19.8.3 リモートデスクトップサービスを利用した構成で利用する場合の制限
ハードコピー機能は,リモートデスクトップサービスのサーバおよびクライアントのどちらからでも利用できます。ただし,次に示すXMAP3機能の制限に注意してください。
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クライアントでハードコピーを利用するには,サーバの接続方法として「デスクトップ形式」で利用する必要があります。デスクトップ形式は,サーバ側のデスクトップも含めてクライアントのウィンドウに表示され,サーバ側のタスクトレーが表示されます。
「単純ウィンドウ形式」での利用はできません。単純ウィンドウ形式は,あらかじめ設定されたアプリケーションだけがクライアントのウィンドウに表示され,サーバ側のタスクトレーは表示されません。
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ハードコピーの環境情報(プロパティ)は,サーバおよびクライアントのどちらからでも設定できます。ただし,この設定は,同時に一つのサーバまたはクライアントからだけ操作できます。設定した環境情報は,すべてのクライアントで実行されるハードコピーの動作に反映されます。設定時に,同時に別のクライアントで実行されているハードコピー機能には,変更した環境情報は反映されません。環境情報を反映するには,ハードコピー機能を再起動してください。
なお,ハードコピー機能のプロパティ設定で,「「通常使うプリンタ」へ印刷」が設定してあれば,ハードコピー機能を再起動しなくても,Windowsのプリンタ設定の変更で,通常使うプリンタを変更できます。
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クライアントでハードコピーを採取する場合には,ホットキー([Print Screen]または[Alt]+[Print Screen])を使用できません。
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クライアントでハードコピーを実行する場合,クライアントに接続されたローカルプリンタ名を指定した「特定のプリンタ」の機能は利用できません。サーバのネットワークプリンタとして利用するか,「通常使うプリンタ」を利用してください。なお,リモートデスクトップサービスのクライアント側のプリンタがサーバ側にリダイレクト登録される場合,ハードコピー使用時にこれらのプリンタを選択すると,クライアント側のプリンタを使用できます。