uCosminexus EUR 帳票出力 リファレンス EUR Server編
仕分け定義ファイルは,帳票をデータで仕分けして蓄積するときの仕分けキーフィールドや仕分け後の印刷先などを定義するファイルです。
仕分け定義ファイルの形式を次に示します。
仕分け定義ファイルのキーワードを次に示します。
(a) KEYFIELD行
必ず1行目に指定してください。KEYFIELD行の指定を省略したり,KEYFIELD行を複数指定したりした場合はエラーになります。
- KEYFIELD
- KEYFIELDを指定します。大文字と小文字は区別しません。
- キー数
- 仕分けするキーの数を指定します。
- 1以上の整数で指定してください。
- 仕分けキーフィールド名
- 仕分けするマッピングデータのフィールド名を指定します。
- 「キー数」で指定した数だけコンマ(,)で区切って指定してください。ただし,同じフィールドを複数指定できません。
(b) UNDEFDEST行
UNDEFDEST行は,DATA行で指定したキーワードと一致しないページ(不一致ページ),および総集計ページの印刷先を指定する場合に指定します。指定する場合は,必ず2行目に指定してください。UNDEFDEST行の指定を省略した場合は,不一致ページおよび総集計ページを出力しません。
- UNDEFDEST
- UNDEFDESTを指定します。大文字と小文字は区別しません。
- 印刷先名
- 不一致ページおよび総集計ページの印刷先を指定します。
- なお,印刷先は印刷先定義ファイルで定義します。印刷先定義ファイルの詳細については,「14.4 印刷先定義ファイル」を参照してください。
DATA行には,印刷先とキーワードの組み合わせを指定します。必ず指定してください。
- DATA
- DATAを指定します。大文字と小文字は区別しません。
- 印刷先名
- 「仕分けキーフィールド名のデータ」で指定したデータと一致するページの印刷先を指定します。
- なお,印刷先は印刷先定義ファイルで定義します。印刷先定義ファイルの詳細については,「14.4 印刷先定義ファイル」を参照してください。
- 仕分けキーフィールドのデータ
- キーワードを指定します。
- KEYFIELD行の「仕分けキーフィールド名」に対応するデータを,「キー数」で指定した数だけコンマ(,)で区切って指定してください。
- なお,指定するときには次の点に注意してください。
- データに「"」が含まれている場合は,「"」を二つ続けて記述し,データの両端を「"」で囲んで指定してください。
「E"UR」とする場合は,「"E""UR"」と指定します。
- データに区切り文字が含まれている場合は,データの両端を「"」で囲んで指定してください。
「,」が区切り文字の場合,「EU,R」とするときは,「"EU,R"」と指定します。
(4) サンプルの内容
サンプル仕分け定義ファイル(PMDistribute.txt)の指定例を示します。
このサンプルでは,次のルールで帳票を仕分けして出力することを想定しています。
- マッピングデータファイルの「Office」フィールドの値が「HeadOffice」のページは,印刷先「TOKYO_RS_PRINT」に出力する。
- マッピングデータファイルの「Office」フィールドの値が「BranchOsaka」のページは,印刷先「OSAKA_RS_PRINT」に出力する。
- 上記のどちらにも当てはまらないページは,印刷先「OSAKA_CL_PRINT」に出力する。
サンプルの内容を次に示します。
KEYFIELD,1,"Office"
UNDEFDEST, "OSAKA_CL_PRINT"
DATA,"TOKYO_RS_PRINT","HeadOffice"
DATA,"OSAKA_RS_PRINT","BranchOsaka"
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