帳票システム構築支援 uCosminexus EUR uCosminexus EUR サーバ帳票出力
環境設定ファイルは,テキストエディタで直接編集するほかに,[EUR サーバ環境設定ファイルエディタ]ダイアログから編集することもできます。[EUR サーバ環境設定ファイルエディタ]ダイアログを使用すると,次の利点があります。
[EUR サーバ環境設定ファイルエディタ]ダイアログは,EUR Developer,Windows版のEUR Print Service,およびWindows版のEUR Print Service Enterpriseで使用できます。UNIX/Linux環境で使用する環境変数も指定できます。環境変数の詳細については「7.26 環境設定ファイル」を参照してください。
ここでは,[EUR サーバ環境設定ファイルエディタ]ダイアログで環境設定ファイルを編集する方法について説明します。
[EUR サーバ環境設定ファイルエディタ]ダイアログは,スタートメニューの[EUR Developer],[EUR Print Service],または[EUR Print Service Enterprise]から[EUR サーバ環境設定ファイルエディタ]を選択すると表示されます。
[EUR サーバ環境設定ファイルエディタ]ダイアログの操作手順は次のとおりです。
[EUR サーバ環境設定ファイルエディタ]ダイアログで環境設定ファイルを編集するときは,次の機能を使用すると効率的に作業できます。
環境変数の値が正しいかどうかは,環境設定ファイルを開く時,および環境設定ファイルを保存する時に自動でチェックされますが,環境設定ファイルの編集途中でもチェックを実施できます。[編集]−[値のチェック]を選択すると,その時点で設定されている環境変数の値に対してチェックを実施します。
なお,チェックされる内容は,環境設定ファイルを開く時,環境設定ファイルを保存する時,および[値のチェック]を選択した時でそれぞれ異なります。詳細については「3.4.1(4) [EUR サーバ環境設定ファイルエディタ]ダイアログでチェックされる内容」を参照してください。
環境変数で指定されているフォルダまたはファイルのパスを一括で置換できます。[編集]−[パスの置換]を選択すると,[パスの置換]ダイアログが表示されます。
[検索する文字列]テキストボックス,および[置換後の文字列]テキストボックスに入力して,[一括置換]ボタンをクリックすると,パスが一括置換されます。
[表示フィルタ]リストボックスでは,環境変数は次の表のとおり分類されます。
表3-18 [表示フィルタ]リストボックスでの環境変数の分類
| 分類 | 環境変数 |
|---|---|
| 基本設定 | EURPS_IMAGEPATH |
| EURPS_MAPDATAPATH | |
| EURPS_OUTPUTPATH | |
| EURPS_REPORTPATH | |
| EURPS_USERDATAPATH | |
| データベース | EURPS_DBINFOPATH |
| 複数様式 | EURPS_MULTI_REPORTSETPATH |
| EURPS_MULTIFORM_INFODEFPATH | |
| ファイル・フォルダ | EURPS_BOOKMARKPATH |
| EURPS_CRYPTOFILEPATH | |
| EURPS_DBINFOPATH | |
| EURPS_DISTINFOPATH | |
| EURPS_DOCINFOPATH | |
| EURPS_ENVFILE | |
| EURPS_EXCELTMPPATH | |
| EURPS_IMAGEPATH | |
| EURPS_LOGFILEPATH | |
| EURPS_MAPDATAPATH | |
| EURPS_MULTI_REPORTSETPATH | |
| EURPS_MULTIFORM_INFODEFPATH | |
| EURPS_OUTPUTPATH | |
| EURPS_PDL_EXGOTFONTPATH | |
| EURPS_PDL_EXMINFONTPATH | |
| EURPS_PRINTERINFPATH | |
| EURPS_REPLACEITEMCNTLPATH | |
| EURPS_REPLACEITEMPATH | |
| EURPS_REPORTPATH | |
| EURPS_SCRIPTCNTLFILEPATH | |
| EURPS_SCRIPTFILEPATH | |
| EURPS_TESTPRINTFILE | |
| EURPS_TINTINFOPATH | |
| EURPS_TMPPATH | |
| EURPS_USERDATAPATH | |
| EURPS_VIEWERPREFERENCEFILEPATH | |
| データ補正 | EURPS_CSV_PRINT_PERIOD |
| EURPS_FIXOPT | |
| EURPS_FONT_ROUNDDOWN | |
| EURPS_FONT_WIDTH_MODE | |
| EURPS_GAIJIFONT | |
| EURPS_NOSKIP_OUTPUTSPACE | |
| EURPS_REPLACEITEMCNTLPATH | |
| EURPS_REPLACEITEMPATH | |
| EURPS_SKIP_OUTPUTSPACE | |
| EURPS_USE_05_06_FONT_LANG | |
| EURPS_USE_05_06_FONT_REPLACE | |
