画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発・実行ガイド
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(1) 問題内容と操作手順および環境の確認
発生した問題に関して,次のような確認をしてください。
- 現象の確認
- 画面が不正の場合やエラーメッセージが表示されている場合は,その内容(デスクトップ全体)をビットマップ形式で取得してください。
- 画面遷移時や,その直後に現象が発生している場合には,遷移前後の画面をビットマップ形式で取得してください。
- 操作手順の確認
- 現象が発生した操作手順(キー/マウスのオペレーション)を確認してください。
- 操作手順での,現象が発生するタイミングを確認してください。
- 発生頻度(常に/時々)を確認してください。
- 環境の確認
- XMAP3と連携している製品の状況(エラー情報)を確認してください。
- 現象が発生している時の,XMAP3以外の業務や画面の状況を確認してください(ほかの画面も不正になっていないかどうか確認)。
- ディスク/メモリの空き容量を確認してください。
- 適切なディスプレイドライバまたはプリンタドライバが使用されているか確認してください(最新版に入れ替えて,問題が発生するかどうかを確認)。
- ほかのマシンやプリンタで問題が発生するかどうかを確認してください。
(2) マップ定義情報の取得
問題が発生しているマップやその前後のマップ定義情報を取得してください。
(a) ドローで定義した場合
次のマップ定義情報を取得してください。
(b) インポートを利用している場合
次のマップ定義情報を取得してください。
(3) ロギング支援によるログ情報取得とXMAP3環境情報の取得
(a) ロギング支援環境の準備
次の手順で,ロギング支援環境の準備をしてください。ターミナルサービス構成で利用する場合は,サーバPCで設定します。
- ロギング支援を起動して,情報採取レベルを「詳細」に設定します。
- ログ採取対象は「すべて」,ログファイルの書き出し方法は「上書き」を選択します。
(b) ログ情報取得
次の手順で,ログ情報を取得してください。ターミナルサービス構成で利用する場合は,クライアントPCで実行します。
- ロギング支援を起動します。必ず,業務APを起動する前に起動して置きます。
- 問題が発生する業務(操作)を実行します。
(c) XMAP3環境情報取得
次の手順で,XMAP3の環境情報を取得してください。ターミナルサービス構成で利用する場合は,サーバPCで採取します。
- ロギング支援の「実行環境表示」でXMAP3の環境情報をファイルに出力します。
- XMAP3インストールフォルダ\XMAP3\ADMフォルダすべてを取得します。
- XMAP3インストールフォルダ\XMAP3\ETCフォルダすべてを取得します。
(4) TCP/IP環境情報
次の方法で,TCP/IP環境情報の確認および取得をしてください。
- クライアントとサーバ間の通信状態確認
- Pingコマンドで通信確認が正常であるか確認します。
- 通信を使用したほかのアプリケーションが正常であるか確認します。
- 通信環境設定情報の取得
hostsファイルおよびservicesファイルを取得します。
(5) XMAP3以外の製品情報の取得
XMAP3と連携している製品の情報(エラー情報)を取得してください。取得方法は,連携する製品のマニュアルを参照してください。
(6) マシンのレジストリ情報の取得
次の手順で,レジストリの情報を取得してください。
- [スタートメニュー]−[ファイル名を指定して実行]を選択します。
- 名前を入力するところに「regedit」※1を入力し[OK]ボタンをクリックします。
- [レジストリ]−[レジストリファイルの書き出し]を選択します。
- ファイル名※2を入力して保存します。このファイルは,テキスト形式で数メガバイトのサイズになります。
- ※1 system32の下にある「regedt32」ではありません。
- ※2 安全のためレジストリ情報を保存するファイル名の拡張子は,「reg」でなく「txt」としてください。
(7) アプリケーションエラーのログ情報取得
アプリケーションエラーのログ情報は,Windows 98,Windows Me,Windows NT,Windows 2000,Windows XP,Windows Server 2003,またはWindows Server 2003 x64でアプリケーションエラーが発生している場合に採取されます。次の手順に従って,「ワトソン博士」のログ情報を取得してください。
(a) Windows 98またはWindows Meの場合
- Windowsフォルダ\Drwatson.exeを実行します。
- 問題が発生する業務(操作)を実行します。
- Windowsフォルダ\DRWATSON\WATSONnn.wlgを取得します(nnは数字)。
(b) Windows NT,Windows 2000,Windows XP,Windows Server 2003,またはWindows Server 2003 x64の場合
- 問題が発生する業務(操作)を実行します。
- Windowsフォルダ\drwtsn32.logを取得します。
(a)または(b)の手順で該当するファイルが存在しない場合は,「ワトソン博士」の設定を確認してください。詳細は,Windows 98,Windows Me,Windows NT,Windows 2000,Windows XP,Windows Server 2003,またはWindows Server 2003 x64のヘルプを参照してください。
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