画面・帳票サポートシステム XMAP3 実行ガイド


5.2.1 キーの機能

画面を制御するキーの,標準で使用できる機能について説明します。説明中の[図データ]および[図データ]は,カーソルを示します。また,各オブジェクトでキーを押したときのスクロール量は次のようになります。

オブジェクト

キー

[→][←]

[↑][↓]

[Ctrl]+[↑↓→←]

フィールドボックス

1列

1行

1行/1列

リストボックス

スクロールしない

1行

1行/1列

コンボボックス

スクロールしない

1行

スクロールしない

ポップアップウィンドウ

スクロールしない

スクロールしない

スクロールしない

〈この項の構成〉

(1) フォーカス・カーソル移動キー

(a) カーソル移動キー([↑][↓][→][←])

キーを1回押すと,カーソルが1文字分移動します。

CUI画面およびフィールドボックス内でのフィールドでのカーソルの移動には次に示す三つの動作があります。

  • 全ての位置

  • 全てのフィールド

  • 活性フィールド

カーソルキーの動作は,表示・印刷セットアップで選択します。表示・印刷セットアップで設定できる動作の項目を次に示します。なお,表示・印刷セットアップの詳細については,「8.4 キー操作に関する設定」を参照してください。

フィールドボックス内で上下方向にカーソルを移動する場合,ワンタッチクリアが設定されているフィールドの先頭以外の位置を通過すると,カーソルの列位置が先頭に移動します。

《全ての位置》
  • フィールドの内外に関係なく,押したキーの向きにカーソルが移動します。

    [図データ]

  • カーソルが画面終点にあるとき[→]を押すと,カーソルは画面始点に移動します。

  • カーソルが画面始点にあるとき[←]を押すと,カーソルは画面終点に移動します。

《全てのフィールド》
  • 押したキーの向きにある,不活性または入力できる状態の入出力フィールドの先頭にカーソルを移動します。

    [図データ]

  1. [↑]は1文字分上の行から始点に向けて,フィールドをサーチします。

  2. [↓]は1文字分下の行から終点に向けて,フィールドをサーチします。

  3. [←]は1文字分左の位置から始点に向けて,フィールドをサーチします。

  4. [→]は1文字分右の位置から終点に向けて,フィールドをサーチします。

  • 入出力フィールドがないときは,カーソルは移動しません。

《活性フィールド》
  • 押したキーの向きにある,入力できる状態の入出力フィールドの先頭にカーソルを移動します。

  • 押したキーの向きについては,《全てのフィールド》の場合と同じです。

  • 入力できる状態の入出力フィールドがないときは,カーソルは移動しません。

    表5‒9 GUIオブジェクトのボックス内のフィールド間のフォーカス・カーソル移動

    移動キー

    オブジェクト

    [→]

    [↓]

    [←]

    [↑]

    ラジオボタン

    前進

    ※1/前進

    後退

    ※1/後退

    チェックボタン

    前進

    ※1/前進

    後退

    ※1/後退

    プッシュボタン

    前進

    ※1/前進

    後退

    ※1/後退

    ポップアップ

    該当しない※2

    該当しない※2

    コンボボックス※3

    該当しない

    該当しない

    リストボックス

    該当しない

    該当しない

    スピンボックス

    該当しない

    ダウンボタンと同じ(値の減少)

    該当しない

    アップボタンと同じ(値の増加)

    注※1

    ボックス内のボタンが複数行に配置されている場合に移動します。

    注※2

    カスケードメニューおよびリストを表示している場合は,下位のメニューおよびリストの表示(前進)/非表示(後退)になります。

    注※3

    キー入力コンボボックスおよび表示・印刷セットアップでカーソルキーでのメニュー表示が設定されているメニュー選択コンボボックスでは,[↑][↓]でメニューを表示します。

  • 次,または下のボタンにフォーカス(入力権)を移動させる移動キー。

    [→][↓]

    [図データ]

  • 一つ前,または上のボタンにフォーカス(入力権)を移動させる移動キー。

    [←][↑]

    [図データ]

  • 次,または下のボタンにフォーカス(入力権)を移動させる移動キー。

    [→][↓]

    [図データ]

  • 次の項目(リスト)にフォーカス(入力権)を移動させる移動キー。

    [↓]

    [図データ]

  • スピンボックスの値をアップダウンさせるキー。

    [↑][↓]

    [図データ]

(b) 後退キー([Back Space])

カーソルが前方に移動します。

表示・印刷セットアップでの[Back Space]キーの指定に対応して動作が次のように異なります。

  • 直前の項目:フィールドの先頭にカーソルを位置づける。

    フィールドの先頭では,前の位置にあるフィールドにフォーカスは移動します。

    [図データ]

