画面・帳票サポートシステム XMAP3 実行ガイド

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6.4 クラスタ構成の設定

XMAP3では,Windowsクラスタ(MSCS,MSFC),HAモニタ,PowerHA(HACMP)またはMC/ServiceGuardを利用したC/Sシステムを構築できます。XMAP3のサーバマシンをクラスタ構成で実行すれば,稼働中のサーバマシンに障害が発生しても,待機中のサーバマシンにフェールオーバーすることで,システムの可用性を高めることができます。

XMAP3では,クライアントから,サーバのWindowsクラスタの仮想ホスト名および仮想IPアドレスに接続することで,C/Sシステムを実現します。ただし,フェールオーバー時には画面や帳票のデータは引き継がれません。また,フェールオーバーによるノード切り替え前にXMAP3サーバを停止し,切り替え後にXMAP3サーバを起動する必要があります。クラスタ構成の説明と環境設定について説明します。

クラスタ構成の例を次の図に示します。

図6-7 クラスタ構成の例

[図データ]

クライアント側のXMAP3クライアントでは,仮想ホストのXMAP3サーバに接続します(ホストAに起動しているXMAP3サーバに接続します)。

系切り替えが発生した場合,ホストAで動作していたXMAP3サーバおよびAPを終了させる必要があります。ホストBでXMAP3サーバが起動されると,自動的にXMAP3クライアントがホストBのXMAP3サーバと接続されます。

<この節の構成>
6.4.1 クラスタ構成でのサーバ側の環境設定
6.4.2 クラスタ構成でのクライアント側の環境設定
6.4.3 クラスタ構成での注意