと設定が反映されます。
ただし,次の場合はコマンドを実行したあとJP1/Baseを再起動すると設定が反映されます。
  • jp1hosts2情報の自ホストのIPアドレスの割り当てを変更した場合
  • jp1hosts2情報のすでに通信中の他ホストのIPアドレスを変更した場合
4.6.2
3 JP1/Baseの通信方式を変更した場合は,コマンドを実行したあとに,JP1/Base,JP1/Baseを前提とする製品(JP1/IM,JP1/AJS),およびJP1/Baseと依存関係のあるプログラムを再起動すると設定が反映されます。 4.3
4 イベントサービスの通信方式を変更した場合は,JP1/Base,JP1/Baseを前提とする製品(JP1/IM,JP1/AJS),およびJP1/Baseと依存関係のあるプログラムを再起動すると設定が反映されます。 4.5.34.6.3

(9) ローカルアクション機能の設定が反映される契機

項番 設定が反映される契機 参照先
1 ローカルアクション実行定義ファイルの設定を変更した場合,JP1/Baseを起動またはリロードすると,設定が反映されます。 ローカルアクション実行定義ファイル