画面・帳票サポートシステム XMAP3 実行ガイド


9.3.9 帳票の印刷環境に関する設定

表示・印刷環境ファイルで設定する環境について,ファイル上だけで設定できる項目だけを説明します。

〈この項の構成〉

(1) 印刷用紙種別(印刷サービス名.POPAKD=)

テスト印刷での印刷用紙を連続紙にするかカット紙にするかを設定します。APでの印刷ではドローの帳票定義,または旧バージョンのXMAP3で作成したマップ定義ファイルの定義内容で用紙種別が決まります。

設定値がCONT,CUT以外の場合は,CUTとして扱われます。この指定はテスト印刷だけに有効であり,テスト印刷以外の印刷では,帳票定義の指定が有効になります。

(2) 印刷用紙排出有無(印刷サービス名.POPAOT=)

旧バージョンのXMAP3で作成したマップ定義ファイルからのマップ生成を実行した場合で,マップ定義ファイルに印刷動作の指定がないときに,印刷時仮定される印刷動作を設定します。ドローの帳票定義でマップを生成した場合には,帳票定義時の印刷動作指定が有効になります。

指定パラメタ

排出動作

NON

印刷前後とも改ページなし

BEF

印刷前改ページあり

AFT

印刷後改ページあり

BOT

印刷前後とも改ページあり

(3) 印刷字間値(印刷サービス名.POCHPC=)

旧バージョンのXMAP3で作成したマップ定義ファイルからのマップ生成を実行した場合で,マップ定義ファイルに字間値指定がない場合に,仮定される字間値を設定します。ドローの帳票定義でマップを生成した場合には,帳票定義時の字間値が有効になります。設定できる値は,00〜15です。パラメタの指定を省略すると,00(0ポイント)が仮定されます。

(4) 印刷行ピッチ(印刷サービス名.POLNPC=)

旧バージョンのXMAP3で作成したマップ定義ファイルからのマップ生成を実行した場合で,マップ定義ファイルに行間隔の指定がない場合に,仮定される行間隔を設定します。ドローの帳票定義でマップを生成した場合には,帳票定義時の行間隔が有効になります。設定できる値は次のとおりです。

3LPI4LPI6LPI8LPI

(5) 印刷後ヘッド位置(印刷サービス名.POPRHD=)

旧バージョンのXMAP3で作成したマップ定義ファイルからのマップ生成を実行した場合で,マップ定義ファイルに印刷動作の指定がないときに,仮定される印刷動作を設定します。ドローの帳票定義でマップを生成した場合には,帳票定義時の印刷動作指定が有効になります。標準値は,連続紙指定でページ長が0でない場合,マップ指定最終行の次行の先頭です。連続紙,またはカット紙指定でページ長が0または不定の場合,有効データ最終行の次行先頭です。設定できる値は次のとおりです。

DATEND,MAPEND

用紙指定

ページ長

(POPAGE)

空白行印字

DATEND指定時のヘッド位置

MAPEND指定時のヘッド位置

連続紙

≠0

あり

マップ指定最終行の次行の先頭

マップ指定最終行の次行の先頭

なし

有効データ最終行の次行の先頭

マップ指定最終行の次行の先頭

連続紙/単票

=0

または不定

あり

有効データ最終行の次行の先頭

有効データ最終行の次行の先頭

なし

有効データ最終行の次行の先頭

有効データ最終行の次行の先頭

(6) ユーザAP起動有無(印刷サービス名.PCPAPP=)

PDFファイルを出力する場合で,出力後に任意のユーザAPを起動させたいときに,起動APのファイルパスを,ドライブ名を含む絶対パスで指定します。ファイルパスにスペースを含む場合,必ず「"」で囲んでください。

印刷サービス名に「*」を指定すると,すべての印刷サービスに有効な起動APを設定できます。