画面・帳票サポートシステム XMAP3 実行ガイド

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6.2.6 サーバAPから出力先プリンタを指定するC/S構成の設定例

サーバにあるAPから出力先プリンタを指定できます。サービス名ファイル(X3PHOST)に指定する,各サービスが動作するホスト名とプリンタ名によって出力先が決まります。

3台のプリンタを目的に応じて使い分ける方法について説明します。

[図データ]

サーバAPから目的に応じて仮想端末PRT001,PRT002,およびPRT003を指定して,それぞれに対応するプリンタに帳票を印刷します。

補足
この方法は,スプールをネットワーク上で転送するのではなく,XMAP3のC/Sシステム機能を使って,それぞれのプリンタが接続されているWindowsマシンのスプールに,XMAP3が直接出力して印刷するものです。
<この項の構成>
(1) 設定
(2) APでの指定
(3) XMAP3システムを起動する手順
(4) 注意
(5) ソフトウェア構成

(1) 設定

サーバとクライアントで必要な設定について,システム構成に沿った内容で説明します。

設定するファイル間で名称を合わせる必要があります。ファイル間の関係を確認してください。

(a) サーバ側の設定

画面の設定を省略して説明します。

(b) クライアント側の設定
(c) 印刷機能に関する設定

プリンタ印刷方式を設定したい場合,次の手順で設定してください。また,ここで説明するのは,サーバおよびクライアント側それぞれで設定が必要な例です。

表示・印刷セットアップで次のように設定します。

サーバ側
プリンタデバイス名   :PRT1
プリンタ名(ドライバ名):EPSON VP-1000
プリンタの種類     :ESC/P準拠プリンタ
オプション       :任意に選択
クライアント側
プリンタデバイス名   :PRT2,PRT3
プリンタ名(ドライバ名):Canon LBP-A304E LIPS3
プリンタの種類     :LIPS III準拠プリンタ
オプション       :任意に選択

(2) APでの指定

COBOL2002でのプリンタの使い分けは,AP中の仮想端末名を次のように指定します。

(3) XMAP3システムを起動する手順

次の手順でXMAP3システムを起動してください。

  1. サーバ側で,「XMAP3サーバ」アイコンを選び,XMAP3サーバを起動します。
  2. クライアント側で,「XMAP3クライアント」アイコンを選び,XMAP3クライアントを起動します。
  3. XMAP3クライアントによって,そのクライアントに定義された印刷サービスが自動的に起動されます。
  4. 起動された印刷サービスに対応するAPがサーバ側で起動されます。

(4) 注意

デバイス名に「PR1」を指定した場合,そのプリンタは,通常使用するプリンタにする必要があります。

(5) ソフトウェア構成

サーバAPから出力先プリンタを指定するC/Sシステムの,ソフトウェア構成を次に示します。

サーバ/クライアント 使用するソフトウェア
XMAP3 コンパイラ※1 DB※2
サーバ XMAP3 Server Runtime COBOL2002(Runtime)またはVisual C++ HiRDB※3
またはISAM※4
クライアント XMAP3 Server RuntimeまたはXMAP3 Client Runtime
(凡例)
−:なし。
注※1
使用するコンパイラが必要になります。
注※2
DB連携しない業務では,DBに関するソフトウェアは不要です。
注※3
HiRDBのほかに,SQL ServerやOracleなども使用できます。
注※4
ISAMのプログラムインタフェースは,COBOL2002に標準添付されています。