画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発・実行ガイド
XMAP3の印刷機能を使用する場合,OS(Windows)でのプリンタ設定後,帳票のプリンタ出力やPDFファイル出力に関する実行環境を,表示・印刷セットアップ機能を使って設定する必要があります。ここで,設定した内容は,情報別に次のファイルに登録されます。
なお,表示・印刷セットアップでは,印刷に関する設定内容を,プリンタ構成ファイル,表示・印刷環境ファイル,および仮想端末名ファイルに対してすべて更新します。ただし,前回登録した内容は,.BAKの拡張子を付けて保存されます。誤って修正した場合は,作成したファイルを削除したあと,.BAK付きのファイルを元のファイル名に戻すことで,以前の状態に戻すことができます。
帳票環境のセットアップとは,APで扱う仮想端末を,XMAP3の帳票印刷で使用するプリンタとして,Windows上に設定された実際のプリンタと結び付けることです。
スタンドアロン構成では,ユーザの必要に応じて環境を設定してください。スタンドアロン構成でプリンタを1台接続して使用する場合は,標準設定のままで使用することもできます。なお,C/Sシステム構成では必ず設定します。
APで指定する仮想端末名,XMAP3でのセットアップ,およびWindowsでのプリンタの設定がどのように関連するかを,次に示します。
帳票環境のセットアップは,プリンタが接続されているPCに必要です。ノベルのNetWare(R)またはWindowsのネットワークでプリンタ共用している場合は,使用しているすべてのPC(XMAP3の印刷サービスがあるPC)に必要です。
プリンタの構成例を次に示します。
C/Sシステム構成の実行環境の場合,表示・印刷セットアップで設定する帳票環境のうち,[高度な設定]に含まれる「抹消線の形状」「印刷ページ長」「グラフィックデータのモノクロ化」および「印刷用紙サイズ」については,サーバ(APを実行するアプリケーションサーバ)で設定した環境を全クライアントに適用させるか,または,個々のクライアントごとに環境を設定するか,どちらかの方法を選択できます。ただし,[プリンタ]タブの上記以外の設定項目については,関係しません。
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