画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド


6.1.3 帳票出力時のXMAP3とAPの関係

XMAP3から帳票を印刷する場合の,印刷形態とAPのコーディング内容の関係を示します。なお,ここではプログラミング言語としてCOBOLが使用されていることを仮定します。

〈この項の構成〉

(1) 同じ内容のものを複数枚印刷(コピー印刷)

同じ内容のものを複数枚,印刷する場合です。例えば,3枚の帳票を印刷するときは,3回同じ印刷を繰り返します。スプールには,同じものが3部格納されます。なお,書式名は,1回だけ指定します。

PDFファイルへ出力する場合,コピー印刷はできません。

[図データ]

(2) 同じ帳票レイアウトで中身が異なるものを複数枚印刷

[図データ]

書式オーバレイ名は同じで,データを変えて3回改ページします。

コーディング例
MOVE 'OVL01' TO 書式名  ・・・ 書式オーバレイ名指定
WRITE 'テレビ 33’     ・・・ 1ページ目
  :
WRITE 'テレビ 15’     ・・・ 2ページ目
  :
WRITE 'テレビ 10’     ・・・ 3ページ目
  :

(3) 異なる帳票を交互に印刷

[図データ]

コーディング例
MOVE 'OVLAA' TO 書式名    ・・・ 書式名Aの設定
 
WRITE               ・・・ Aの印刷
  :
MOVE 'OVLBB' TO 書式名    ・・・ 書式名Bに切り替え
 
WRITE              ・・・ Bの印刷
  :
MOVE 'OVLAA' TO 書式名    ・・・ 書式名Aに戻す
 
WRITE   
  :

(4) 異なるプリンタに帳票を印刷

書式オーバレイで一つのAPから異なるプリンタに印刷する場合には,印刷するプリンタごとに印刷サービスをオープンし,印刷要求をします。

ただし,スタンドアロン印刷の場合には,複数の印刷サービスを同時にオープンすることはできません。そのため,プリンタを切り替えるときには,すでにオープン済みの印刷サービスを一度クローズしたあと,出力したいプリンタに対応する印刷サービスをオープンしてから印刷する必要があります。