帳票システム構築支援 uCosminexus EUR uCosminexus EUR サーバ帳票出力
帳票を出力するときは,出力形式ごとにフォントの出力結果が異なります。出力形式ごとのフォントの出力結果について説明します。
プリンタ出力では,使用するOSによって出力結果が異なります。
Window環境のプリンタに出力するときは,文字幅の計算方法と出力結果が次のように異なります。
UNIX/Linux環境のプリンタ(PostScript Level2,LIPSIII,およびESC/P対応プリンタ)に出力するときは,帳票に指定されているフォントを置き換えて出力します。詳細については,「2.4.2(3) フォントの置き換え結果」を参照してください。
ただし,文字幅計算方法の指定に「動的」を設定して,PostScript Level2対応プリンタに出力した場合は,エラー(KEEU079-E)になります。
PDF形式ファイルへのフォントの出力方法と注意事項について,次に示します。
帳票アイテムのフォント,フォント埋め込みの有無,および文字幅計算方法の指定による,PDF形式ファイルへのフォントの出力方法の違いを次に示します。
表2-11 PDF形式ファイルへのフォントの出力方法の違い
| 帳票アイテムのフォント | フォント埋め込み | 文字幅計算方法の指定 | PDF形式ファイルへのフォントの出力方法 |
|---|---|---|---|
| プロポーショナルフォント | なし | − | フォントの書体名称を出力※1 |
| あり | フォントを埋め込んで出力 | ||
| 固定ピッチフォント | なし | 動的 | フォントの書体名称を出力※1 |
| 静的 | フォントを置き換えて出力※2 | ||
| あり | 動的 | フォントを埋め込んで出力 | |
| 静的 |
フォントの書体名称を出力した場合,印刷・表示環境にフォントがインストールされている必要があります。フォントを埋め込んで出力した場合は,印刷・表示環境にフォントがインストールされている必要はありません。フォント埋め込みの有無によるPDF形式ファイルの表示・印刷結果の違いを,次に示します。
表2-12 PDF形式ファイル出力のフォントの埋め込み
| フォント埋め込み | 印刷・表示環境でのPDF形式ファイルのフォント | PDF形式ファイルの表示・印刷結果 |
|---|---|---|
| なし | あり | PDF形式ファイル出力時のフォントで表示・印刷されます。 |
| なし | 正しく表示・印刷できません。 | |
| あり | あり | PDF形式ファイルに埋め込んだフォントで表示・印刷されます。 |
| なし |
なお,フォントを埋め込まない場合,PDF形式ファイルのファイルサイズはフォントを埋め込んだ場合に比べて小さくなります。
次に示すフォントを,Windows XPまたはWindows Server 2003で表示・印刷する場合は,「MS ゴシック & MS 明朝 JIS2004 対応フォント」パッケージをインストールしてください。
また,次に示すフォントは,Windows VistaまたはWindows Server 2008で表示・印刷してください。Windows XPおよびWindows Server 2003では,正しく表示・印刷できません。
EUR形式ファイルに出力するときは,文字幅計算方法の指定がEUR形式ファイルに出力されます。
EUR形式ファイルをEUR Viewerで表示・印刷する場合のフォントの出力結果については,マニュアル「EUR クライアント帳票出力」を参照してください。
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