画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発・実行ガイド
6.4.2 キー操作のカスタマイズ
フィールドキー(Endキー)を押したときの動作を指定します。
- カーソル以降をクリア(AFTER)
カーソル以降の文字をクリアします。標準値はこの設定になります。
- テキスト/フィールド内全クリア(ALL)
カーソル位置に関係なくフィールド内のすべての文字列をクリアします。
後退キーの動作を指定します。
- 直前のオブジェクト(BTAB)
直前のオブジェクトにフォーカス(またはカーソル)を移動します。
- 1文字削除(BSDEL)
直前の文字を削除し,間を詰めます。
- ヌル((00)16)置換(BSNULL)
直前の文字を削除し,間を詰めないでその位置をヌル(00)16にします。
CUI画面のフィールド,またはGUI画面のフィールドボックス,入出力テキストボックスでの挿入キーの動作を指定します。
- 挿入/上書きモードの切り替え(TGL)
挿入キー操作で挿入モードと上書きモードを切り替えます。この場合,挿入モードではカーソルがIの形状(アイカーソル)になり,上書きモードでは■の形状(ボックスカーソル)になります。
- ヌル((00)16)文字挿入(NULL)
挿入キー操作でその位置にヌル((00)16)文字を挿入します。
挿入キーの動作で「挿入/上書きモードのデフォルト設定」を設定したときに,挿入/上書きモードの初期状態を指定します。
- 上書きモード(UPDATE)
初期状態は上書きモードとなります。標準値はこの設定になります。
- 挿入モード(INSERT)
初期状態は挿入モードとなります。
挿入キーの動作で「ヌル((00)16)文字挿入」を設定したときに,ヌル((00)16)文字挿入できる範囲を指定します。
- テキスト/フィールドの最後まで文字を挿入(FIELD)
テキスト(またはフィールド)の最後まで文字を挿入できます。挿入によって,右側にはみ出した文字は削除されていきます。標準値はこの設定になります。
- テキスト/フィールドのヌル(00)16まで文字を挿入(NULL)
テキスト/フィールドの右側にヌル(00)16が空いているとき,空いている分だけ挿入できます。空きがなくなった時点でエラーになります。
データキー(106キーボードではCtrl+Endキー)を押したときの動作を指定します。
- 未入力状態(RESET)
すべての入出力テキスト・フィールドを未入力状態にします。そのまま何も入力せずに画面確定(送信)すると,APには初期クリア文字が返ります。
- ヌル((00)16)クリア状態(SET)
すべての入出力テキスト・フィールドをヌルクリア状態(フィールドキーを押した状態)にします。そのまま何も入力せずに画面確定(送信)すると,APにはデータ消去通知文字が返ります。
入力直後APへ制御を渡す(自動送信)動作を指定します。なお,コンボボックス,またはスピンボックスの値をホイールマウスで変更している間は,この設定項目の内容にかかわらず,自動送信はされません。自動送信属性を指定したコンボボックス,またはスピンボックスの値をホイールマウスで変更するとき,ホイールマウスで値を変更したあとに,他オブジェクトにフォーカスを移動させると,自動送信が行われます。
- 常に制御を渡す(ALL)
入力直後APへ制御を渡す指定を行っているオブジェクトに対して,フォーカス/カーソル離脱時に,常に制御を渡します。
- データ変更時だけ制御を渡す(UPDATE)
入力直後APへ制御を渡す指定をしたオブジェクトに対して,データ操作があった場合だけ,フォーカス/カーソル離脱時に,制御を渡します。
リストボックスでのマウス動作を指定します。
- マウスクリックだけで動作(MULTI)
マウスでの選択動作はクリックだけで行います。
- Shiftキー/マウスドラッグも使用(EXTENDED)
複数選択リストボックスの場合,マウスクリック以外にもShiftキー併用による連続選択動作や,マウスドラッグによる連続選択動作を可能にします。
- ダブルクリックによるイベント通知を使用する(サービス名.DCLSTW=)
この項目をチェックすると,リストボックス上の項目をダブルクリックすると「送信」と同様のイベント通知動作となります(SEND)。チェックをオフにすると,ダブルクリックは選択→選択解除のトグル動作となります(NORMAL)。また,リストボックスが「自動スキップ属性」の場合は,自動スキップ動作が優先され,この指定は無視されます。
強制確定キーの動作を指定します。
