透かし情報ファイルは,PDF形式ファイルの印刷後の複写,偽造および改ざんを検知するための情報を指定したファイルです。
PDF形式ファイルに透かし情報ファイルの情報を埋め込むには,Windowsの日本語環境に,紙の番人のPDF機能がインストールされている必要があります。
透かし情報ファイルを設定すると,使用できる機能を次に示します。
- 複写検知機能
PDF形式ファイルを印刷した紙を複写すると,複写された紙に複写模様が表示されます。PDF形式ファイルから印刷した紙と複写された紙は見た目が異なるため,複写による不正な持ち出しを防止できます。
![[図データ]](FIGURE/ZU051900.GIF)
EUR サーバ帳票出力機能では,PDF形式ファイルに埋め込む画像ファイル,および画像ファイルの表示方法を指定できます。
複写検知機能でPDF形式ファイルに埋め込める画像形式の詳細については,紙の番人のドキュメントを参照してください。
- 偽造・改ざん検知機能
PDF形式ファイルを印刷する時,用紙内の指定した部分に地紋透かしを印刷します。専用の検証ソフトウェアを利用すると,地紋透かしに埋め込んだ情報を取り出すことができます。用紙に印刷した情報を地紋透かしに埋め込んでおくことで,元の文書から偽造または改ざんされているかどうか調べられます。
![[図データ]](FIGURE/ZU051950.GIF)
EUR サーバ帳票出力機能では,PDF形式ファイルに埋め込むデータ,色,濃さ,および位置を指定できます。
検証ソフトウェアの詳細については,紙の番人のドキュメントを参照してください。
- <この節の構成>
- 7.16.1 透かし情報ファイルの作成
- 7.16.2 透かし情報ファイルの保存場所
- 7.16.3 透かし情報ファイルの指定例
All Rights Reserved. Copyright (C) 2008, 2011, Hitachi, Ltd.