画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発・実行ガイド
6.7.2 デザインのカスタマイズ
コントロールボックスを表示するかどうかを指定します。
- 表示する(YES)
コントロールボックスを表示します。
- 表示しない(NO)
コントロールボックスを表示しません。
タイトルバーを表示するかしないかを指定します。
- 表示する(MAP)
基本的にはタイトルバーを表示します。ただし,ドローの定義で「表示しない」を指定した場合は表示しません。
- 表示しない(NONE)
ドローの定義に関係なく,常にタイトルバーを表示しません。この指定があった場合は,コントロールボックス,最小化ボタン,最大化ボタン,および閉じるボタンについての表示する/表示しないの指定は無効となり,タイトルバーの領域全体が表示されなくなります。ウィンドウの移動などの操作ができなくなりますので,運用には十分配慮してください。
最小化ボタンを表示するかどうかを指定します。
- 表示する(YES)
最小化ボタンを表示します。
- 表示しない(NO)
最小化ボタンを表示しません。
最大化ボタンを表示するかどうかを指定します。
- 表示する(YES)
最大化ボタンを表示します。
- 表示しない(NO)
最大化ボタンを表示しません。
タイトルバーの右端の閉じるボタン,および左端のコントロールメニューで閉じるメニューを使用するかどうかを指定します。
- 表示しない(OFF)
閉じるボタンを表示しません。
- 表示する(ON)
閉じるボタンを表示します。
XMAP3では,この閉じるボタンが操作された場合,直接ウィンドウをクローズしないで,APに対して閉じるボタンが操作されたというイベントを通知します。このイベント通知コードに対応する処理がない場合,APは終了しません。また,旧バージョンのXMAP3で作成したAPなど,閉じるボタンに対応していないAPを使用する場合は,実際のAPの操作者に混乱を与えますので,この場合は閉じるボタンを使わないことをお勧めします。
通知されるイベントはBreakキーに対応するイベント通知コードと同じです。このコードが通知された場合,APの操作者の運用形態に合わせて,次のような処理をしてください。
- Breakの通知コードが帰ってきたとき,APで必要な処理をしてから終了する。
- すぐに終了すると不具合がある場合には,二次ウィンドウで確認し,その応答内容で終了するかどうかを決める。
AP実行時に表示する画面の外観を指定します。
- 2D表示(NORMAL)
オブジェクトを2D(平面的な表示)にします。
- 3D表示(SIMPLE)
オブジェクトを3D(立体的な表示)にします。
オペレータインジケータの表示位置を指定します。「下に表示」,「上に表示」,「表示しない」,または「拡張表示」の中から一つ指定します。OpenTP1(TP1/MCF)連携の場合,オペレータインジケータの表示位置は,サーバ側で指定します。指定できる表示位置は,「下に表示」または「上に表示」だけです。AP実行時に表示されるオペレータインジケータの内容については,「付録B オペレータインジケータ一覧」を参照してください。なお,ドローで「オペレータインジケータを表示しない」を定義していると,この設定に関係なくオペレータインジケータは表示されません。
- 下に表示(BOTTOM)
ウィンドウの下側(日本語入力モード表示エリアの上部)に表示します。
- 上に表示(TOP)
ウィンドウの上側(メニューバーの下部)に表示します。
- 表示しない(NONE)
オペレータインジケータを表示しません。
- 拡張表示(EXTEND)
ウィンドウ下部にステータスバー形式で表示します。
2回目以降の画面表示での一次ウィンドウの表示位置を,ドローの定義に従うかどうかを指定します。ただし,ウィンドウXY位置を,左上,中央,右下,左下,右上と指定した場合は,画面定義が優先されます。
- ウィンドウ操作を優先する(OFF)
前回のユーザが移動したウィンドウの位置をXMAP3が記憶して,その位置に表示します。標準値はこの設定になります。
- 画面定義を優先する(ON)
ドローの画面定義で指定した位置に表示します。
- この項目をチェックすると,一次ウィンドウをデスクトップ画面(タスクバーを除く)に対して全画面表示します(FULL)。この場合,タイトルバーは付加しますが,ウィンドウの移動はできません。
全画面表示に設定すると,ドローでの画面定義時に,画面属性で,「ウィンドウのサイズ変更を抑止する」のチェックを外して定義しても,ウィンドウのサイズ変更はできません。また,画面に壁紙を指定している場合は,壁紙は定義した画面の大きさまでしか,大きくなりません。
- チェックをオフにすると通常のウィンドウ表示になります(WIN)。この項目をチェックしても,二次ウィンドウは全画面表示になりません。
- この項目をチェックすると次の場合ウィンドウ全体にスクロールバーが付加されます(ON)。
- 物理的な画面よりも大きなウィンドウを表示しようとした場合
- ドローの定義でリサイズ可能なウィンドウを指定したとき,リサイズ操作により,定義したウィンドウよりも小さなウィンドウになった場合
- この項目のチェックをオフにすると,ウィンドウにスクロールバーは付きません(OFF)。
- この項目をチェックすると,オペレータインジケータに表示される入力エラーをダイアログとして表示します(YES)。
- この項目のチェックをオフにすると,オペレータインジケータだけへの表示となります(NO)。
二次ウィンドウの移動操作を許すかどうかを指定します。
- 移動操作ができる(ON)
二次ウィンドウを移動できます。
- 移動を抑止(OFF)
二次ウィンドウを移動できません。
GUI画面で入力できる入力テキストのアンダードットの有無を指定します。
