uCosminexus EUR システム設計ガイド
UPC-Aバーコードを表示する場合は,半角数字(0~9)を使用して,12桁(固定)のデータ(データキャラクタ)をデータファイルに指定します。
UPC-Aバーコードの形式を次に示します。
データ(データキャラクタ)は,商品コードを表すキャラクタです。
ナンバーシステムキャラクタは,商品の種別を表すキャラクタです。
チェックキャラクタ(モジュラチェックキャラクタ)は,バーコードの読み取りの正確性を保つために,データ(データキャラクタ)から,ある計算方法に基づいて求めた値を表すキャラクタです。
業務アプリケーションでチェックキャラクタをあらかじめ付加する場合,例えば,「12345678901」のデータ(データキャラクタ)のチェックキャラクタ(モジュラチェックキャラクタ)は,次のような計算方法で求められます。
桁位置 | 12 | 11 | 10 | 9 | 8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 |
データ | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 |
チェックキャラクタ(モジュラチェックキャラクタ)は,EUR 帳票作成機能で付加することもできます。その場合は,半角数字(0~9)を使用して,11桁(固定)のデータ(データキャラクタ)をデータファイルに指定します。チェックキャラクタ(モジュラチェックキャラクタ)は,[オプション]ダイアログ,または[アイテムのプロパティ]ダイアログで指定できます。
UPC-Aバーコードで指定できるサイズと単位は0.15~2.1倍です。JIS X0507で規定されている0.8~2.0倍の範囲で指定することを推奨します。
UPC-Aバーコードのサイズは,JIS X 0507で規定されている1モジュール幅に対する倍率を0.01倍単位で指定します。JIS X 0507では,1モジュール幅の標準サイズを0.33mmと規定しています。「モジュール」とは,白バーと黒バー,およびマージンを構成する基本単位を示します。
UPC-Aバーコードは,113モジュールで構成されています。
(1)レフトマージン(9モジュール) (2)レフトガードバー(3モジュール) (3)ナンバーシステムキャラクタ(1キャラクタ,7モジュール) (4)左データキャラクタ(5キャラクタ,35モジュール) (5)センタバー(5モジュール) (6)右データキャラクタ(5キャラクタ,35モジュール) (7)モジュラチェックキャラクタ(1キャラクタ,7モジュール) (8)ライトガードバー(3モジュール) (9)ライトマージン(9モジュール)
例えば,サイズに「2」を指定すると,「{113(モジュール)×0.33(mm)}×2(倍)」という式によって,幅74.58(mm)のUPC-Aバーコードが帳票に出力できます。
帳票にUPC-Aバーコードを収めるとき,アイテム枠の幅は,求めた値の小数点以下を切り上げた値で確保すると収まります。この場合は,アイテム枠の幅を75(mm)程度確保すると収まります。
表4-15 UPC-Aバーコードの実サイズ参考値
[サイズ]の値 | 帳票に出力されるバーコードの実サイズ |
---|---|
0.5 | 幅 約19(mm) |
1 | 幅 約38(mm) |
1.5 | 幅 約56(mm) |
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