画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発・実行ガイド

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6.7.2 デザインのカスタマイズ

ここでは,デザインに関する設定項目について説明します。ただし,「(16) けい線種」以降は,表示・印刷環境ファイルで直接指定してください。

<この項の構成>
(1) コントロールボックス(表示サービス名.DCWNCT=)
(2) タイトルバー(表示サービス名.DCWNTL=)
(3) 最小化ボタン(表示サービス名.DCWNMN=)
(4) 最大化ボタン(表示サービス名.DCWNMX=)
(5) 閉じるボタン(表示サービス名.DCMPCS=)
(6) オブジェクトの外観(表示サービス名.DCSHAD=)
(7) オペレータインジケータ(表示サービス名.DCOPPS=)
(8) 一次ウィンドウの位置(表示サービス名.DCMPPS=)
(9) その他のウィンドウ表示オプション
(10) 二次ウィンドウの操作(表示サービス名.DCSWMV=)
(11) 入力テキストへのアンダードット表示(表示サービス名.DCGEUD=)
(12) エラーダイアログの操作(表示サービス名.DCMSMV=)
(13) プッシュボタンのフォーカス枠(表示サービス名.DCGPBB=)
(14) ウィンドウアイコン
(15) 日付時刻項目
(16) けい線種(表示サービス名.DCFLKD=)
(17) けい線幅(表示サービス名.DCFLWD=)
(18) 入力フィールドのアンダードット表示(表示サービス名.DCUDOT=)

(1) コントロールボックス表示サービス名.DCWNCT=

コントロールボックスを表示するかどうかを指定します。

(2) タイトルバー表示サービス名.DCWNTL=

タイトルバーを表示するかしないかを指定します。

(3) 最小化ボタン表示サービス名.DCWNMN=

最小化ボタンを表示するかどうかを指定します。

(4) 最大化ボタン表示サービス名.DCWNMX=

最大化ボタンを表示するかどうかを指定します。

(5) 閉じるボタン表示サービス名.DCMPCS=

タイトルバーの右端の閉じるボタン,および左端のコントロールメニューで閉じるメニューを使用するかどうかを指定します。

(6) オブジェクトの外観表示サービス名.DCSHAD=

AP実行時に表示する画面の外観を指定します。

(7) オペレータインジケータ表示サービス名.DCOPPS=

オペレータインジケータの表示位置を指定します。「下に表示」,「上に表示」,「表示しない」,または「拡張表示」の中から一つ指定します。OpenTP1(TP1/MCF)連携の場合,オペレータインジケータの表示位置は,サーバ側で指定します。指定できる表示位置は,「下に表示」または「上に表示」だけです。AP実行時に表示されるオペレータインジケータの内容については,「付録B オペレータインジケータ一覧」を参照してください。なお,ドローで「オペレータインジケータを表示しない」を定義していると,この設定に関係なくオペレータインジケータは表示されません。

(8) 一次ウィンドウの位置表示サービス名.DCMPPS=

2回目以降の画面表示での一次ウィンドウの表示位置を,ドローの定義に従うかどうかを指定します。ただし,ウィンドウXY位置を,左上,中央,右下,左下,右上と指定した場合は,画面定義が優先されます。

(9) その他のウィンドウ表示オプション

(a) 全画面表示する表示サービス名.DCWNSW=
(b) 画面よりも大きい場合スクロールバーを付ける表示サービス名.DCVTSL=
(c) エラーをダイアログ表示する表示サービス名.DCMSDG=

(10) 二次ウィンドウの操作表示サービス名.DCSWMV=

二次ウィンドウの移動操作を許すかどうかを指定します。

(11) 入力テキストへのアンダードット表示表示サービス名.DCGEUD=

GUI画面で入力できる入力テキストのアンダードットの有無を指定します。

(12) エラーダイアログの操作表示サービス名.DCMSMV=

「エラーをダイアログ表示する」を指定した場合,そのダイアログの移動操作を許すかどうかを指定します。

(13) プッシュボタンのフォーカス枠表示サービス名.DCGPBB=

プッシュボタンにフォーカスが移ったときの枠の太さを指定します。

(14) ウィンドウアイコン

XMAP3の実行画面に表示されるアイコンに,ユーザが独自に作成したアイコンを使うことができます。次の画面に表示されるアイコンが対象となります。

アイコンは,アイコンファイル(拡張子.icoのファイル)として準備しておきます。

(a) ユーザ定義ウィンドウアイコンを使用する

ユーザ独自のアイコンを使用する場合に,「ユーザ定義ウィンドウアイコンを使用する」のチェックをオンにします。

この項目のチェックがオフになっている場合,実行時の画面には,XMAP3の標準アイコンが表示されます。

(b) ウィンドウアイコンファイル表示サービス名.DCICFN="パス名")

「ユーザ定義ウィンドウアイコンを使用する」のチェックをオンにしたとき,アイコンファイル(.ico)のパスを指定します。「ウィンドウアイコンファイル」のテキストボックスにパスを直接入力するか,[参照]ボタンをクリックしてファイルを選択するダイアログで指定します。

次に,設定の注意事項を示します。

(c) アイコンファイル作成時の注意事項

ウィンドウのタイトルバー(コントロールメニュー)およびタスクバーでは,16×16ピクセルのアイコン表示となります。また,ウィンドウ切り替えダイアログでは,32×32ピクセルのアイコン表示となります。したがって,アイコンファイルの作成時には,両方のサイズを考慮してアイコンをデザインすることをお勧めします。

なお,指定したアイコンファイルのアイコンが,表示対象のサイズと異なる場合は,OS(Windows)によって自動的に拡大または縮小されて表示されます。このため,作成時のデザインと実行時に表示されるデザインが異なる場合があります。

(15) 日付時刻項目

和暦日付の入力をチェックするときの元号の区切り,および元年表示をするかどうかを指定します。

(a) 和暦のチェック条件表示サービス名.DCGCKO=
(b) 元年表示表示サービス名.DCGSHO=

(16) けい線種表示サービス名.DCFLKD=

GUI画面のCUIフィールドボックスに表示するけい線の種類を指定します。この指定は,XMAP3以外のシステムで作成したマップとの互換性のためのものであり,XMAP3のドロー機能で生成したマップでは指定は無効です。

設定値が,上記指定値以外の場合,SOLIDが仮定されます。なお,CUI画面では,設定値は常にSOLIDとして扱われます。

(17) けい線幅表示サービス名.DCFLWD=

GUI画面のCUIフィールドボックスに表示するけい線の太さを指定します。けい線種にSOLID(実線)を指定したときのけい線の太さを次の表に示します。この指定は,XMAP3以外のシステムで作成したマップとの互換性のためのものであり,XMAP3のドロー機能で生成したマップでは指定は無効です。

表6-3 けい線種に実線を指定したときのけい線の太さ

けい線幅 けい線の太さ
NARROW 細線
MIDDLE 中線
WIDE 太線
EWIDE 極太線

設定値が,この表の指定値以外の場合は,NARROWが仮定されます。ただし,けい線種別にETOUT(凸型),およびETIN(凹型)を指定したときのけい線の太さは,けい線幅にこの表の指定値のどれを指定しても中線となります。また,CUI画面では,けい線は常にNARROW(細線)として扱われます。

(18) 入力フィールドのアンダードット表示表示サービス名.DCUDOT=

CUI画面の入出力フィールド,またはGUI画面のCUIフィールドボックス中の入出力フィールドのアンダードットの有無を指定します。