画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド


付録C.2 BTMENU01パターンを使用したメニュー画面の表示例

〈この項の構成〉

(1) 処理の概要

ユーザIDとパスワードを入力するためのユーザ登録確認画面を表示します。ユーザIDとパスワードを照合して登録があれば,次にメニュー画面を表示します。このメニュー画面で,プッシュボタンまたはファンクションキーを使用して次の処理を選ぶと,選ばれたメニューに対応した使用ごとのAPを起動します。

メニュー画面の表示処理の概要を次の図に示します。

図C‒2 メニュー画面の表示処理

[図データ]

(2) 画面定義上のポイント

ユーザ登録の確認画面には次の要素を定義することを推奨します。

(3) AP作成上のポイント

作成するAPの基になるAPパターンを次に示します。

メインプログラムには,次の特長があります。

なお,このAPパターンを使用してのメインプログラム作成時には次の注意が必要です。

(4) コーディング例

コーディング上のポイントを次に示します。

WORKING-STORAGE               SECTION.
* 論理マップのCOPY展開
* ユーザ登録確認画面用
   COPY    GPASW1O.           ……………… 1.
   COPY    GPASW1I.
*メニュー画面用
   COPY    BMENU1O.           ……………… 1.
   COPY    BMENU1I.
   COPY    X3MODTBL.
   01 EXEC-NAME1.
      02 FILLER    PIC X(12)  ……………… 2.
                   VALUE 'DSPCLEAR.exe'
PROCEDURE          DIVISION.
* マップ名の設定
          MOVE 'GPASW1ND' TO 画面マップ名
* ユーザ登録確認画面の表示
          TRANSCEIVE DSP FROM GPASW1O INTO GPASW1I.
:
* メニュー画面の表示
* マップ名の設定
          MOVE 'BMENU1ND' TO 画面マップ名.
* 画面の表示と入力
          TRANSCEIVE DSP FROM BMENU1O INTO BMENU1I.
* ボタン・ファンクションキーのチェックと該当プログラムの呼び出し
          EVALUATE BMENU1-INCI
            WHEN    'PF01'
              DISABLE DSP
              MOVE '0' TO PROC-IND
              CALL 'CBLEXEC' USING      EXEC-NAME-LEN……… 3.
                                        EXEC-NAME1 EXEC-PARM
          END-EVALUATE.
  1. マップ名を変更する。

    プログラム中の'@@@111'を'GPASW1'に,'@@@444'を'BMENU1'に変更します。

  2. 実行ファイル名を変更する。

    プログラム中の'###EXE01.exe'を'DSPCLEAR.exe'に変更します。

  3. CALL文を使用してAPを呼び出す。

    CALL 'DSPCLEAR.exe'