画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発・実行ガイド
テスト支援機能は,実際のAP実行時に使用される定義体(物理マップ,書式イメージファイル)の内容を確認するための機能で,画面のテスト表示と帳票のテスト印刷※ができます。
テスト表示では,テスト時の画面確定を容易にするために,正しい入力や操作をしないと画面が確定できないような属性を無効にしています。このため,テスト表示と実際のAPでの実行結果と動作が異なります。無効にする属性については,マニュアル「XMAP3 プログラミングガイド 画面編」を参照してください。
一つのマップだけを確認する機能に加えて,複数のマップを連続表示・印刷したり,あらかじめ遷移図を作成しておくことで,画面と帳票を遷移条件に従って表示・印刷させることもできます。この機能を使用することで,AP作成前に,実行時の操作性を確認できます。
遷移図は,画面,帳票を組み合わせ,連続した業務の流れや画面の遷移を設計するものです。画面や帳票をドローで定義する前に,遷移図を使って設計できます。
テスト支援の各機能とその内容を次の表に示します。
表13-1 テスト支援の各機能と内容
テスト支援の機能 | 内 容 | |
---|---|---|
単体表示/印刷 | 画面表示 | 画面用の物理マップ(.pmp)を単独でテスト表示する。 |
帳票印刷 | 帳票用の物理マップ(.pmp),または書式オーバレイ用の書式イメージファイル(.fmp)を単独でテスト印刷する。 | |
連続表示/印刷 | 連続した業務の流れを示す遷移図を作成する。この遷移図に従って,順番にテスト表示・印刷する。 | |
遷移シミュレーション | 遷移条件を指定した業務の流れを示す遷移図を作成する。この遷移図に従って,テスト表示・印刷する。 |
テスト支援機能の概要を次の図に示します。
図13-1 テスト支援機能の概要
テスト支援機能で作成した遷移図は,ドキュメントとして出力できます。詳細については「14. ドキュメンテーション支援機能」を参照してください。
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