画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド


付録C.3 DSPPRT01パターンを使用した画面表示と帳票印刷

一つのAPで画面の表示と帳票の印刷をする業務を想定した例を説明します。

〈この項の構成〉

(1) 処理の概要

各帳票を印刷するためのメニュー画面を表示します。メニューから[F2...納品書]のプッシュボタンを選ぶと,納品書の帳票を印刷します。このとき,帳票はシリアルインパクトプリンタへ印刷されます。

メニュー画面の表示と帳票印刷の処理の概要を次の図に示します。

図C‒3 メニュー画面の表示と帳票印刷

[図データ]

(2) AP作成上のポイント

作成するAPの基になるAPパターンを次に示します。

このAPでは,[F2...納品書]ボタンが押されたときの処理だけを記述しています。「納品書」を1ページ印刷すると,プログラムが終了します。

このAP作成時には,次の点に注意してください。

(3) コーディング例

コーディング上のポイントを次に示します。

WORKING-STORAGE               SECTION.
* 論理マップのCOPY展開
* メニュー画面用
  COPY    BMENU1O.  ………………………… 1.
  COPY    BMENU1I.
* ダイアログボックス用
  COPY    LTABL1O.  ………………………… 1.
PROCEDURE                     DIVISION.
* マップ名の設定
MOVE 'BMENU1ND'     TO 画面マップ名
* 画面の表示と入力
TRANSCEIVE DSP FROM BMENU1O INTO BMENU1I
* ボタンの判定と該当処理の呼び出し
EVALUATE BMENU1-INCI  ……………………… 2.
  WHEN 'PF02'
          PERFORM 帳票処理
  WHEN 'PF09'
          MOVE キャンセル TO 画面1-フラグ
END-EVALUATE
    :
帳票処理                      SECTION.
  PERFORM 出力データ代入. ………………………… 3.
  SEND PRT FORM LTABL1O WITH EMI.
出力データ代入                  SECTION.
  MOVE 'D0012345'               TO LTABL1-SHEETNO-O.
  MOVE '○×A1家電'             TO LTABL1-CUSTOMER-O.
  MOVE 'K0012345'               TO LTABL1-USERNO-O.
出力データ代入-END.
  1. マップ名を変更する。

    プログラム中の'@@@888'をBMENU1に変更し,'\\\222'を'LTABL1'に変更します。

  2. ファンクションキーの判定処理。

  3. 印刷データの代入処理。