帳票システム構築支援 uCosminexus EUR uCosminexus EUR Print Manager 帳票出力

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1.5 クライアントPCでの対話型印刷

クライアントPCで,印刷したいプリンタとトレイを設定して帳票を印刷できます。クライアントPCが帳票を受信すると,印刷先を設定するダイアログが表示されます。ダイアログでプリンタとトレイを設定して帳票を印刷します。また,クライアントPCが帳票を受信すると,印刷プレビューが表示され,そのあと,ダイアログでプリンタとトレイを設定して帳票を印刷することもできます。

帳票受信時にクライアントPCで印刷先を設定する印刷方法を,クライアントPCでの対話型印刷といいます。また,印刷プレビューを表示したあと,印刷先を設定する印刷方法を,対話型印刷プレビュー表示といいます。

帳票受信時に印刷を許可しないで,プレビュー表示だけさせることもできます。この方法を,対話型印刷プレビュー表示限定といいます。

クライアントPCでの対話型印刷のシステム構成を次に示します。

図1-12 クライアントPCでの対話型印刷のシステム構成

[図データ]

  1. 印刷要求
    印刷要求が業務アプリケーションに送られます。
  2. 転送
    EUR Print Manager - Adapterは,ユーザーデータファイルを印刷管理サーバのEUR Print Managerに転送します。
  3. EPF形式ファイル生成
    転送されたユーザーデータファイルとあらかじめ印刷管理サーバに配置しておいた印刷定義ファイルから,印刷データ(EPF形式ファイル)が生成されます。
  4. 印刷データ転送
    EUR Print Managerは,生成された印刷データ(EPF形式ファイル)をクライアントPCに転送します。
  5. プレビュー,印刷,またはプレビュー表示印刷
    クライアントPCからのプレビュー表示,印刷実行,またはプレビュー表示印刷ができます。印刷するときは,印刷先をダイアログで指定します。

クライアントPCでの対話型印刷をするためには,クライアントPCにEUR Print Manager - Clientが必要です。

<この節の構成>
1.5.1 帳票を対話型印刷する手順