画面・帳票サポートシステム XMAP3 実行ガイド


6.3.5 OLTPクライアント構成の設定例

OLTPクライアント構成で,XMAP3をクライアントとして,クライアント/サーバ型のオンライン業務をする場合の構成です。RPCを使用して,サーバ側のAPとクライアント側のAPとでデータをやり取りします。

[図データ]

〈この項の構成〉

(1) セットアップ

オンラインシステム構成の場合,XMAP3の構成はスタンドアロン構成と同じになります。ただし,通信環境の定義としてOpenTP1(TP1/LiNK)の設定が必要になります。XMAP3のセットアップファイルについては,マニュアル「OpenTP1 運用と操作」を参照してください。

(2) AP適用例

クライアントにあるAPが,RPCでサーバのOpenTP1に対して処理を要求し,受注データを処理します。

クライアントのAPは,TRANSCEIVE文で画面の入出力をし,RPCでサーバ(OpenTP1)に対してファイルの参照や更新を要求するプログラムです。

サーバ側では,OpenTP1下で六つのAPが待機していて,クライアントからの要求で起動されます。また,索引ファイルの「受注ファイル(ORDER)」,「商品ファイル(SHOUHIN)」,「得意先ファイル(CUST)」を使用しています。

上記,OpenTP1使用時のユーザ業務例の処理概要を次に示します。

[図データ]

(3) ソフトウェア構成

サーバ/クライアント

使用するソフトウェア

XMAP3

コンパイラ※1

DB※2

OLTP

サーバ

COBOL2002(Runtime)またはVisual C++

HiRDB※3またはISAM※4

TP1/LiNK

クライアント

Windows版XMAP3 Server RuntimeまたはXMAP3 Client Runtime

COBOL2002(Runtime)またはVisual C++

TP1/Client/P

(凡例)

−:なし。

注※1

使用するコンパイラが必要になります。

注※2

DB連携しない業務では,DBに関するソフトウェアは不要です。

注※3

HiRDBのほかに,SQL ServerやOracleなども使用できます。

注※4

ISAMは,COBOL2002に標準添付されています。