    右詰めで表示されている「金額」または「数値」のテキストボックス(またはフィールド)では,右端が先頭位置になります。

    一つ前の入力できる状態の入出力テキストボックス(または入出力フィールド)の先頭にカーソルは移動します。

  • 1文字削除:直前の文字を削除する。

    [図データ]

  • ヌル置換:直前の文字を削除して,ヌル(00)16に置き換える。

    直前の文字が全角文字の場合,2個のヌル(00)16に置き換えます。

    [図データ]

    フィールドボックスの改行入力属性を指定したフィールドでは,直前の文字が半角文字の場合に1個の半角スペースに置き換え,直前の文字が全角文字の場合に2個の半角スペースに置き換えます。

(c) 始点キー([Home])

カーソルのある入力できる状態の入出力テキストボックスの先頭に,カーソルは移動します。

CUI画面およびフィールドボックスでは,画面またはボックス内の先頭のフィールドに移動します。

リスト形式で表示しているポップアップメニューでは,第1レベルのメニュー項目にフォーカスが移動します。

[図データ]

  • 入力できる状態の入出力フィールドがないときは,カーソルは画面始点に移動します。

(d) 復改キー([Enter])

次行の,最初の入力できる状態の入出力フィールドの先頭に,カーソルは移動します。

[図データ]

  • 入力できる状態の入出力フィールドがないときは,カーソルは移動しません。

  • 入力できる状態の入出力フィールドが複数行にわたっているときは,次の行の先頭に移動します。改行入力属性を指定した場合は,カーソルの左側に改行コードを挿入します。

    [図データ]

  • 入力できる状態の入出力テキストボックスでは,カーソルはそのテキストの先頭に移動します。

(e) タブキー([Tab])

ボックス中のカーソル移動

次に入力できる状態の入出力テキストボックス(または入出力フィールド)の先頭に,カーソルが移動します。

[図データ]

  • 入力できる状態の入出力テキストボックス(または入出力フィールド)がないときは,カーソルは移動しません。

  • 画面終点までに,ほかに入力できる状態の入出力テキストボックス(または入出力フィールド)がないときは,カーソルは画面始点に最も近い入力できる状態の入出力テキストボックス(または入出力フィールド)に移動します。

ボックス間のフォーカス(入力権)移動

次のボックスにフォーカスを移動します。

[図データ]

フォーカスが移動するボックスは,次のとおりです。

  • フィールドボックス

  • 入出力テキストボックス

  • ポップアップテキスト

  • コンボボックス

  • スピンボックス

  • リストボックス

  • ボタンボックス(ラジオボタン,チェックボタン,プッシュボタン)です。

(f) シフト+復改([Shift]+[Enter])

次のボックスにフォーカスを移動します。送信動作は実行しません。この動作は,XMAP3の表示・印刷サーバ環境定義ファイルでの動作を「復改」から「送信」に変更した場合でも有効です。

[図データ]

(g) バックタブキー([Shift]+[Tab])

一つ前の入力できる状態の入出力テキストボックス(または入出力フィールド)の先頭への移動
  • 入力できる状態の入出力テキストボックス(または入出力フィールド)がないときは,カーソルは移動しません。

  • カーソルが入力できる状態の入出力テキストボックス(または入出力フィールド)の途中にある場合は,カーソルのある入力できる状態の入出力テキストボックス(または入出力フィールド)の先頭に戻ります。

    [図データ]

  • 画面始点までにほかに入力できる状態の入出力テキストボックス(または入出力フィールド)がないときは,カーソルは画面終点に最も近い,入力できる状態の入出力テキストボックス(または入出力フィールド)の先頭に移動します。

    [図データ]

一つ前のボックスへのフォーカス移動

一つ前のボックスにフォーカスを移動します。

[図データ]

(h) コントロール+復改([Ctrl]+[Enter])

一つ前のボックスにフォーカスを移動します。送信動作は実行しません。この動作は,XMAP3の表示・印刷サーバ環境定義ファイルでの動作を「復改」から「送信」に変更した場合でも有効です。

[図データ]

(i) マイナスタブキー([Ctrl]+[Tab])

属性が「右寄せ」に設定されている入出力テキストボックス(または入出力フィールド)の数字を右寄せして,負(−)記号を付けます。カーソルは次に入力できる状態の入出力テキストボックス(または入出力フィールド)の先頭に移動します。

[図データ]