- この項目をチェックすると,PA1~3/Break/Screenキーを押した場合に画面上のデータ内容をチェックしないでAPにイベントを通知する,強制確定キーになります(FORCE)。
- チェックをオフにすると画面上のデータ内容をチェックして,その内容が妥当であればAPにイベントを通知します(CHECK)。
- この項目をチェックすると強制確定キーを操作した場合,イベントだけの通知を行い,画面上のデータをAPに送りません(XPIBASE)。
- チェックをオフにすると,画面上のデータをAPに送ります(NORMAL)。ただし,強制確定キーの場合,画面上のデータ内容をチェックしないため,そのデータ内容はAPでチェックする必要があります。
フィールドボックス,およびCUI画面でのコピー&ペースト動作のモードを指定します。
- 単一フィールド(FIELD)
単一フィールドだけがコピー&ペーストの対象となります。標準値はこの設定になります。
- 複数フィールド(RECTANGLE)
表などに並んだ複数のフィールドがコピー&ペーストの対象になります。
ただし,複数行にわたるフィールドを含む画面を対象とする場合は指定しないでください。
GUI画面については,どちらを選択しても単一フィールドになります。
テキストエディタなどからXMAP3の実行時の画面にコピー&ペーストするときに,タブまたは改行コードもペーストするかどうかを指定します。コピー&ペーストモードで「単一フィールド」を選択している場合に指定できます。
- この項目をチェックすると,コピーした文字列をタブおよび改行コードも含めてペーストします(0)。
- チェックをオフにすると,コピーした文字列をタブおよび改行コードを削除してペーストします(3)。なお,コピー&ペーストモードで「複数フィールド」を指定している場合,「タブ/改行コードをペーストする」の指定にかかわらず,タブおよび改行コードは矩形領域をコピー&ペーストするための制御用のコードとなります。
コピー&ペースト操作をするキーを指定します。
- Ctrl+Ins&Shift+Ins(Ins)
コピーキーをCtrl+InsとしペーストキーをShift+Insにします。
- Ctrl+C&Ctrl+V(CV)
コピーキーにCtrl+Cを,ペーストキーにCtrl+Vを追加します。Ctrl+InsおよびShift+Insの操作も有効になります。
- PC/WSで切り替え(SYSTEM)
C/Sシステム構成のとき,PCではCtrl+C&Ctrl+Vにし,WSではCtrl+Ins&Shift+Insが操作キーになります。
なお,Ctrl+C&Ctrl+V指定のとき,ショートカットキー指定にCtrl+C&Ctrl+Vがあった場合,ショートカットキーの指定は無効になり,コピー&ペースト動作が優先されます。
このオプションは,旧バージョンのXMAP3での操作との互換性を保つための機能です。現在のWindowsシステムで提供されるコピー&ペーストやマウスの標準操作とは異なりますので,一般には使用しないでください。この項目をチェックしなくても,マウスのドラッグでコピー範囲を選択する機能は使用できます。
- この項目をチェックするとマウス左ボタンのダブルクリックや右ボタンのクリックでのコピー&ペースト処理を使用できます(ON)。
- チェックをオフにするとマウスによるコピー&ペースト処理は使用できません(OFF)。メニューやキーによる操作でコピー&ペーストだけを行います。
CUI画面,およびGUI画面のフィールドボックスでのカーソルキーの動作を指定します。動作の詳細については,マニュアル「XMAP3 プログラミングガイド 画面編」を参照してください。
- すべての位置(FREE)
カーソルは,フィールドの有無に関係なく,画面のどこにでも移動します。標準値はこの設定になります。
- 活性フィールド(PROTECT2)
カーソルは,キー入力できるフィールド(活性)の先頭に移動します。
- すべてのフィールド(PROTECT1)
カーソルは,フィールドの活性,不活性に関係なくすべてのフィールドの先頭に移動します。
CUI画面,およびGUI画面のフィールドボックスのスクロールバーの操作で,カーソルがウィンドウまたはフィールドボックスの端にきたとき,ウィンドウやフィールドボックスをスクロールしてカーソルを見える状態にするかどうかを指定します。
- 連動してスクロールする(ON)
カーソルと連動してスクロールします。標準値はこの設定になります。
- 独立した動作をする(OFF)
カーソルとスクロールは独立して動かします。したがって,カーソルをどのように移動してもウィンドウは止まったままになります。
GUI画面のフィールドボックスでのスクロールの単位を指定します。
