画面・帳票サポートシステム XMAP3 実行ガイド


5.5.3 先行入力使用時の運用

先行入力を使用した画面操作と,先行入力キーの反映動作を説明します。

〈この項の構成〉

(1) 先行入力使用時の画面操作

先行入力使用時は,キーボードロック中にキーを入力できます。キーの入力開始から終了までの操作の流れを説明します。

  1. XMAP3画面のオペレータインジケータに「KBロック」または「処理中」が表示されている状態で,キーを入力します。

    オペレータインジケータに「KBセンコウ」または「先行入力中です。」が表示されます。「KBセンコウ」または「先行入力中です。」は,先行入力中状態を示すメッセージです。

  2. XMAP3画面のオペレータインジケータに「KBセンコウ」または「先行入力中です。」が表示されている状態で,キーを入力し続けます。

    注意事項
    • キーは,128個まで入力できます。キーの数が129個以上になると,オペレータインジケータに「KBアフレ」または「これ以上の先行入力はできません。」が表示され,入力したキーはバッファリングされません。

    • 先行入力機能でオペレータインジケータに表示される入力エラーは,エラーダイアログを表示するオプション(*.DCMSDG=YES)を指定してもダイアログで表示されません。

  3. XMAP3画面のオペレータインジケータに「KBアフレ」または「これ以上の先行入力はできません。」が表示されている場合は,入力を中止して画面が更新されるのを待ちます。

    画面の更新処理が完了して,キーボードロックが解除されると,先行入力したキーは反映され,オペレータインジケータに「キーOK」または「レディ」が表示されます。

キーボードロック中に入力したキーをすべてクリアしたい場合は,取消キー([Ctrl]+[R]キー)を押します。取消キー([Ctrl]+[R]キー)を押すと,オペレータインジケータに「KBロック」または「処理中」が表示されます。取消キーまでに先行入力したキーは取り消され,バッファがクリアされます。

(2) 先行入力キーの反映動作の詳細

先行入力したキーは,画面の更新処理が完了し,キーボードロックが解除されると画面に反映されます。反映時には,反映先のオブジェクトの遷移条件や属性がチェックされます。

先行入力キーの反映動作の流れを次に示します。

  1. XMAP3画面の更新処理が完了して,キーボードロックが解除されます。

  2. アプリケーションで指定されたフォーカス・カーソル位置から,先行入力キーが反映されます。

    反映時には,オブジェクトの遷移条件や属性がチェックされます。

    オブジェクトの遷移条件や属性でエラーが発生した先行入力キーは反映されません。

  3. 先行入力キーが反映されると,XMAP3画面のフォーカスやカーソルが移動します。

  4. 先行入力キーがすべて反映されると,先行入力後に入力したキーが反映されます。

反映動作の例を次に示します。

(例1)使用目的が「数字・数字記号」のフィールドに英字を含むキーを先行入力した場合の1キーごとの反映動作

[図データ]

(例2)文字キーと[送信(実行)]キーを先行入力した場合の反映動作

[図データ]

この例で,XMAP3画面からMENU1画面に遷移する間に「3」を入力すると,先行入力キー「2[送信]」の後ろに追加されます。追加された「3」は,MENU2画面で反映されます。