  • フィールドに負(−)記号を付ける空きがないときは,入力エラーとなります。

  • 入力できないテキストボックス(またはフィールド)にカーソルがあるときは,次に入力できる状態の入出力テキストボックス(または入出力フィールド)の先頭にカーソルを移動します。

  • 右寄せの属性以外では,右寄せしたり負記号を付けたりしないで,次に入力できる状態の入出力テキストボックス(または入出力フィールド)の先頭にカーソルを移動します。

  • フィールドにデータがない場合,負(−)記号を付け,カーソルは次に入力できる状態の入出力テキストボックス(または入出力フィールド)の先頭にカーソルを移動します。

(j) 前行キー

前行の,最初の入力できる状態の入出力フィールドの先頭に,カーソルは移動します。なお,前行キーは,初期値では使用できません。表示・印刷セットアップで[PageUp]キーに割り当てられます。

[図データ]

  • 画面で最初の入力できる状態の入出力フィールドより前にカーソルがある場合,画面で最後の入力できる状態の入出力フィールドの先頭にカーソルは移動します。

  • 入力できる状態の入出力フィールドがないときは,カーソルは移動しません。

  • 入力できる状態の入出力フィールドが複数行にわたっているときは,前の行の先頭に移動します。

    [図データ]

  • 入力できる状態の入出力テキストボックスでは,カーソルはそのテキストの先頭に移動します。

(k) 最終フィールドキー

画面で最後の入力できる状態の入出力フィールドの先頭にカーソルは移動します。なお,最終フィールドキーは,初期値では使用できません。表示・印刷セットアップで[End]キーに割り当てられます。

[図データ]

  • すでに画面で最後の入力できる状態の入出力フィールドの先頭にカーソルがあるときは,カーソルは移動しません。

  • 入力できる状態の入出力テキストボックスでは,カーソルはそのテキストの先頭に移動します。

(2) 画面の移動に使用するキー

(a) スクロールキー([Ctrl]+[↑][↓][→][←])

画面上に表示されていないプレーン領域をスクロールし,見えるようにできます。対象となるオブジェクトを次の表に示します。

表5‒10 画面の移動に使用するキー

オブジェクト

[Ctrl]+[↓]

[Ctrl]+[↑]

[Ctrl]+[→]

[Ctrl]+[←]

マウス選択オブジェクト

フィールドボックス

下方向にスクロール

上方向にスクロール

右方向にスクロール

左方向にスクロール

リストボックス

最下行にスクロール

最上行にスクロール

最右行にスクロール

最左行にスクロール

文字入力オブジェクト

無効

注※

ポップアップで表示されるリストでは,[Ctrl]+[→]または[Ctrl]+[←]のときは,水平方向に半角1文字分スクロールします。

フィールドボックス

押したキーの向きに,指定した行,列分画面の表示が移動します。

[図データ]

リストボックス

押したキーの向きに,プレーンの端までリストボックスが移動します。

(3) 文字編集キー

文字入力できるオブジェクトにだけ使用できます。

(a) 挿入キー([Insert])

文字入力できるオブジェクトにだけ使用できます。

カーソル以降の文字が右にずれ,カーソル位置から押した数だけ「空き」ができます。

空きに文字を入力してください。

なお,表示・印刷セットアップの「挿入/上書きモードのデフォルト設定」で「挿入モード」を指定している場合,挿入キーを使用しなくても,入力した文字が自動的に挿入されます。

[図データ]

  • 入力できない状態のテキストボックス(またはフィールド)には,文字の挿入はできません。

  • 入力・表示したデータをAPへ返す状態になります。

  • 日本語(漢字)フィールドは[Insert]を1回押すと2カラムの「空き」ができます。

  • 入出力テキスト・フィールドで,使用目的が「数値」のとき(ただし,詳細目的が「数字・数字記号」の場合は除く),[Insert]を押すとカーソル位置に0(ゼロ)が入力されます。

  • 入出力テキスト・フィールドで,使用目的が「数値」,詳細目的が「数字・数字記号」のとき,[Insert]を押すとカーソル位置にヌル((00)16)が入力されます。

    [図データ]

  • フィールドボックスの改行入力属性を指定したフィールドでは,半角スペースに置き換えます。

《挿入キー仕様を「NULLまで」とした場合》表示・印刷セットアップで変更した場合

[Insert]で空きを作るとフィールドから文字があふれてしまう場合は,挿入できません。

[図データ]

《挿入キー仕様を「フィールドの終わりまで」とした場合》標準仕様の場合

[Insert]で空きを作るとフィールドから文字があふれてしまう場合は,あふれた文字は消去されます。

[図データ]

(b) 削除キー([Delete])

