画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド


9.5.2 送信データの形式(DCCM3連携の場合)

送信データは,データ長設定領域,共通インタフェース領域および論理マップ領域(出力論理マップの領域)から成ります。使用できる文字コードは,KEIS78,KEIS83(ビッグエンディアン)です。

ユーザプログラムで設定する,送信データの値を次の表に示します。

表9‒7 送信データの設定値

データ項目名

長さ

(位置)

データ形式

データ名

設定値

データ長設定領域

LL

2(0)

S9(4) BINARY

XMAP-TRAN-LL

送信データ長の総和((30268)10固定)。

RR

2(2)

S9(4) BINARY

XMAP-TRAN-RR

XDM情報((0000)16固定)。

トランザクションコード

8(4)

X(8)

XMAP-TRAN-CODE

トランザクションコード(業務MPP名)を指定する。トランザクションコードに指定できる文字を次に示す。

  • 半角英字(大文字)

  • 半角数字

共通インタフェース領域(XMAP-COM

アイキャッチャ

4(12)

X(4)

XMAP-COM-ID

*XWC」で固定

リターン値1

2(16)

9(4) COMP

XMAP-COM-RTN

0(正常)

リターン値2

2(18)

9(4) COMP

XMAP-COM-RSN

0(正常)

仮想端末名

8(20)

X(8)

XMAP-COM-TNAME

  • 画面の場合:すべて空白

  • 帳票の場合:仮想端末名※1

通信種別

4(28)

X(4)

XMAP-COM-MSG

  • 画面の場合:'BWS△'

  • 帳票の場合:'OWS△'

マップ名

8(36)

X(8)

XMAP-COM-MAPNAME

物理マップ名※2

共通インタフェース領域の文字コード※3

4(40)

S9(8) BINARY

XMAP-COM-COMCODE

SJIS:0000

KEIS78:0001

KEIS83:0002

省略または不正な値が指定されたときは,0000とする。

印刷完了通知オプション

1(44)

X

XMAP-COM-PRTOPT

  • 画面の場合:'△'

  • 帳票の場合:'△'または'2'※4

終了通知オプション※5

1(45)

X

XMAP-COM-ENDOPT

  • 画面入出力/帳票出力をする場合:'△'

  • ブラウザ側のXMAP3業務を終了する場合:'E'

未使用

6(46)

X(6)

XMAP-COM-RSV2

すべてLOW-VALUE

マッピングオプション大分類

4(52)

9(8) COMP

XMAP-COM-MAPOPT1

  • マッピングオプションを指定する場合:XMAP_MDO_SFLD

  • マッピングオプションを指定しない場合:0※6

マッピングオプション小分類

4(56)

9(8) COMP

XMAP-COM-MAPOPT2

  • マッピングオプションを指定する場合:次の値を指定

    マージ:XMAP_MDO_MAPFLD

    物理マップだけ:XMAP_MDO_PHFLD

    論理マップだけ:XMAP_MDO_LOGFLD

  • マッピングオプションを指定しない場合:0※6

未使用

16(60)

X(16)

XMAP-COM-RSV3

すべてLOW-VALUE

URLデータ長※5

2(76)

9(4) COMP

XMAP-COM-URLLNG

「128」で固定

論理マップ長

2(78)

9(4) COMP

XMAP-COM-LSGLNG

  • 画面入出力/帳票出力をする場合:論理マップ領域に設定した出力論理マップの長さ(0〜30,000)

  • ブラウザ側のXMAP3業務を終了する場合:0

未使用

60(80)

X(60)

XMAP-COM-RSV4

すべてLOW-VALUE

URLデータ※5

128(140)

X(128)

XMAP-COM-URL

次回の呼び出し先URL※7

論理マップ領域

論理マップ領域

30,000(0)

X(30,000)

XMAP-LSG

出力論理マップデータ※8

注※1

帳票の場合は,出力先となる仮想端末名を左詰めで指定し,残りは空白を指定します。

注※2

物理マップ名を左詰めで指定し,残りは空白を指定します。

注※3

共通インタフェース領域の文字コードに0001または0002を指定した場合,共通インタフェース領域の英数字項目にはKEISコードの文字が指定され,論理マップはKEISコードの論理マップと見なされます。

注※4

帳票の場合の指定値と内容を次に示します。

指定値

内容

'△'

プリンタスプールに帳票を出力後,その印刷ドキュメントを完了(クローズ)する。

'2'

プリンタスプールに登録されている,印刷ドキュメント中の1ページとして帳票を出力する。

印刷ドキュメントは完了(クローズ)しないで継続する。

注※5

「終了通知オプション」,「URLデータ長」および「URLデータ」の組み合わせによる動作は次のとおりです。

終了通知

オプション

URLデータ長

URLデータ

動作

'△'

0

任意

前回と同じURLを呼び出す。

128

指定

指定されたURLを呼び出す。

'E'

0

任意

業務終了後にブラウザを閉じる。

128

指定

業務終了後に指定されたURLを呼び出す。

すべて空白,または先頭がヌル

業務終了後にブラウザを閉じる。

注※6

マッピングオプション大分類,およびマッピングオプション小分類が「0」の場合,前回の画面表示時に設定したマッピングオプションの内容が引き継がれます。ただし,一度もマッピングオプションを設定していない場合(例えば,初回の画面表示時)は,マッピングオプションに「マージ」が設定されたとして動作します。

注※7

次回の呼び出し先URLを左詰めで指定し,残りは空白を指定します。

起動HTMLの通信制御サーブレットURLに指定した,ブラウザ側から呼び出すWebサーバ上のURLを変更する場合に指定します。

注※8

ブラウザ側のXMAP3業務を終了する場合は,設定不要です。