19.9.5 リモートデスクトップサービスを利用した構成で利用する場合の制限
ロギング支援は,リモートデスクトップサービスのサーバおよびクライアントのどちらからでも利用できます。ただし,次に示すXMAP3機能の制限に注意してください。
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クライアントでロギング支援を利用するには,サーバの接続方法として「デスクトップ形式」で利用する必要があります。「単純ウィンドウ形式」での利用はできません。
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ロギング支援の環境情報(プロパティ)は,サーバおよびクライアントのどちらからでも設定できます。ただし,この設定は,同時に一つのサーバまたはクライアントからだけ操作できます。設定した環境情報は,すべてのクライアントで実行されるロギング支援の動作に反映されます。設定時に,同時に別のクライアントで実行されているロギング支援機能には,変更した環境情報は反映されません。環境情報を反映するには,ロギング支援を再起動してください。
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クライアントで取得したログ情報は,クライアント(コンピュータ名,またはIPアドレス※)とユーザ名(リモートデスクトップサービスのログインユーザ名)ごとに保管と表示を行います。サーバ上のログ情報は,次の形式で保管されます。
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XMAP3インストールフォルダ\ADM\WTS_LOG\コンピュータ名\ユーザ名
同じクライアントでロギング支援を実行した場合でも,利用ユーザが異なると,ほかの利用ユーザで保管したログ情報を参照することはできません。
- 注※
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日立Windows-based Terminalの場合は,クライアントのコンピュータ名が設定されないためにIPアドレスを使用します。ただし,DHCP環境下では,サーバに接続する時にIPアドレスが決定されるため,接続のたびにIPアドレスが変更されます。この場合には,リモートデスクトップサービスを切断する前に,そのときに保管したログ情報を参照(ログビューア)してください。
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一つのクライアント上で,同一のユーザが複数のロギング支援を同時に実行することはできません。ただし,クライアントが別のWindowsマシンの場合,またはユーザが異なる場合,同時に実行することはできます。
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クライアントで取得したログ情報は,すべてWindowsサーバ上に保管されるので,ログ情報のディスク占有量に注意が必要です。環境設定で「追加書き」としている場合は,特に注意してください。不要なログ情報は,クライアントでロギング支援が実行されていないことを確認した上,Windowsサーバ上でファイルを削除してください。
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リモートデスクトップサービスでは,異なるクライアント端末間で,同一のセッションを同一のユーザが共通に使用できます。しかし,このようなリモートデスクトップサービスの運用では,保守機能を使用することはできません。
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Windowsサービス上でXMAP3サーバを起動しているマシンに,リモートデスクトップサービスのクライアントで接続し,ロギング支援を使用できません。次のどちらかの方法でロギング支援を起動してください。
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タスクスケジューラにロギング支援の実行ファイル(XMAP3インストールフォルダ\BIN\X3LLOGMN.exe)を登録し,タスクを実行する※
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Windowsサービス上でXMAP3サーバが動作しているマシンに直接ログインし,ロギング支援を起動する
- 注※
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タスクスケジューラを使ったロギング支援の起動では,ロギング支援の画面やタスクトレーのアイコンが表示されません。ロギング支援のプロパティを変更したい場合は,事前にスタートメニューからのロギング支援を起動し,プロパティを変更してください。
事前に変更したプロパティは,タスクスケジューラで起動したロギング支援に引き継がれます。
Windowsのschtasksコマンドを使用して,ロギング支援をタスクスケジューラに登録し起動する方法を次に示します。
schtasksコマンドを実行するコマンドプロンプトは「管理者として実行」を使用して起動してください。
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タスクスケジューラにロギング支援のタスクを登録します。
タスクの登録には次のコマンドを指定してください。
schtasks /create /ru system /tn "XMAP3ロギング支援" /tr "XMAP3インストールフォルダ\BIN\X3LLOGMN.exe" /sc once /st 00:00
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ロギング支援のタスクを起動します。
タスクの起動には次のコマンドを指定してください。
schtasks /run /TN "XMAP3ロギング支援"
ロギング支援のタスクを終了するコマンドとタスクスケジューラに登録したタスクを削除する方法を次に示します。
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ロギング支援のタスクを終了します。
タスクの終了には次のコマンドを指定してください。
schtasks /end /TN "XMAP3ロギング支援"
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タスクスケジューラに登録したロギング支援のタスクを削除します。
タスクの削除には次のコマンドを指定してください。
schtasks /delete /TN "XMAP3ロギング支援"
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