画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発・実行ガイド
6.8.2 日本語入力のカスタマイズ
日本語入力をするとき,文字変換をする位置を指定します。
- 入力オブジェクト上(INLINE)
入力するオブジェクト位置で変換します。標準値はこの設定になります。
- 日本語入力の変換ウィンドウ上(SYSTEM)
日本語入力自体の変換ウィンドウで変換します。
日本語入力をするときの入力方式を指定します。
- 日本語入力の設定に従う(DEF)
日本語入力システム(IME)の設定に従います。標準値はこの設定になります。
- ローマ字入力(ON)
日本語入力時,ローマ字入力になります。
- カナ入力(OFF)
日本語入力時,ローマ字入力になりません。
日本語入力システム(IME)の仕様で,アプリケーションからローマ字/カナ入力方式の変更ができない場合,日本語入力方式の指定でXMAP3から変更できません。 この場合,「日本語入力の指定に従う(DEF)」を指定してください。
全角のスペースが入力されたときに,APに返すコードを指定します。このオプションは,すべてのサービス共通の指定になり,サービスごとに変更できません。また,表示サービス名には,必ず*を指定します。
- 半角スペース2個に変換して返す(4040)
全角スペースを半角スペース2個に変換してAPに返します。変換は全角スペース入力操作時に行われ,画面上には半角スペース2個で表示されます。標準値はこの設定になります。
- 全角スペースをそのまま返す(A1A1)
全角スペースのままAPに返します。
入力できるテキスト(またはフィールド)にカーソルが位置づいたときに,日本語入力状態を自動的に変更するかどうかを指定します。
- 自動制御する(ON)
入力できるテキスト(またはフィールド)にカーソルが位置づけられると,自動的に「日本語入力状態」になります。カーソルがほかのフィールドに移ると「日本語入力状態」がオフになります。標準値はこの設定になります。
- 自動制御しない(OFF)
「日本語入力状態」は変化しません。「日本語入力状態」がオンの場合は,次のオブジェクトにカーソルが位置づいてもオンのままになります。
フォーカス(またはカーソル)が位置づいたときに,日本語入力を自動起動するオブジェクト種別を指定します。
- 使用目的が日本語(0D)
使用目的が日本語,またはカナのオブジェクトのときに,日本語入力システムを起動するときに指定します。日本語入力システムを使用しない場合はチェックを外してください。
漢字テキストまたはフィールドは,設定に関係なく日本語入力システムが起動します。
- 使用目的がカナ(0C)
使用目的が日本語,またはカナのオブジェクトのときに,日本語入力システムをカナにして起動するときに指定します。日本語入力システムを使用しないで,直接キーボードからカナ入力したい場合は,チェックを外してください。
使用目的が「英数」のオブジェクトに半角カタカナを入力する場合は,日本語入力システムを起動させ,日本語入力モードに切り替える方法があります。この設定では,日本語入力モードに切り替わったときの入力モードをカスタマイズできます。なお,この設定は,「日本語入力の自動制御」の「自動制御する」が指定されていることが前提です。対象オブジェクトはGUI画面とCUI画面のキー入力できるオブジェクトです※。
- 注※
- 使用目的が「MCR」や「パスワード」の入出力テキストボックスにも,この設定は有効となります。
- 半角・英数モード(HFALPN)
使用目的が「英数」のオブジェクトにデータを入力する際に,日本語入力モードに切り替えると,半角の英数字を入力するモードになります。
- 全角・ひらがなモード(FLHIRA)
使用目的が「英数」のオブジェクトにデータを入力する際に,日本語入力モードに切り替えると,全角のひらがなを入力するモードになります。
- 半角・カタカナモード(HFKATA)
使用目的が「英数」のオブジェクトにデータを入力する際に,日本語入力モードに切り替えると,半角のカタカナを入力するモードになります。
- 自動制御しない(NOCTRL)
日本語入力モードに切り替えたとき,XMAP3では入力モードを自動的に設定しません。入力モードは,日本語入力システムでの指定,または入力モードのプロパティで設定している入力モードの状態に依存します。
日本語入力の対象外,入力オブジェクトでの日本語入力の動作を指定します。
日本語入力を強制的にオフにします。
- 日本語入力をオフにしない(CONT)
直前のオブジェクトで日本語入力を手動で起動した場合は,引き続いて日本語入力を起動したままにします。標準値はこの設定になります。
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