分割定義ファイルは，帳票を分割して蓄積するときの分割ページ数や分割後の印刷先などを定義するファイルです。

分割定義ファイルの形式を次に示します。

　
[SPLIT]
キー=値
　：

分割定義ファイルのキーワードを次の表に示します。

表13-2　分割定義ファイルのキーワード

セクション	キー	指定できる値	指定	省略値	説明
SPLIT	PAGENUMBER	1〜999,999	必須	−	分割ページ数を指定します。
	PRINTDESTNUMBER	1〜1,024	必須	−	印刷先の数を指定します。
	PRINTDESTn※1	文字列（255バイト）	必須	−	印刷先を指定します。 なお，印刷先は印刷先定義ファイルで定義します。印刷先定義ファイルの詳細については，「14.4　印刷先定義ファイル」を参照してください。
	DISTRIBUTEMETHOD	PAGE ORDER	任意	PAGE	印刷先が複数ある場合の配布方法を指定します。 PAGE ページ方式※2で配布します。 ORDER 順次方式※3で配布します。

（凡例）

−：省略値はありません。

注※1

nの範囲は，「1〜印刷先の数（PRINTDESTNUMBERキーの値）」です。

注※2

各印刷先で帳票のページ番号が連続するように，EPF形式ファイルを配布する方法です。ページ方式で配布するときの配布イメージを次の図に示します。

注※3

分割された順にEPF形式ファイルを配布する方法です。

順次方式で配布するときの配布イメージを次の図に示します。

分割定義ファイル（PMPageSplit.txt）の指定例を示します。

このサンプルでは，指定した帳票を500ページごとに分割し，印刷先「TOKYO_RS_SPOOL_UserA」と「TOKYO_RS_SPOOL_UserB」にページ配布方式で配布することを想定しています。

サンプルの内容を次に示します。

　
[SPLIT]
PAGENUMBER=500
PRINTDESTNUMBER=2
DISTRIBUTEMETHOD=PAGE
PRINTDEST1="TOKYO_RS_SPOOL_UserA"
PRINTDEST2="TOKYO_RS_SPOOL_UserB"