| バーコード・QRコード | EURPS_CODE128_PARAM |
| EURPS_CODE39_PARAM | |
| EURPS_QR_CELL_SIZE_D | |
| EURPS_QR_CELL_SIZE_M | |
| EURPS_QR_CORRECTION_LEVEL | |
| EURPS_QR_VERSION | |
| PDF出力 | EURPS_BOOKMARKPATH |
| EURPS_DISTINFOPATH | |
| EURPS_OUTPUTPDF_VER | |
| EURPS_PDF_IMAGE_OPTIMIZEMEM | |
| EURPS_PDF_OUTPUT | |
| EURPS_PDF_SAMEIMAGE | |
| EURPS_SCRIPTCNTLFILEPATH | |
| EURPS_SCRIPTFILEPATH | |
| EURPS_SKIP_OUTPUTSPACE | |
| EURPS_TINTINFOPATH | |
| EURPS_VIEWERPREFERENCEFILEPATH | |
| PDF暗号化 | EURPS_CRYPTOFILEPATH |
| Excel出力 | EURPS_EXCELLOGFILELEVEL |
| EURPS_EXCELTMPPATH | |
| システム運用・保守 | EURPS_ENVFILE |
| EURPS_EXCELLOGFILELEVEL | |
| EURPS_EXCELTMPPATH | |
| EURPS_LOGFILELEVEL | |
| EURPS_LOGFILEPATH | |
| EURPS_LOGSIZE | |
| EURPS_MAX_SPOOL_PAGES | |
| EURPS_PRINT | |
| EURPS_REPORT_LOGERROR | |
| EURPS_REPORT_WARNING | |
| EURPS_TESTPRINTFILE | |
| EURPS_TMPPATH | |
| EURPS_TRACE | |
| EURPS_TRACE_DRAWAPI | |
| UNIX固有 | EURPS_J84GA16 |
| EURPS_J84GA24 | |
| EURPS_J84GA48 | |
| EURPS_J84GA72 | |
| EURPS_J84GA96 | |
| EURPS_J84GK16 | |
| EURPS_J84GK24 | |
| EURPS_J84GK48 | |
| EURPS_J84GK72 | |
| EURPS_J84GK96 | |
| EURPS_J84MA16 | |
| EURPS_J84MA24 | |
| EURPS_J84MA48 | |
| EURPS_J84MA72 | |
| EURPS_J84MA96 | |
| EURPS_J84MK16 | |
| EURPS_J84MK24 | |
| EURPS_J84MK48 | |
| EURPS_J84MK72 | |
| EURPS_J84MK96 | |
| その他 | − |
(凡例) −:該当なし
[EUR サーバ環境設定ファイルエディタ]ダイアログでは,次の三つのタイミングで環境変数の設定値が正しいかどうかチェックされます。
それぞれのタイミングでチェックされる内容を,次の表に示します。
表3-19 各タイミングでチェックされる内容
| チェックするタイミング | チェックされる内容 |
|---|---|
| 環境設定ファイルを開く時 |
|
| 環境設定ファイルを保存する時 |
|
| [編集]−[値のチェック]を選択した時 |
注※1 数値を指定する環境変数,および幾つかの決められた設定値から選択する環境変数に関してチェックします。
注※2 相対パス,およびUNIX/Linuxのパス(/で始まるパス)はチェックしません。
[EUR サーバ環境設定ファイルエディタ]ダイアログを使用する場合の注意事項について次に示します。
[EUR サーバ環境設定ファイルエディタ]ダイアログは,英語ロケール,中国語ロケール,および日本語ロケールで使用できます。ロケールごとのサポートする文字集合およびエンコーディングを次の表に示します。
表3-20 ロケールごとのサポートする文字集合およびエンコーディング
| ロケール | 文字集合 | エンコーディング |
|---|---|---|
| 英語 | Unicode | CP1252 |
| 中国語 | Unicode | CP936 |
| 日本語 | Unicode | CP932 |
なお,それぞれのロケールでサポートしない文字列を[値]に入力した場合,「?」に変換されて表示されます。
未サポートの環境変数が記述されている環境設定ファイルを読み込んだ場合,[表示フィルタ]リストボックスの「その他」を選択すると,次のように表示されます。
[値]テキストボックスには任意の文字列を入力できます。未サポートの環境変数の値を修正したい場合は,テキストボックスの値を直接編集してください。
ただし,「その他」で指定した内容はチェックされません。
設定値の入力が完了すると,[環境変数一覧]リストボックスの環境変数名の横にが付いた状態になります。
を再度クリックすると
になりますが,環境変数自体がファイルから削除されるので注意してください。
コメントとして残しておきたい場合は,テキストエディタで直接開いて編集してください。
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