6.1.3 帳票(プリンタ)出力と環境設定の関連
プリンタの実行環境は,APで指定する仮想端末名,仮想端末名ファイル,表示・印刷セットアップ,およびWindows上のプリンタの設定が関連します。また,接続するプリンタが1台の場合と2台以上では設定内容が異なります。
各設定の関連とプリンタの台数別に必要な設定内容について説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) プリンタ出力のための設定
プリンタの実行環境で関連する設定内容を次の図に示します。
(2) 仮想端末名ファイルの設定
仮想端末名は,1台目と2台目では名称が異なります。次に標準の仮想端末名を示します。
-
プリンタ1(1台目):PRT001
-
プリンタ2(2台目):PRT002
標準提供している設定では,印刷サービス名は,1台目2台目とも#PRTになっています。Windowsで設定した「通常使うプリンタ」を使用する場合は,このままの設定で使用できます。ただし,「通常使うプリンタ」が定義対象のプリンタと一致していないと,定義どおりに印刷されない場合があります。プリンタを追加,変更する場合には,この標準の値を変更する必要があります。
-
プリンタ2を使用する場合
仮想端末名ファイルでPRT002に対応する印刷サービス名を変更します(例:#PRT2)。同時に使用するプリンタ名も指定してください。
-
プリンタを3台以上使用する場合
表示・印刷セットアップで,ほかのプリンタと仮想端末名とサービス名が重複しないように,プリンタの設定を追加してください。同時に使用するプリンタ名も指定してください。