JP1/Base 運用ガイド
共通定義情報のJP1_BIND_ADDRがANYに設定されているとき,サーバーバインドするIPアドレスのバージョンを指定できます。それによって,受信をANYバインド方式で設定している場合でも,IPv4アドレスだけ受信する,またはIPv6アドレスだけ受信するなどの運用ができます。
なお,ANYバインドアドレスの指定は,次に示すOSで動作するJP1/Baseでサポートしています。
ANYバインドアドレスの指定を共通定義情報に反映するには,次のようにjbssetcnfコマンドを実行します。
jbssetcnf ANYバインドアドレスの設定ファイル
jbssetcnfコマンドの詳細については,「13. コマンド」の「jbssetcnf」を参照してください。
サーバーバインドするIPアドレスのバージョンを設定するためのファイルです。
表4-2 ANYバインドアドレスの設定ファイル一覧
| ANYバインドアドレスの設定ファイル | 用途 |
|---|---|
| anybind_ipv4.conf | IPv4アドレスだけをサーバーバインドする場合に使用します。 |
| anybind_ipv6.conf | IPv6アドレスだけをサーバーバインドする場合に使用します。 |
| anybind_all.conf | IPv4アドレスおよびIPv6アドレスをサーバーバインドする場合に使用します。 |
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