- アンダードット表示しない(OFF)
アンダードットを表示しません。
- 入力テキストすべてに表示(ON)
入力テキストすべてにアンダードットを表示します。
- 数字/数値/金額項目に表示(NUM)
数字,数値,および金額項目にアンダードットを表示します。
「エラーをダイアログ表示する」を指定した場合,そのダイアログの移動操作を許すかどうかを指定します。
- 移動操作ができる(ON)
エラーダイアログを移動できます。
- 移動を抑止(OFF)
エラーダイアログを移動できません。
プッシュボタンにフォーカスが移ったときの枠の太さを指定します。
- 細い(DOT1)
1ドットの線にします。標準値はこの設定になります。
- 太い(DOT2)
2ドットの線にします。
XMAP3の実行画面に表示されるアイコンに,ユーザが独自に作成したアイコンを使うことができます。次の画面に表示されるアイコンが対象となります。
- ウィンドウ(一次・二次)のタイトルバー
- タスクバー
- ウィンドウ切り替えダイアログ
アイコンは,アイコンファイル(拡張子.icoのファイル)として準備しておきます。
ユーザ独自のアイコンを使用する場合に,「ユーザ定義ウィンドウアイコンを使用する」のチェックをオンにします。
この項目のチェックがオフになっている場合,実行時の画面には,XMAP3の標準アイコンが表示されます。
「ユーザ定義ウィンドウアイコンを使用する」のチェックをオンにしたとき,アイコンファイル(.ico)のパスを指定します。「ウィンドウアイコンファイル」のテキストボックスにパスを直接入力するか,[参照]ボタンをクリックしてファイルを選択するダイアログで指定します。
次に,設定の注意事項を示します。
- アイコンファイルのパスには,表示サービスが動作するPC上のパスを指定してください。
- UNCネットワークファイルパスを指定することもできます。
- (例)
- \\machine1\CommonIconFiles\User.ico
- パスの指定が無い場合や,指定したアイコンファイルを開くことができない場合,実行時にはXMAP3の標準アイコンが表示されます。
ウィンドウのタイトルバー(コントロールメニュー)およびタスクバーでは,16×16ピクセルのアイコン表示となります。また,ウィンドウ切り替えダイアログでは,32×32ピクセルのアイコン表示となります。したがって,アイコンファイルの作成時には,両方のサイズを考慮してアイコンをデザインすることをお勧めします。
なお,指定したアイコンファイルのアイコンが,表示対象のサイズと異なる場合は,OS(Windows)によって自動的に拡大または縮小されて表示されます。このため,作成時のデザインと実行時に表示されるデザインが異なる場合があります。
和暦日付の入力をチェックするときの元号の区切り,および元年表示をするかどうかを指定します。
- 戸籍六法方式(ROPO)
戸籍六法方式に従って元号を区切ります。戸籍六法方式に従った元号の区切りは次のとおりです。
- 明治 1年9月8日~45年7月29日
- 大正 1年7月30日~15年12月24日
- 昭和 1年12月25日~64年1月7日
- 平成 1年1月8日~
- JIS規格方式(JIS)
JIS規格方式に従って元号を区切ります。JIS規格方式に従った元号の区切りは次のとおりです。
- 明治 1年9月8日~45年7月30日
- 大正 1年7月31日~15年12月25日
- 昭和 1年12月26日~64年1月7日
- 平成 1年1月8日~
- JIS規格と戸籍六法の混在方式(MIX)
JIS規格方式と戸籍六法方式を混在させた方式に従って元号を区切ります。混在方式に従った元号の区切りは次のとおりです。
- 明治 1年9月8日~45年7月30日
- 大正 1年7月30日~15年12月25日
- 昭和 1年12月25日~64年1月7日
- 平成 1年1月8日~
- 数字表示(OFF)
元号が変わった最初の年を「1年」と表示します。
- 元年表示(ON)
元号が変わった最初の年を「元年」と表示します。
GUI画面のCUIフィールドボックスに表示するけい線の種類を指定します。この指定は,XMAP3以外のシステムで作成したマップとの互換性のためのものであり,XMAP3のドロー機能で生成したマップでは指定は無効です。
- SOLID:実線
- ETOUT:凸型(盛り上がった線)
- ETIN :凹型(へこんだ線)
設定値が,上記指定値以外の場合,SOLIDが仮定されます。なお,CUI画面では,設定値は常にSOLIDとして扱われます。
GUI画面のCUIフィールドボックスに表示するけい線の太さを指定します。けい線種にSOLID(実線)を指定したときのけい線の太さを次の表に示します。この指定は,XMAP3以外のシステムで作成したマップとの互換性のためのものであり,XMAP3のドロー機能で生成したマップでは指定は無効です。
表6-3 けい線種に実線を指定したときのけい線の太さ
けい線幅 |
けい線の太さ |
NARROW |
細線 |
MIDDLE |
中線 |
WIDE |
太線 |
EWIDE |
極太線 |
設定値が,この表の指定値以外の場合は,NARROWが仮定されます。ただし,けい線種別にETOUT(凸型),およびETIN(凹型)を指定したときのけい線の太さは,けい線幅にこの表の指定値のどれを指定しても中線となります。また,CUI画面では,けい線は常にNARROW(細線)として扱われます。
CUI画面の入出力フィールド,またはGUI画面のCUIフィールドボックス中の入出力フィールドのアンダードットの有無を指定します。
- ON :アンダードットあり(標準値はこの設定)
- OFF:アンダードットなし
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