カーソル位置の1文字が消え,カーソル以降の文字列が1文字分左に詰まります。全角文字のときは,2カラム分左に詰まります。

[図データ]

  • [Delete]を押してもカーソルは移動しません。

  • 文字を消去してできた領域には,ヌル((00)16)が入ります。

  • 入力できない状態の入出力テキストボックス(または入出力フィールド)の文字は,削除キーで消去できません。

  • 入力・表示したデータをAPへ返す状態(転送状態)になります。

  • ヌル((00)16)はAPへは返されません。詰めた型となります。

埋字指定があれば桁寄せ向きに従って桁寄せされ,埋字が入れられます。

カーソル以降の文字を削除する場合は,フィールドキーを使用します。オプションでカーソルのあるフィールド全体を消去することもできます。

(c) フィールドキー([End])

  • 文字が入力できるオブジェクト

    • カーソル以降の消去(標準仕様)

      入力できる状態の入出力テキストボックス(または入出力フィールド)内で,カーソル位置からフィールドの終わりまでの文字を消去します。

      [図データ]

    • 入力できない状態のテキストボックス(またはフィールド)の文字は,[End]で消去できません。

    • 入力・表示したデータをAPへ返す状態(転送状態)になります。

  • カーソルのあるフィールド全体の消去《表示・印刷セットアップのオプション》

    [図データ]

  • マウス選択できるオブジェクト

    オブジェクト

    選択済

    未選択

    動作

    ラジオボタン

    オフ

    オフ

    選択状態を解除

    チェックボタン

    プッシュボタン

    単一リストボックス

    オフ

    オフ

    選択状態を解除

    複数リストボックス

    スピンボックス

    最小値に戻す

    最小値に戻す

    選択済み状態(APに値を返す)

    ポップアップメニュー※1

    クリア

    選択状態を解除

    コンボボックス※2

    メニュー先頭の値

    メニュー先頭の値

    選択状態を解除

    トグルフィールド

    オフ

    オフ

    選択状態を解除

    メニューバー

    (プルダウン,カスケード)

    (凡例)

    −:該当しない。

    注※1

    ポップアップメニューが表示されているときは,入出力テキストボックスが全桁クリアされます。このとき,表示・印刷セットアップで「カーソル以降をクリア」を設定していても無視されます。

    注※2

    キー入力コンボボックスは,入出力テキストボックスと同じ動作になります。

    [図データ]

    [図データ]

(d) データキー([Ctrl]+[End])

  • 文字入力できるオブジェクト

    画面上の入力できる状態の入出力テキストボックス(または入出力フィールド)の文字を,カーソルの位置にかかわらずすべて消去し,始点に最も近い入出力テキストボックス(または入出力フィールド)の先頭に,カーソルを移動します。

    [図データ]

    • 入力できるフィールド(フィールドボックス内のフィールド,または入出力テキストボックス)内の文字を消去します(すべての入力できるフィールドを,再入力したデータだけAPに返す状態にします)。

    • ボタンボックスのすべての有効ボタンをオフ状態にします。

  • マウス選択できるオブジェクト

    オブジェクト

    選択済

    未選択

    動作

    ラジオボタン

    オフ

    オフ

    すべての選択状態を解除

    チェックボタン

    プッシュボタン

    単一リストボックス

    オフ

    オフ

    すべての選択状態を解除

    複数リストボックス

    スピンボックス

    最小値に戻す

    最小値に戻す

    すべての選択状態を解除※1

    ポップアップメニュー※2

    クリア

    すべての選択状態を解除

    コンボボックス※3

    メニュー先頭の値

    メニュー先頭の値

    すべての選択状態を解除

    トグルフィールド

    オフ

    オフ

    すべての選択状態を解除

    メニューバー

    (プルダウン,カスケード)

    (凡例)

    −:該当しない。

    注※1

    表示・印刷セットアップでのデータキーの動作設定に従います。

    未入力状態:APに値を返さない。

    ヌル(00)16クリア状態:APに値を返す。

    注※2

    ポップアップメニューが表示されているときは,入出力テキストボックスが全桁クリアされます。

    注※3

    キー入力コンボボックスは,入出力テキストボックスと同じ動作になります。

(e) コピー・ペースト操作キー([Ctrl]+[Insert]/[Shift]+[Insert]または[Ctrl]+[C]/[Ctrl]+[V])

