画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド


9.10.2 MyEclipseでのEARファイルの生成手順

Javaアプリケーションを作成するため,MyEclipseでのEARファイルを生成する手順について説明します。MyEclipseの操作については,Cosminexusアプリケーションサーバのマニュアルを参照してください。

MyEclipseでのEARファイルの生成手順を次の図に示します。

図9‒10 MyEclipseでのEARファイルの生成手順

[図データ]

〈この項の構成〉

(1) MyEclipseのセットアップ

日本語版MyEclipseポータルサイトから,MyEclipseの前提となるEclipseアーカイブファイルをダウンロードします。ダウンロードしたアーカイブファイルを解凍し,MyEclipseを利用できるようにします。次に,プラグインを利用できるように環境設定ファイルにプロパティを追加し,Webサーバを起動できるようにリモート管理機能でログインします。

MyEclipseのセットアップ手順については,Cosminexusアプリケーションサーバのマニュアルを参照してください。

(2) Webプロジェクトおよびパッケージの作成

Webプロジェクトを作成する前に,次に示すweb.xmlファイルを編集しておきます。

XMAP3インストールフォルダ\Web for Cosminexus\Sample\COBOL\web.xml

1行目にある「encoding="MS932"」を「encoding="UTF-8"」に変更

その後,MyEclipseのメニューからプロジェクトを選択し,Web プロジェクトを作成します。作成したプロジェクトから,パッケージを作成します。

(3) COBOLアクセスBean,Servletソースの追加

APをCOBOLで作成する場合は,COBOLアクセスBean,Servletソースを追加します。

エクスプローラでC:\Program Files\HITACHI\XMAP3\Web for Cosminexus\Sample\COBOLを表示し,CBLBEAN.javaとCBLSRV.javaを選択し,プロジェクトのパッケージに上書きしてソースを登録します。また,プロジェクトのWEB-INFの下にあるweb.xmlに,(2)で修正したweb.xmlを上書きします。

(4) EARファイルの作成

EARファイルを作成するには,取り込むWebプロジェクトを選択します。

MyEclipseのメニューからエンタープライズJavaプロジェクトを作成します。このとき,EARファイルに取り込むWebプロジェクトとして,ここまでの手順で作成したWebプロジェクトを選択します。

(5) MyEclipseで実行するサーバの選択

サーバにCosminexusを設定します。

(6) J2EEアプリケーションのデプロイ

MyEclipseからEARファイルをデプロイし,J2EEアプリケーションが正常に起動したことを確認します。

(7) Webサーバ(Cosminexus HTTP Server(Hitachi Web Server)またはIIS)の起動

業務を開始する前に,Webサーバ(Cosminexus HTTP Server(Hitachi Web Server)またはIIS)を起動します。

なお,WebサーバとJ2EEサーバの両方が起動していないと,XMAP3/Web for Cosminexusは実行できません。Webサーバを起動するときは,J2EEサーバも起動してください。