帳票システム構築支援 uCosminexus EUR uCosminexus EUR サーバ帳票出力
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EUR サーバ帳票出力機能を使って帳票をExcel形式ファイルに出力する場合に,エラーレベルまたはワーニングレベルのメッセージを出力します。ログ採取レベルは,環境変数EURPS_EXCELLOGFILELEVELで変更できます。
- ログファイルに出力する情報
- ヘッダ情報として,Excel形式ファイル出力を実行した製品の形名,およびライブラリ(Windows環境の場合はLibXLS.dll,UNIX/Linux環境の場合はlibxls.so)のバージョン,リビジョン番号が出力されます。
- ワーニングレベルのメッセージとして,複数のアイテムが同一セルに配置された場合に,出力されないアイテムの情報が出力されます。
- エラーレベルのメッセージとして,Excel形式ファイル出力時に発生したエラーメッセージが出力されます。
- ログファイルの出力形式の詳細については,「8.7.1 EPS-XLSXログの出力形式」を参照してください。
- ログファイル名
- ログファイルは次の名称で出力されます。
- eurpsxlsxYYYYMMDDhhmmsslll_PPPPPPPPPP.log
- YYYY
- 実行時刻の西暦年を示します。
- MM
- 実行時刻の月を示します。
- DD
- 実行時刻の日を示します。
- hh
- 実行時刻の時を示します。
- mm
- 実行時刻の分を示します。
- ss
- 実行時刻の秒を示します。
- lll
- 実行時刻のミリ秒を示します。
- PPPPPPPPPP
- 実行時のプロセスIDを示します。
- ログファイルの出力先の指定
- 環境変数,または環境設定ファイルのEURPS_LOGFILEPATHで指定したeurps.logの出力先フォルダと同じフォルダに出力します。指定したログファイルの出力先が存在しない場合,またはログファイルの出力先が指定されていない場合は,出力先フォルダを自動的に作成し,ログファイルを出力します。
- EURPS_LOGFILEPATHについては,「7.26.6 EURPS_LOGFILEPATH」を参照してください。
- ログファイルの出力先の自動生成については,「8.6.1 コマンド実行時にeurpsログの出力先フォルダを作成する機能」を参照してください。
- 環境変数EURPS_LOGFILEPATHが設定されていない場合は,次に示すファイルを検索します。
- ・Windows環境の場合
- MS-DOS環境の環境変数TMPで指定されたフォルダ環境変数
- ・UNIX/Linux環境の場合
- /var/opt/eurpsディレクトリ
- EURPS_LOGFILEPATHと環境設定ファイルEURPS_ENV中の変数EURPS_LOGFILEPATHを同時に設定した場合は,環境変数の値が有効になります。
- 注意
- 環境変数EURPS_LOGFILEPATHで,ログファイルを指定した場合は,次の事項を確認してください。
- 指定した出力先フォルダに,実行,および書き込み権限があるかどうかを確認してください。
- 出力先フォルダには,書き込み権限を与えてください。
- 指定した出力先フォルダに既存のログファイルがある場合,そのログファイルに書き込み権限があるかどうかを確認してください。
- 既存のログファイルに上書きする場合は,書き込み権限を与えてください。
- ログファイルの出力単位
- ログファイルは,Excel形式ファイルを出力するたびに,エラーレベルまたはワーニングレベルのメッセージと一緒に一つのファイルとして出力されます。Excel形式ファイルを複数回出力すると,出力した回数だけログファイルが出力されます。ただし,出力するエラーレベルまたはワーニングレベルのメッセージがない場合は,ログファイルは出力されません。
- ログファイルの容量
- 出力されるEPS-XLSXログファイルの最大ファイル容量は2GBです。採取したログの容量が2GBを超えた場合は,2GBまではログファイルに出力されます。それ以降のログは出力されません。
- ログファイルへのメッセージ出力レベルの指定
- ログファイルに出力するメッセージは,メッセージ出力レベルの指定によって出力する内容を変更できます。メッセージ出力レベルは,環境変数EURPS_EXCELLOGFILELEVELに設定します。次に示す2種類のメッセージ出力レベルを設定することで,出力されるメッセージの内容を選択できます。
表8-2 メッセージ出力レベル
| 環境変数の設定値 |
出力されるメッセージの内容 |
| INFO |
エラーレベル(Error(Err))とワーニングレベル(Warning(War))のログを出力します(デフォルト)。 |
| ERROR |
エラーレベル(Error(Err))だけを出力します。 |
- ログファイルに出力されるメッセージの内容を次に示します。
- エラーレベル
- Excel形式ファイル出力時に発生したエラーメッセージを出力します。
- ワーニングレベル
- 複数のアイテムが同一セルに配置された場合に,出力されないアイテムの情報を出力します。
- ログファイルに出力される情報の詳細については,「8.7.1 EPS-XLSXログの出力形式」を参照してください。
- ログファイルに出力されるメッセージは,次に示す文字コードで表示されます。なお,変換できない文字は,「?」で出力されます。
- Windows環境の場合:UTF-16で表示されます。
- UNIX/Linux環境の場合:設定されている文字ロケール環境に依存します。
- <この節の構成>
- 8.7.1 EPS-XLSXログの出力形式
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