7.1.2 環境設定ファイルを編集するときの注意
環境設定ファイルを編集するときの注意について説明します。
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1行に1項目設定する。
1行ごとに指定できるバイト数は,環境設定ファイルによって異なります。詳細については,「7.2 環境設定ファイルの形式」を参照してください。
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行末で改行を挿入する。
改行を挿入しないと,設定した内容で正しく動作しないことがあります。
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ファイルを保存するときに,Unicode形式で保存しない。
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コメント行は行頭に#を挿入する。
コメントの記号として読まれない#があります。「#PRT」「#DSP」などです。
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各ファイルに関する項目の設定を合わせる。
各環境設定ファイルの中で合わせる必要のある項目を次の表に示します。項目の設定内容が異なる場合は,表示,および印刷機能を使用できません。
表7‒1 各ファイルで設定を合わせる項目 項目
設定するファイル名
ホスト名
システムホスト名ファイル(HOSTSファイル)※1,
サービス名ファイル(X3PHOST/XPWhosts)
サービス名
サービス名ファイル(X3PHOST/XPWhosts),
仮想端末名ファイル(X3MWHOST/XMAPhosts)
サービス番号(ポート番号)
システムサービス名ファイル(SERVICESファイル)※2
SERVICESファイルのサービス名
システムサービス名ファイル(SERVICESファイル)※2,
サーバ起動ファイル(X3PSERV)
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表示・印刷セットアップで[標準値]ボタンをクリックすると,次の環境設定ファイルの設定値は,すべて新規インストールした直後の状態に戻ります。このため,テキストエディタで編集した情報も削除されるので注意してください。
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仮想端末名ファイル
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表示・印刷環境ファイル
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フォント構成ファイル
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プリンタ構成ファイル
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AP環境ファイル
また,印刷拡張セットアップで設定した情報も削除されるので,印刷拡張セットアップで再設定してください。
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各環境設定ファイルの変更後は,XMAP3を再起動する。
C/S構成で,サーバホスト上のXMAP3サーバの構成情報を変更し再起動したら,XMAP3クライアントも再起動する。
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各環境設定ファイルのアドレスを重複させない。
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修復できない障害が発生した場合は,システムを起動し直す。
修復できない障害(例えば,誤って電源を切ってしまったなど)が発生した場合は,電源を再び入れてシステムを起動し直してください。
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書式印刷では次に示すファイルは無効である。
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仮想端末名ファイル
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マッピング構成ファイル
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マッピング属性ファイル
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環境設定ファイルでファイルパスやフォルダパスを指定する場合,環境変数(%PATH%,$PATHなど)を使用したパスは指定できません。