画面・帳票サポートシステム XMAP3 実行ガイド
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6.3.4 OLTPサーバ構成の設定例
(1) セットアップ
通信環境の定義としてXMAP3とOpenTP1で設定が必要になります。XMAP3ではC/Sセットアップで設定します。OpenTP1ではTP1/NET/XMAP3で設定します。C/Sセットアップでの設定については,「11.3.4 OpenTP1と連携する場合の環境設定の関連性」,マニュアル「OpenTP1 プロトコル TP1/NET/XMAP3編」を参照してください。
XMAP3クライアント/サーバ機能を使用して,サーバマシン上の画面表示・帳票印刷APからクライアントマシン上に画面表示・帳票印刷するプログラムです。
クライアントマシンでXMAP3クライアントを起動すると,連携するサーバマシン上のAP(またはコマンド)によって,OpenTP1のコネクションが確立します。
コネクション確立後,クライアントマシンの画面のアプリケーション名とそれに対応したサーバAPとの間で,表示・印刷命令(SEND要求)や入力命令(RECEIVE要求)を発行し,画面表示・帳票印刷します。
![[図データ]](FIGURE/ZU075400.GIF)
(3) ソフトウェア構成
| サーバ/クライアント |
使用するソフトウェア |
| XMAP3 |
コンパイラ※1 |
DB※2 |
OLTP |
| サーバ |
XMAP3 Server Runtime |
COBOL2002(Runtime)またはVisual C++ |
HiRDB※3
または
ISAM※4 |
TP1/Server Base
TP1/Message Control
TP1/NET/Library
TP1/NET/XMAP3 |
| クライアント |
Windows版XMAP3 Server RuntimeまたはXMAP3 Client Runtime |
− |
− |
− |
- (凡例)
- −:なし。
- 注※1
- 使用するコンパイラが必要になります。
- 注※2
- DB連携しない業務では,DBに関するソフトウェアは不要です。
- 注※3
- HiRDBのほかに,SQL ServerやOracleなども使用できます。
- 注※4
- ISAMは,COBOL2002に標準添付されています。
(4) TP1/NET/XMAP3連携時の注意
- Windows版のOpenTP1と連携する場合,リトルエンディアンのマップを使用してください。OpenTP1の仕様により,ビッグエンディアンのマップは使用できません。
- 同一クライアントマシン上で画面業務と帳票業務を運用している場合,画面操作中に[印刷中]ダイアログが表示されていると,オペレータが誤って[キャンセル]ボタンをクリックしてしまうおそれがあります。誤動作防止のため,[印刷中]ダイアログを表示しないように設定してください。[印刷中]ダイアログを表示するかどうかは,[表示・印刷セットアップ]ダイアログの[プリンタ]タブで設定します。
- [印刷中]ダイアログを表示する場合,ダイアログ中に表示される帳票名はマップ名にかかわらず「OpenTP1」となります。
- 画面の表示モードには,「マージ」または「論理マップだけ」が指定できます。「物理マップだけ」は指定できません。詳細については,マニュアル「OpenTP1 プロトコル TP1/NET/XMAP3編」を参照してください。
- APで使用するデータ有無コードは,TP1/NET/XMAP3のマッピングサービス属性定義ファイルで指定します。マッピングサービス属性定義ファイルについては,「11.3.4(4) マッピングサービス属性定義ファイルの設定」,マニュアル「OpenTP1 プロトコル TP1/NET/XMAP3編」を参照してください。
- 入力単位には「画面単位」を指定してください。入力単位については,マニュアル「XMAP3 開発ガイド」を参照してください。
- TP1/NET/XMAP3で「次メッセージ要求キー」として使用しているキーのイベントはアプリケーションには渡りません。「次メッセージ要求キー」には,APで使用していないキーを割り当ててください。
- 二次ウィンドウを表示する場合,オペレータインジケータが設定されていないとTP1/NET/XMAP3のエラーとなります。表示・印刷セットアップのオペレータインジケータに「下に表示」または「上に表示」を必ず指定してください。
- TP1/NET/XMAP3の仕様により,TP1/NET/XMAP3経由で表示した画面では,次のキー操作をしても,画面入力結果および通知コードがAPに返りません。
| 機能名 |
無効となるキー操作※ |
| 無通知コード割り当てキー |
[Ctrl]+[I]
[Ctrl]+[U] |
- 注※
- 通常のキー操作の動作については,「5. マウスとキー操作(Windows)」を参照してください。
- 汎用関数は使用できません。
- 画面表示では,TP1/NET/XMAP3のXMAP3共通定義(mcftxp)や論理端末定義(mcftalcle)での設定が優先されます。XMAP3共通定義および論理端末定義については,マニュアル「OpenTP1 プロトコル TP1/NET/XMAP3編」を参照してください。
- TP1/NET/XMAP3で使用するアプリケーション名を定義する場合,画面定義時に「隠しフィールド」を設定してください。
- COBOL2002を使用するときはコンパイラオプション「-OpenTP1」を必ず指定してください。
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