画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発・実行ガイド
OLTPクライアント構成で,XMAP3をクライアントとして,クライアントサーバ型のオンライン業務を行う場合の構成です。リモートプロシジャコールを使用して,サーバ側のAPとクライアント側のAPとでデータをやり取りします。
オンラインシステム構成の場合,XMAP3の構成はスタンドアロン構成と同じになります。ただし,通信環境の定義としてOpenTP1(TP1/LiNK)の設定が必要になります。XMAP3のセットアップファイルについては,マニュアル「OpenTP1 運用と操作」を参照してください。
クライアントにあるAPがRPC(Remote Procedure Call)することで,サーバのOpenTP1に対して処理を要求し,受注データ処理を行います。
クライアントのAPは,TRANSCEIVE文で画面の入出力をし,RPCでサーバ(OpenTP1)に対してファイルの参照や更新を要求するプログラムです。
サーバ側では,OpenTP1下で六つのAPが待機していて,クライアントからの要求で起動されます。また,索引ファイルの「受注ファイル(ORDER)」,「商品ファイル(SHOUHIN)」,「得意先ファイル(CUST)」を使用しています。
上記,OpenTP1使用時のユーザ業務例の処理概要を次に示します。
サーバ /クライアント |
使用するソフトウェア | |||
---|---|---|---|---|
XMAP3 | コンパイラ※1 | DB※2 | OLTP | |
サーバ | - | 日立COBOL(-RTS), VC++,VC++.NET,またはVB |
HiRDB※3 または ISAM※4 |
TP1/LiNK |
クライアント | XMAP3/REPORT3(-RTS),XMAP3/NET (-RTS)またはXMAP3/Enterprise Edition(-RTS) |
日立COBOL(-RTS), VC++,VC++.NET,またはVB |
- | TP1/Client/P |
OLTPクライアント構成を使用した,クライアント側のAPサンプルとして「OLTP1GC.CBL」を提供しています。「OLTP1GC.CBL」は「XMAP3インストールフォルダ\SAMPLES\COBOL」に格納されています。
このサンプルは,RPCを使用してサーバ側にあるファイルをアクセスします。
サンプルプログラムのAPの流れを以下に示します。
AP適用の応用として,サーバ側のプリンタに帳票を出力する構成例を示します。この構成の場合は,サーバ側のソフトウェア構成にXMAP3を追加して,利用してください。
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