uCosminexus EUR システム設計ガイド

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7.2.1 入力ファイルのエンコーディング

EUR Server Serviceの入力ファイルの文字集合およびエンコーディングを次の表に示します。

表7-1 EUR Server Serviceでの入力ファイルの文字集合とエンコーディング

対象
 
 
文字集合
 
 
エンコーディング
Windows
 
UNIX/Linux
Shift-JIS ※1 EUC ※1 UTF-8 ※1 特定しない ※1
印刷定義ファイルの定義情報 帳票ファイル UTF-16 Shift-JIS
UTF-16(BOMあり)※3
Shift-JIS
UTF-16(BOMあり)※3
Shift-JIS
UTF-16(BOMあり)※3
Shift-JIS
UTF-16(BOMあり)※3
Shift-JIS
UTF-16(BOMあり)※3
複数様式情報定義ファイル
文書情報設定ファイル
接続情報ファイル
置き換え表管理情報ファイル
Acrobat JavaScript定義ファイル
ビューアプレファレンス定義ファイル
UTF-16 Shift-JIS
UTF-8(BOMあり)※4
UTF-16(BOMあり)※3
Shift-JIS
UTF-16(BOMあり)※3
EUC
UTF-16(BOMあり)※3
UTF-8(BOMあり)
UTF-8(BOMなし)
UTF-16(BOMあり)※3
UTF-16(BOMあり)※3, ※5
ユーザデータファイルの定義情報 マッピングデータファイル
ユーザ定義データファイル
可変記号値定義ファイル
しおり定義ファイル
文書しおり定義ファイル
暗号化設定ファイル
PDF仕分け定義ファイル
UTF-16 Shift-JIS
UTF-8(BOMあり)※4
UTF-16(BOMあり)※3
Shift-JIS
UTF-16(BOMあり)※3
EUC ※6
UTF-16(BOMあり)※3
UTF-8(BOMあり)※6
UTF-8(BOMなし)※6
UTF-16(BOMあり)※3
UTF-16(BOMあり)※3, ※7
帳票セット指定ファイル Shift-JIS Shift-JIS※8
UTF-8(BOMあり)※2, ※4
UTF-16(BOMあり)※2, ※3
Shift-JIS
UTF-16(BOMあり)※2, ※3
EUC ※6
UTF-16(BOMあり)※2, ※3
UTF-8(BOMあり)※6
UTF-8(BOMなし)※6
UTF-16(BOMあり)※2, ※3
UTF-16(BOMあり)※3, ※7
スプールデータの定義情報 Shift-JIS Shift-JIS EUC ※2 UTF-8(BOMなし)※2 Shift-JIS
(ASCII範囲)
構成定義ファイルの定義情報 出力先定義ファイル
帳票サーバプリンタクラス定義ファイル
印刷先定義ファイル
拠点プリンタクラス定義ファイル
帳票振り分け定義ファイル
ユーザ管理ファイル
クライアントプリンタクラス定義ファイル
宛先定義ファイル
Shift-JIS Shift-JIS※8 Shift-JIS EUC ※2 UTF-8(BOMなし)※2 Shift-JIS
(ASCII範囲)
EUR Web Plug-In情報ファイルの定義情報 Shift-JIS Shift-JIS※8 Shift-JIS EUC ※2 UTF-8(BOMなし)※2 Shift-JIS
(ASCII範囲)
印刷日時出力定義ファイルの定義情報 UTF-16 Shift-JIS※8
UTF-8(BOMあり)※2, ※4
UTF-16(BOMあり)※2, ※3
Shift-JIS
UTF-16(BOMあり)※2, ※3
EUC ※6
UTF-16(BOMあり)※2, ※3
UTF-8(BOMあり)※6
UTF-8(BOMなし)※6
UTF-16(BOMあり)※2, ※3
UTF-16(BOMあり)※3
分割定義ファイルおよび仕分け定義ファイルの定義情報 Shift-JIS Shift-JIS※8
UTF-8(BOMあり)※4
UTF-16(BOMあり)※2, ※3
Shift-JIS
UTF-16(BOMあり)※2, ※3
