画面・帳票サポートシステム XMAP3 実行ガイド


9.5.1 UNIX版XMAP3の印刷環境の設定

表示・印刷環境ファイル(XPWconfig)に,使用するプリンタ種別やLIPSコマンドの作成モードを指定します。表示・印刷環境ファイルの形式については,「7.2.3 表示・印刷環境ファイル(X3PCONF/XPWconfig)」を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) 印刷システムを指定する(*.PCQPRX=)

UNIX上のプリンタで印刷する場合,次の印刷システムを利用できます。

(2) プリンタ種別を指定する(印刷サービス名.PCRPRT=)

UNIX版XMAP3では使用するプリンタ種別を指定する必要があります。

印刷サービス名には,LPスプーラ出力用の印刷サービス名を記述してください。ここで指定したプリンタ種別と実際のプリンタが異なる場合,正しく印刷できません。プリンタ種別と表示・印刷環境ファイルの設定値を次に示します。

(3) LIPSコマンドの作成モードを指定する(印刷サービス名.PCLIPS=)

LIPS適応プリンタの場合,XMAP3 Server Runtimeが生成するLIPSコマンドの作成モードを指定できます。必要に応じて,指定してください。

LIPSコマンドの作成モードと表示・印刷環境ファイルの設定値を次に示します。

LIPS II+とLIPS IIIでは,サポートする機能に差があります。それぞれのLIPSプリンタでサポートする機能については,マニュアル「XMAP3 開発ガイド」を参照してください。

LIPS III対象プリンタ以外でPCLIPS=3を指定した場合は,正しく印刷できません。また,出力対象プリンタがLIPSプリンタ以外の場合は,設定が無効になります。

(4) 用紙サイズが合わないときの動作を指定する(印刷サービス名.PCTRAY=)

PostScriptプリンタで印刷する場合に,プリンタの標準設定と帳票で指定された用紙サイズが合わないときの動作を指定します。

この指定は,プリンタによっては動作しないことがあります。また,この指定はUNIX版XMAP3サーバ上の印刷サービスに対してだけ有効です。

(5) 上マージンの値を指定する(印刷サービス名.POMGTP=)

上マージンの指定がないマップ帳票を印刷するときの,単票の上マージンの値を0〜255の範囲で指定します。上マージンの値は,単票では0mm〜255mm,連票では0mmです。

この指定は,UNIX版XMAP3サーバ上の印刷サービスに対してだけ有効です。

(6) 左マージンの値を指定する(印刷サービス名.POMGLF=)

左マージンの指定がないマップ帳票を印刷するときの,単票の左マージンの値を0〜255の範囲で指定します。左マージンの値は,単票では0mm〜255mm,連票では0mmです。

この指定は,UNIX版XMAP3サーバ上の印刷サービスに対してだけ有効です。

(7) 水平インサータプリンタの印刷用紙の排出先を指定する(印刷サービス名.POOTDR=)

用紙の排出先の指定がないカット紙のマップ帳票を,水平インサータプリンタに対して印刷したときの,印刷用紙の排出先を指定します。

この指定は,UNIX版XMAP3サーバ上の印刷サービスに対してだけ有効です。