JP1/Base 運用ガイド

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4.3.4 JP1/Baseの通信方式の設定を確認する

<この項の構成>
(1) JP1/Baseの通信方式の設定を確認する手順(物理ホストの場合)
(2) JP1/Baseの通信方式の設定を確認する手順(論理ホストの場合)
(3) ANYバインドアドレスの設定を確認する手順

(1) JP1/Baseの通信方式の設定を確認する手順(物理ホストの場合)

  1. jbsgetcnfコマンドを実行する。
    jbsgetcnf >config.txt
  2. config.txtをテキストエディターで開く。
  3. [JP1_DEFAULT\JP1BASE]の定義内容から通信方式を判断する。
    定義内容と通信方式の関係を次の表に示します。
    JP1_COM_VERSION JP1_BIND_ADDR JP1_CLIENT_BIND_ADDR 通信方式
    0または未定義 確認不要 確認不要 複数LAN接続の通信方式が設定されていない。
    1 ANY ANY physical_anyany.confが適用されている。
    1 IP ANY physical_ipany.confが適用されている。
    1 IP IP physical_ipip.confが適用されている。

(2) JP1/Baseの通信方式の設定を確認する手順(論理ホストの場合)

  1. 論理ホスト名を指定して,jbsgetcnfコマンドを実行する。
    jbsgetcnf -h 論理ホスト名 >config.txt
  2. config.txtをテキストエディターで開く。
  3. [論理ホスト名\JP1BASE]の定義内容から通信方式を判断する。
    定義内容と通信方式の関係を次の表に示します。
    JP1_COM_VERSION JP1_BIND_ADDR JP1_CLIENT_BIND_ADDR 通信方式
    0または未定義 確認不要 確認不要 複数LAN接続の通信方式が設定されていない。
    1 IP ANY logical_ipany.confが適用されている。
    1 IP IP logical_ipip.confが適用されている。

(3) ANYバインドアドレスの設定を確認する手順

jbsgetcnfコマンドを実行して,共通定義情報の定義内容を確認します。手順の詳細は,「(1) JP1/Baseの通信方式の設定を確認する手順(物理ホストの場合)」または「(2) JP1/Baseの通信方式の設定を確認する手順(論理ホストの場合)」を参照してください。

定義内容とANYバインドアドレスの設定の関係を次の表に示します。

JP1_ANY_BIND ANYバインドアドレスの設定
IPv4 anybind_ipv4.confが適用されている。
IPv6 anybind_ipv6.confが適用されている。
ALL anybind_all.confが適用されている。
未定義 IPv4アドレスだけをサーバーバインドする。
注※
新規インストールおよびバージョンアップインストール時は,未定義になります。