EUC ※2
UTF-16(BOMあり)※2, ※3
UTF-8(BOMあり)※2
UTF-8(BOMなし)※2
UTF-16(BOMあり)※2, ※3
UTF-16(BOMあり)※2, ※3
制御情報付データファイルの定義情報 UTF-16※10 Shift-JIS※8
UTF-8(BOMあり)※4
UTF-16(BOMあり)※3
起動パラメタファイルの定義情報 Shift-JIS Shift-JIS※8
UTF-8(BOMあり)※2, ※4
UTF-16(BOMあり)※2, ※3
監視定義ファイルの定義情報 Shift-JIS Shift-JIS※8
UTF-8(BOMあり)※2, ※4
UTF-16(BOMあり)※2, ※3
環境設定ファイルのキーに指定する情報,および値 Shift-JIS Shift-JIS※8 Shift-JIS EUC ※2 UTF-8(BOMなし)※2 Shift-JIS
(ASCII範囲)
ログファイルに出力される情報 Shift-JIS Shift-JIS※8 UTF-16(BOMあり)※9 UTF-16(BOMあり)※9 UTF-16(BOMあり)※9 UTF-16(BOMあり)※9
(凡例)
-:ユーザが文字集合を意識する必要がないことを示します。または,該当しません。
注※1
EUR Server Serviceのエンコーディングは,OSの言語およびロケール情報によって決まります。
なお,OSの言語およびロケール情報が,Shift-JIS,EUC,およびUTF-8のどれにも対応しない場合,EUR Server Serviceのエンコーディングを特定しません。そのため,入力データの文字コードの変換ができないので,入力データとして扱えるのは,表7-1に示す範囲のデータとなります。
注※2
Shift-JISエンコーディングで表現できる範囲を対象とします。
注※3
エンディアンは,BOMで自動判別します。
注※4
Windows環境にはロケールがないため,BOMで自動判別します。
注※5
EUR Server Serviceの実行環境がエンコーディングを特定しない環境の場合,帳票ファイル以外の印刷定義ファイルには,「UTF-16(BOMあり)」のファイルに加えて,その環境でEUR Print Serviceがサポートするエンコーディングのファイルを指定できます。
注※6
EUR Server - AdapterとEUR Server Service間でファイル転送時に文字コードを変換する場合,Shift-JISエンコーディングで表現できる範囲をサポート範囲とします。文字コードを変換する条件については,「1.2.2 ファイル転送時の文字コード変換」を参照してください。
注※7
EUR Server - Adapterの実行環境がエンコーディングを特定しない環境の場合,ファイル転送時に文字コードを変換しないため,ユーザデータファイルには「UTF-16(BOMあり)」のファイルに加えて,接続先のEUR Server Serviceの実行環境でEUR Print Serviceがサポートするエンコーディングのファイルを指定できます。文字コードを変換する条件については,「1.2.2 ファイル転送時の文字コード変換」を参照してください。
注※8
日本語以外のOSの場合はASCIIをサポートします。日本語OSの場合も「ロケール」と「表示言語」が一致しないときはASCIIだけをサポートします。
注※9
適用OSごとのエンディアンを次に示します。

適用OS エンディアン
Windows リトルエンディアン
AIX ビッグエンディアン
HP-UX ビッグエンディアン
Linux リトルエンディアン
注※10
帳票ファイル名,ユーザ定義データファイル名,しおり定義ファイル名,およびeurpmcコマンドを実行するときのオプションの指定値については,Shift-JISエンコーディングで表現できる範囲をサポート範囲とします。なお,しおり定義ファイル名,およびeurpmcコマンドを実行するときのオプションの指定値は,上位主導型の帳票自動出力機能で使用する制御情報付データファイルの場合にだけ定義する要素です。BSP-RM連携機能で使用する制御情報付データファイルではサポートしていません。