4.1 マップコンペアの概要
マップコンペアの機能概要について説明します。
マップコンペアとは,同一バージョンのXMAP3で生成した定義体(物理マップ,書式イメージファイル,行制御データファイル)同士を比較して,その同一性を検証する機能です。
指定した定義体が一致するかどうかを次の観点で比較し,比較の結果を画面またはプリンタに出力します。
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定義体のファイルのサイズ
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定義体のファイルの内容
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定義体が生成された日付と時刻
マップコンペアの概要を次の図に示します。
- 〈この節の構成〉
(1) マップコンペアの用途
マップコンペアは次のような目的に利用できます。
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定義ファイルの定義内容を更新してマップ生成した場合に,定義体が新しい内容になっているかを確認する
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あるフォルダ下の定義ファイルを一括してマップ生成したあと,生成漏れはないかどうかを確認する
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定義体をほかのWindowsの環境にコピーした場合に,両方の環境にある定義体が同一かどうかを確認する
複数の定義体をまとめて比較,検証できるため,実行環境の構築時や更新時などに役立ちます。
(2) 比較できる対象
次のファイルを対象にして比較できます。
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物理マップ(.pmp)
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書式イメージファイル(.fmp)
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行制御データファイル(.pci)
比較対象には,必ず拡張子が付いているファイルを指定してください。
(3) マップコンペアの比較単位
必要に応じて,次に示す単位で比較できます。
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ファイル単位
二つのファイル同士の内容を比較します。
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フォルダ単位
二つのフォルダに含まれるファイル同士の内容を比較します。比較する二つのフォルダに格納されているファイルの数が異なっていてもかまいません。ファイルの数が異なる場合は,比較対象がないファイルに関して,そのファイルが一方のフォルダだけに存在することを知らせるメッセージが,一覧表示のメッセージ欄に表示されます。