5.1.5 APの命令とXMAP3の関係
AP中で使用されている命令は,具体的にXMAP3をどのような状態にするのか,またプログラミング言語別に,どのような文や関数が使用されているかを示します。
(1) AP中の命令とXMAP3
一般に,プログラムの中で「オープン」「出力」「クローズ」と呼ばれている命令に対して,XMAP3ではどのような状態なのかを次の表に示します。
命令文 |
XMAP3の状態 |
---|---|
オープン |
XMAP3が使用できる状態になります。 利用するスプールおよびドライバを確保します。 |
出力 |
物理マップ名※1,出力先※2,出力データを渡して,印刷要求や実行結果をリターンコードとして返します。 |
クローズ |
XMAP3が使用できない状態になります。 利用していたスプールやドライバを解放します。 |
(2) COBOLによる命令とXMAP3
XMAP3に対する命令をCOBOLで表現する場合を次の表に示します。
命令文 |
COBOLでの表現 |
---|---|
オープン |
明示的にはありません。 プログラム中の最初のSEND文が発行された場合,「オープン」を仮定します。 |
出力 |
SEND文 |
クローズ※ |
DISABLE文 |
(3) COBOLのCALL文やC言語の関数として使用する場合
COBOLのCALL文やC言語などの関数呼び出しで,「オープン」「出力」「クローズ」命令を実行できます。