画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド


5.1.6 帳票出力時のXMAP3とAPの関係

XMAP3から帳票を印刷する場合の,印刷形態とAPのコーディング内容の関係を示します。なお,ここではプログラミング言語としてCOBOLによる命令が使用されていることを仮定します。

〈この項の構成〉

(1) 同じ内容のものを複数枚印刷(コピー印刷)

同じ内容のものを複数枚,印刷する場合です。例えば,3枚の帳票を印刷するときは,次の表に示す方法でコーディングします。

PDFファイルへ出力する場合,コピー印刷はしません。

[図データ]

表5‒4 コピー印刷時のコーディング

分類

APのコーディング

備考

シリアルプリンタ

SEND文を3回発行します。

スプールに同じものを3部入れます。

ページプリンタ

何部,印刷するかを指定してSEND文を1回発行します。

プリンタハードウェアの機能を使用してマルチコピーします。スプールの中には1部だけ入れます。

(2) 同じ帳票レイアウトで中身が異なるものを複数枚印刷

マップ名は同じまま,論理マップ中のデータを変えて,3回SEND文を発行します。

[図データ]

SEND文の使用例
 SEND MAP1,データ1
 SEND MAP1,データ2
 SEND MAP1,データ3

(3) 異なる帳票を交互に印刷

それぞれの帳票を印刷するためのSEND文を交互に書きます。

[図データ]

SEND文の使用例
 SEND MAP-A,データ1
 SEND MAP-B,データ2
 SEND MAP-A,データ1
 SEND MAP-B,データ2

(4) 異なるプリンタに帳票を印刷

仮想端末名を別プリンタに割り当てて,それぞれにSEND文を書きます。ただし,スタンドアロンの場合は,途中にDISABLE文などを入れ,一度クローズする必要があります。