画面・帳票サポートシステム XMAP3 実行ガイド


19.12.3 エラーコードの一覧

マッピングライブラリ機能のエラー発生時にsyslogファイルに記録されるエラーコードについて,エラーコード順に説明します。

〈この項の構成〉

(1) 共通エラーコード

各要求時のエラーコードを次に示します。

表19‒22 マッピングライブラリ機能のエラーコード(共通)

項番

エラーコード

エラー内容

1

01000001

要求インタフェース領域のポインタが未設定です。

(S)

処理を終了します。

(U)

AP中の要求インタフェース領域の設定処理を見直し,再コンパイル後,再実行してください。

2

01000002

要求種別の内容が不正です。

(S)

処理を終了します。

(U)

AP中の要求インタフェース領域の設定処理を見直し,再コンパイル後,再実行してください。

3

01010001

共通インタフェース領域のポインタが未設定です。

(S)

処理を終了します。

(U)

AP中の共通インタフェース領域の設定処理を見直し,再コンパイル後,再実行してください。

4

01010002

共通インタフェース領域のIDが不正です。

(S)

処理を終了します。

(U)

AP中の共通インタフェース領域の設定処理を見直し,再コンパイル後,再実行してください。

5

01000101

オープン命令(OPEN要求)をしないで,表示・印刷命令(SEND要求)を発行しています。

(S)

処理を終了します。

(U)

AP中のjsvwadrv関数を発行している処理で,発行順序が正しいかどうか見直し,再コンパイル後,再実行してください。

6

01000102

オープン命令(OPEN要求)をしないで,クローズ命令(CLOSE要求)を発行しています。

(S)

処理を終了します。

(U)

AP中のjsvwadrv関数を発行している処理で,発行順序が正しいかどうか見直し,再コンパイル後,再実行してください。

7

01000104

オープン命令(OPEN要求)または表示・印刷命令(SEND要求)をしないで,入力命令(RECEIVE要求)を発行しています。または,プリンタに対してRECV要求を発行しています。

(S)

処理を終了します。

(U)

AP中のjsvwadrv関数を発行している処理で,発行順序が正しいかどうか見直し,再コンパイル後,再実行します。

8

01000105

オープン命令(OPEN要求)をしないで,オープン命令(MDO要求)を発行しています。

(S)

処理を終了します。

(U)

AP中のjsvwadrv関数を発行している処理で,発行順序が正しいかどうか見直し,再コンパイル後,再実行します。

(凡例)

(S):システムの障害処理

(U):ユーザの対応

(2) クローズ命令(CLOSE要求)時のエラーコード

クローズ命令(CLOSE要求)時のエラーコードを次に示します。

表19‒23 マッピングライブラリ機能のエラーコード(CLOSE)

項番

エラーコード

エラー内容

1

02000301

ログファイルのクローズ処理でエラーが発生しました。

(S)

処理を終了します。

(U)

(凡例)

(S):システムの障害処理

(U):ユーザの対応

(3) オープン命令(MDO要求)時のエラーコード

オープン命令(MDO要求)時のエラーコードを次に示します。

表19‒24 マッピングライブラリ機能のエラーコード(MDO)

項番

エラーコード

エラー内容

1

03000001

マッピングインタフェース領域のポインタが未設定です。

(S)

処理を終了します。

(U)

AP中のマッピングインタフェース領域の設定処理を見直し,再コンパイル後,再実行します。

2

03000002

マッピングインタフェース領域の第3引数が不正です。

(S)

処理を終了します。

(U)

AP中のマッピングインタフェース領域の設定処理を見直し,再コンパイル後,再実行します。

(凡例)

(S):システムの障害処理

(U):ユーザの対応

(4) オープン命令(OPEN要求)時のエラーコード

オープン命令(OPEN要求)時のエラーコードを次に示します。

表19‒25 マッピングライブラリ機能のエラーコード(OPEN)

項番

エラーコード

エラー内容

1

04000001

ホスト名取得処理でエラーが発生しました。

(S)

処理を終了します。

(U)

2

04000201

AP内で仮想端末名を指定していない場合,仮想端末名ファイルの先頭行の内容が不正です。

(S)

処理を終了します。

(U)

仮想端末名ファイルを見直し,再実行してください。

3

04000301

ログファイルのオープンエラーまたは編集エリアの確保エラーが発生しました。

(S)

処理を終了します。

(U)

次のどちらかの処理をしてください。

  • ほかのAPを終了するか,UNIXを再起動する。

  • ログファイルを出力するために指定したディレクトリに書き込みできるかを確認する。

4

04000401

マッププールエリアの確保時にエラーが発生しました。

(S)