  • 選択されたテキストをクリップボードにコピーします。

  • クリップボードのテキストをフォーカスのあるテキストボックスにペーストします。

  • 表示・印刷セットアップの「キー操作2」タブで[カーソル位置の1文字をコピーする]チェックボックスがチェックされていない場合は,選択されたテキストをクリップボードにコピーします。表示・印刷セットアップの「キー操作2」タブで[カーソル位置の1文字をコピーする]チェックボックスがチェックされている場合は,カーソルが位置づいている1文字をクリップボードにコピーします。

(4) エスケープキー([Esc])

(a) 文字入力できるオブジェクト

文字入力できるオブジェクトに対しては,無効です。

(b) マウス選択対象となるオブジェクト

オブジェクト

選択済

未選択

動作

ラジオボタン

チェックボタン

プッシュボタン

単一リストボックス

複数リストボックス

スピンボックス

ポップアップメニュー

メニューのクローズ

メニューのクローズ

コンボボックス

メニューのクローズ

トグルフィールド

メニューバー

(プルダウン,カスケード)

(凡例)

−:該当しない。

  • コンボボックスまたはポップアップテキスト・フィールドでのエスケープキー

    コンボボックスまたはポップアップテキスト・フィールドのメニュー表示を消去します。メニュー消去後の動作は,「カーソルが次のフィールドへ移動する」または「フォーカスが次のボックスに移動する」のどちらかになります。

(5) スペースキー(スペースバー)

(a) 文字入力テキスト・フィールドの場合

文字入力テキストおよびフィールドでは,スペース文字として扱われます。

(b) マウス選択オブジェクト

オブジェクト

選択済

未選択

動作

ラジオボタン

オンのまま

オン

項目選択

チェックボタン

オフ

オン

オン/オフの切り替え

プッシュボタン

オン

画面選択

単一リストボックス

オフ

オン

項目選択

複数リストボックス

スピンボックス

ポップアップメニュー

オフ※1

オン

項目選択

コンボボックス※2

オフ

オン

項目選択

トグルフィールド

オフ

オン

オン/オフの切り替え

メニューバー

(プルダウン,カスケード)

オン

画面確定

(凡例)

−:該当しない。

注※1

ポップアップで,階層構造のメニュー項目を表示している場合は,下位レベルのメニュー項目(カスケードメニューや第2〜第8レベルのリスト)の表示になります。

注※2

キー入力コンボボックスは,入出力テキストボックスと同じ動作になります。

  • スペースまたは復改キー([スペース],[Enter] )

    フォーカス(入力権)のある項目(リスト)に対応した値が選択,または非選択となります。

    [図データ]

    注※

    属性の指定によって,リストを選択したあとに,次に示すどちらかの動作を指定できます。

    1. フォーカスが次の項目(リスト)へ移動する

    複数選択で,「選択後次の項目にフォーカスを移す」指定をした場合。

    2. フォーカスが次のボックスに移動する

    単一選択で,「選択後次のボックスにフォーカスを移す」指定をした場合。

  • スペース,または復改キー([スペース],[Enter])

    フォーカス(入力権)のあるボタンの状態が,交互(オン/オフ)に変わります。

    [図データ]

(6) 画面確定キー

画面が送信できる状態で,キーが押されると送信要求の発生をAPに通知します。

なお,OLTPサーバ構成の環境で,OpenTP1上で「次メッセージ要求キー」として割り当てられているキーのイベントはAPに渡りません。

(a) 送信(実行)キー(テンキーボード側の[Enter])

送信できる状態であるかどうかのチェック(ウィンドウ内のフィールドボックス,入出力テキストボックス,リストボックス,ラジオボタンボックスについて)をして,送信のイベント通知コードをAPに返します。

(b) PF1〜PF12キー

([F1]〜[F12])

(c) PF13〜PF24キー

([Shift]+[F1]〜[F12])

(d) PF25〜PF36キー

([Ctrl]+[F1]〜[F12])

(e) PF37〜PF48キー

([Ctrl]+[Shift]+[F1]〜[F12])

(f) PF49〜PF60キー

([Alt]+[F1]〜[F12])

(g) PF61〜PF72キー

([Alt]+[Shift]+[F1]〜[F12])

(h) PF73〜PF84キー

([Ctrl]+[Alt]+[F1]〜[F12])

(i) PA1〜PA3キー

([PageUp],[PageDown],[Ctrl+PageUp])

(j) 割込キー

([Break],[Ctrl]+[Pause])

(k) スクリーン消去キー

([Ctrl]+[Delete])

  • XMAP3で入力エラーとなるキー

    オンライン端末で使用するキーです。XMAP3では押しても無効です。

    • SRQキー([Ctrl+Q])

    • テストキー([Ctrl+T])

(7) 取消キー([Ctrl]+[R])