縦方向のスクロールの単位を01~24行で指定します。なお,ホイールマウスでスクロールする場合,指定したスクロール量は,ホイールマウスを1メモリ回転させたときのスクロール量になります。
横方向のスクロールの単位を01~80けたで指定します。なお,ホイールマウスによる横スクロールには対応していません。
CUI画面,およびGUI画面のフィールドボックスで,スクロール動作によってカーソルが見えない状態になったとき,カーソルをスクロールアウトしないで,常に見える状態にするかどうかを指定します。
- 移動して見える状態にする(ON)
カーソルがCUI画面,およびフィールドボックスの表示領域の外に出ないように移動します。
- 移動しない(OFF)
カーソルは,移動しません。ウィンドウやフィールドボックスの外に出て,見えなくなることもあります。標準値はこの設定になります。
GUI画面のフィールドボックスに入力フィールドがない場合のカーソルキー動作を指定します。
- カーソル移動(CURS)
カーソルキーの操作によりフィールドボックス上のカーソルが移動します。03-00よりも古いバージョンのXMAPと同じ動作にしたい場合はこちらを選択してください。
- スクロール(BAR)
カーソルキーの操作によりフィールドボックスがスクロールします。スクロールバー上の矢印ボタンを押した場合と同じ動作となります。この指定を行った場合は,フィールドボックス上にカーソルは表示されません。
GUI画面のフィールドボックスで,表示形態が「一部上書」で同じ画面を表示する場合,スクロール状態を,前回と同じ状態に維持するかどうかを指定します。表示形態が「全面書換」の場合,スクロール状態の指定は無効となります。
- 維持する(ON)
前回のスクロール状態を維持します。
「カーソルと連動したスクロール」で「連動してスクロール」を指定している場合,画面表示時にカーソルが見えない位置にあるため,スクロールが必要になったときは,前回のスクロール状態から最小限のスクロールをします。
「カーソルと連動したスクロール」で「独立した動作をする」を指定のとき,カーソルの位置にかからわらず,前回と同じスクロール状態で表示します。
- 維持しない(OFF)
スクロール状態を維持しません。標準値はこの設定になります。
ラジオボタンおよび単一選択リストボックスで,フォーカスが位置づいた項目を自動的に選択状態とするかどうかを指定します。
- 選択キー操作,またはマウス操作により選択(FREE)
フォーカスを位置づけても,項目は選択状態になりません。項目は,キー操作やマウス操作で選択します。
- フォーカスを位置づけることにより選択(FOCUS)
フォーカスが位置づいた項目は,自動的に選択されます。
該当ラジオボタン,または単一選択リストボックスで,カーソルキーでフォーカスを移動すると選択項目もフォーカス位置に移動します。
該当ラジオボタン,または単一選択リストボックスで,項目が何も選択されていない状態でカーソルキーを操作すると,フォーカスだけ移動して項目は選択されません。
コンボボックスのメニューが表示されていないときに,カーソルキーを押したときの動作を指定します。なお,この設定項目の設定内容にかかわらず,ホイールボタンを回転させた場合は,メニューを選択します。
- カーソルキーでメニューを開く(OPEN)
メニューが表示されていない状態でカーソルキーを押すと,メニューが表示されるようになります。表示されたメニューから,メニュー項目を選択します。
- カーソルキーでメニューを選択する(SELECT)
メニューが表示されていない状態でカーソルキーを押すと,メニューを表示しないでメニュー項目を選択できるようになります。上カーソルキーまたは下カーソルキーを押すと,対応するメニュー項目が逐次,コンボボックスに表示されます。
キーの割り当てを指定します。このオプションは,すべてのサービスで共通となり,各サービスに指定できません。なお,表示サービス名には,必ず*を指定してください。
- ONLINE:オンライン系(PFキーはAPで使用できる)
標準値はこの設定になります。
- MOTIF:Motif,Windows系(「PF10」の機能は,メニューバーへのフォーカス移動となる)
OLTP(TP1/NET/XMAP3)構成で,XMAP3画面の表示中に「Ctrl+P」(印刷キー処理)操作によって,CUI画面およびGUI画面のフィールドボックスを対象に,画面そのものの印刷ではなく,オブジェクトの文字データやけい線などを論理的に印刷する論理ハードコピーを行います。その印刷の出力先である印刷サービス名を指定します。
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