画面・帳票サポートシステム XMAP3 実行ガイド


16.5.1 J2EEサーバモードの場合の設定

J2EEサーバに関する内容を設定します。

〈この項の構成〉

(1) CosminexusベースのWebシステム構成の場合

CosminexusベースのWebシステム構築は,Cosminexusの運用管理機能ツールのセットアップウィザードからアプリケーションサーバを構築します。Webシステムの構築については,マニュアル「Cosminexus システム構築ガイド」またはマニュアル「Cosminexus システム構築・運用ガイド」を参照してください。

また,XMAP3 Cosminexus連携機能を利用したシステムを実行するため,次に示すJ2EEサーバコンテナの拡張パラメタにクラスパスを設定します。J2EEサーバのコンテナ設定については,マニュアル「Cosminexus 運用管理ポータル操作ガイド」のJ2EEサーバの基本設定内のJ2EEコンテナの設定を参照してください。

(a) XMAP3実行クラスライブラリの登録

XMAP3 Cosminexus連携機能が提供するクラスライブラリを拡張パラメタに登録します。

設定値

add.class.path=XMAP3インストールフォルダ\LIB\xmap3server.jar

(b) COBOLクラスパスおよびライブラリパスの登録

開発言語にCOBOLを使用している場合,CLASSPATHおよびLIBRARYPATHを拡張パラメタに登録します。

設定値

add.class.path=COBOL2002インストールフォルダ\LIB\j2cbrun.jar

add.library.path=COBOL2002インストールフォルダ\BIN

(2) CosminexusとOpenTP1サーバで連携するWebシステム構成の場合

設定内容は,TP1/Client/Jを使用した場合と,TP1/Client/JとTP1 Connectorを使用した場合とで異なります。J2EEサーバの定義については,マニュアル「TP1/COBOL adapter for Cosminexus ユーザーズガイド」を参照してください。

(a) クラスライブラリパスの設定(TP1 Connectorの場合)

Managed環境でCosminexusからTP1 Connectorを使用する場合,TP1 Connectorの共通クラスライブラリ(tp1concommon.jar)とTP1/Client/Jのクラスライブラリを定義します。J2EEサーバのユーザ定義ファイル(usrconf.cfg)を編集し,次に示す文字列を記述してください。

add.class.path=TP1 Connectorインストールディレクトリ\\lib\\common\\tp1concommon.jar
add.class.path=TP1/Client/Jインストールディレクトリ\\TP1Client.jar

(b) RA属性ファイルの編集およびRARファイルの作成(TP1 Connectorの場合)

TP1/Client/Jの定義ファイルには次の設定を登録してください。

[dcrapdirect=Y]
[dchost=窓口となるOpenTP1のホスト名]
[dcrapport=RAPサービスのポート番号(10020)]

RARの起動前に次に示す3点を確認してください(トランザクションを使うときだけ確認が必要です)。

  • リソースアダプタのトランザクションサポートレベルが「XATransaction」になっている。

  • 接続先OpenTP1のリモートAPIサービスおよびXAリソースサービスが起動している。

  • J2EEサーバのライトトランザクション機能が無効になっている。

(3) CosminexusとVOS3 DCCM3で連携するWebシステム構成の場合

CosminexusとVOS3 DCCM3で連携するシステムの場合,次に示す環境変数を設定します。

(a) 環境変数CLASSPATHの設定

環境変数CLASSPATHに,下記にあるj2tp1run.jarを設定します。

格納フォルダ

TP1/COBOL拡張Server Run Time for Cosminexusインストールフォルダ\lib\

(b) 環境変数PATHの設定

環境変数PATHに,下記のパスを設定します。

格納フォルダ

TP1/COBOL拡張Server Run Time for Cosminexusインストールフォルダ\bin\