処理を終了します。

(U)

ほかのAPを終了するか,UNIXを再起動してください。

5

04000402

マッピングライブラリ管理テーブルの確保時にエラーが発生しました。

(S)

処理を終了します。

(U)

ほかのAPを終了するか,UNIXを再起動してください。

(凡例)

(S):システムの障害処理

(U):ユーザの対応

(5) 入力命令(RECEIVE要求)時のエラーコード

入力命令(RECEIVE要求)時のエラーコードを次に示します。

表19‒26 マッピングライブラリ機能のエラーコード(RECEIVE)

項番

エラーコード

エラー内容

1

05000001

物理マップ名としてスペースまたはNULL(0x00)が指定されています。

(S)

処理を終了します。

(U)

AP中の共通インタフェース領域の設定処理を見直し,再コンパイル後,再実行してください。

2

05000801

入力論理マップ長が必要なサイズよりも小さいです。

(S)

処理を中止します。

(U)

APの共通インタフェース領域の設定処理を見直し,再コンパイル後,再実行してください。

(凡例)

(S):システムの障害処理

(U):ユーザの対応

(6) 表示・印刷命令(SEND要求)時のエラーコード

表示・印刷命令(SEND要求)時のエラーコードを次に示します。

表19‒27 マッピングライブラリ機能のエラーコード(SEND)

項番

エラーコード

エラー内容

1

06000001

物理マップ名としてスペースまたはNULL(0x00)が指定されています。

(S)

処理を終了します。

(U)

AP中の共通インタフェース領域の設定処理を見直し,再コンパイル後,再実行してください。

2

06000005

論理セグメント長が制限を超えています。

(S)

処理を終了します。

(U)

次のどちらかの処理をしてください。

  • XMAP3 Developerでビッグエンディアンを指定してマップを再作成し,UNIXへ転送して利用する。

  • AP中のjsvwadrv関数を発行している処理で指定したパラメタが正しいかどうか見直し,再コンパイル後,再実行する。

3

06000301

標準ログファイルの出力エラーが発生しました。

(S)

処理を終了します。

(U)

ファイルを出力するために指定したディレクトリに書き込みできるかを確認してください。

4

06000302

拡張ログファイルの出力エラーが発生しました。

(S)

処理を終了します。

(U)

ログファイルを出力するために指定したディレクトリに書き込みできるかを確認してください。

(凡例)

(S):システムの障害処理

(U):ユーザの対応

(7) 仮想端末名ファイル解析時のエラーコード

仮想端末名ファイル解析時のエラーコードを次に示します。

表19‒28 ファイル解析のエラーコード

項番

エラーコード

エラー内容

1

09000202

AP内で仮想端末名を指定していない場合,仮想端末名ファイルの行末が改行コードとなっていません。

(S)

処理を終了します。

(U)

仮想端末名ファイルの内容を見直し,再実行してください。

2

09000203

AP内で仮想端末名を指定していない場合,仮想端末名ファイルの内容が不正です。

(S)

処理を終了します。

(U)

仮想端末名ファイルの内容を見直し,再実行してください。

3

09000204

AP内で仮想端末名を指定している場合,仮想端末名ファイルの内容が不正です。

(S)

処理を終了します。

(U)

仮想端末名ファイルの内容を見直し,再実行してください。

4

09000205

仮想端末名ファイル内に一致する仮想端末名がありません。

(S)

処理を終了します。

(U)

仮想端末名ファイルの内容を見直し,再実行してください。

5

09000401

仮想端末名ファイルのエリア確保時にエラーが発生しました。

(S)

処理を終了します。

(U)

ほかのAPを終了するか,UNIXを再起動してください。

6

09000501

仮想端末名ファイルのオープン処理でエラーが発生しました。

(S)

処理を終了します。

(U)

次のどちらかの処理をしてください。

  • AP環境ファイルが読めるかどうかを確認し,再実行する。

  • 読めない場合は,アンインストール後,再インストールする。

7

09000502

仮想端末名ファイルのファイルサイズ取得処理でエラーが発生しました。

(S)

処理を終了します。

(U)

次のどちらかの処理をします。

  • AP環境ファイルが読めるかどうかを確認し,再実行する。

  • 読めない場合は,アンインストール後,再インストールする。

8

09000503

仮想端末名ファイルのリード処理でエラーが発生しました。

(S)

処理を終了します。

(U)

次のどちらかの処理をします。

  • AP環境ファイルが読めるかどうかを確認し,再実行する。

  • 読めない場合は,アンインストール後,再インストールする。

(凡例)

(S):システムの障害処理

(U):ユーザの対応