画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド


9.5.3 各コントロール間で扱うデータ形式(DCCM3連携の場合)

CosminexusとVOS3 DCCM3で連携するシステムで扱う送受信データの関係を次の図に示します。

図9‒8 CosminexusとVOS3 DCCM3で連携するシステムで扱う送受信データの関係

[図データ]

この図の各項番を説明します。

  1. クライアント上のXMAP3実行制御コントロールは,入力データ(共通インタフェース領域+入力論理マップ)を通信制御サーブレットに送信します。

  2. Webサーバ上の通信制御サーブレットは,クライアントから受信した入力データの先頭にトランザクションコードを連結し,連結した入力データをTP1/COBOLアクセス用Beanのsetterメソッドでアプリケーションサーバ上のDCCM3に送信します。連結するトランザクションコードを次に示します。

    画面の場合:入力論理マップの隠しフィールド

    帳票の場合:通信制御サーブレットのセッションデータ

  3. アプリケーションサーバ上のDCCM3は,通信制御サーブレットから受信した入力データの先頭に,LL,RRを連結し,連結した入力データをアプリケーションサーバ上の業務MPPに送信します。DCCM3がLLに設定する値はDCCM3上で連結した入力データ長(LL+RR+トランザクションコード+共通インタフェース領域+入力論理マップの総和((30268)10固定))です。RRにはXDM情報が設定されます。

  4. アプリケーションサーバ上の業務MPPは,DCCM3から受信した入力データを参照し,次回出力する出力データ(LL+RR+トランザクションコード+共通インタフェース領域+出力論理マップ)を生成します。生成した出力データをアプリケーションサーバ上のDCCM3経由で通信制御サーブレットに送信します。

  5. アプリケーションサーバ上のDCCM3は,業務MPPから受信した出力データのLL,RRを取り除いたデータ(トランザクションコード+共通インタフェース領域+出力論理マップ)をWebサーバ上の通信制御サーブレットに送信します。

  6. Webサーバ上の通信制御サーブレットは,アプリケーションサーバ上のDCCM3から受信した出力データのトランザクションコードを取り除いたデータ(共通インタフェース領域+出力論理マップ)をクライアントに送信します。