画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発・実行ガイド

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12.3.1 プリンタ構成ファイルで設定するオプション機能

<この項の構成>
(1) プリンタ給紙トレイの設定(デバイス名.PrintTray01)
(2) フォントの設定(デバイス名.PrintFont1〜PrintFont3)

(1) プリンタ給紙トレイの設定(デバイス名.PrintTray01)

帳票印刷の実行環境で,プリンタ給紙トレイを設定できます。

(a) プリンタ給紙トレイコードの追加

印刷拡張セットアップを起動し,印刷対象プリンタに搭載されている給紙トレイ情報の「トレイ名称」と「トレイコード」を確認します。そのあと,プリンタ構成ファイルをテキストエディタで開き,「option」セクションにプリンタ給紙トレイコードを追加します。このとき,プリンタデバイス名に「*」を指定すると,プリンタ構成ファイルに記載したすべてのプリンタデバイスに対して,共通の内容を設定できます。この機能は,印刷モードが「GDI:ページプリンタ」のときだけ使用できます。

(b) 設定例

プリンタ給紙トレイを使用する場合の設定例を次に示します。

[図データ]

(c) 設定時の注意事項

プリンタ給紙トレイを設定するときは,次の点に注意してください。

(2) フォントの設定(デバイス名.PrintFont1〜PrintFont3)

出力帳票のフォントを指定できます。この機能は,印刷モードが「GDI:ページプリンタ」,「GDI:シリアルインパクトプリンタ」,「日立FAXC/SPOOL出力:ページプリンタ」,「日立FAXC/SPOOL出力:シリアルインパクトプリンタ」,または「PDFファイル出力:網掛け/グラフィック/書式用」の場合だけ有効となります。

PDFファイル出力の場合,該当するフォントがインストールされていないPCからでも,作成したPCと同じ帳票イメージでPDFファイルを閲覧できます。

注※
Adobe ReaderまたはAcrobat Readerの[ファイル]メニューで[文書のプロパティ]を選択し,[文書のプロパティ]ダイアログの[フォント]タブを選択すると,PDFファイル中で使用されているフォント名と,帳票イメージの表示に使用されている代替フォントを確認できます。
(a) フォント名の追加

印刷拡張セットアップを起動し,使用する「フォント名」を確認します。そのあと,プリンタ構成ファイルをテキストエディタで開き,「option」セクションにフォント名を追加します。この機能は,印刷モードが「GDI:ページプリンタ」,「GDI:シリアルインパクトプリンタ」,「日立FAXC/SPOOL出力:ページプリンタ」,「日立FAXC/SPOOL出力:シリアルインパクトプリンタ」,または「PDFファイル出力:網掛け/グラフィック/書式用」のときだけ使用できます。

プリンタデバイス名に*(半角アスタリスク)を指定すると,すべてのプリンタデバイスに対する設定となります。また,PrintFont1〜PrintFont3はそれぞれ単独で指定できますが,必ずしもすべてのフォントを指定する必要はありません。

次の条件をすべて満たすフォントだけが使用できます。これらの条件を満たしていないフォントは,動作が不定となるため使用しないでください。

(b) 設定例

フォントを指定する場合の設定例を次に示します。

[図データ]

(c) 設定時の注意事項

フォントを設定するときは,次の点に注意してください。