画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド


4.2.3 キャラクタコントロール(選択エントリ)の制御

GUI画面のキャラクタコントロール(選択エントリ)とは,次の二つのオブジェクトです。

ここでは,APで可変ポップアップテキストを表示する場合のコーディング例について説明します。

可変ポップアップでは,ポップアップメニューのラベル,通知コード,文字色などをAPで指定できます。

ドローで可変ポップアップメニューのダイアログの「動的変更(APから表示属性を変更する)」を選択すると,動的変更を利用して文字色,背景色,表示方法,遷移条件など,オブジェクトの属性をAPで変更できます。APで指定しない場合,可変ポップアップメニューのダイアログで指定した属性で表示されます。

アクセスキーでポップアップメニューを選択する表示例について次の図に示します。

図4‒8 アクセスキーでポップアップメニューを選択する表示例

[図データ]

可変ポップアップテキストの制御項目に修飾名を代入して,可変ポップアップテキストを反転表示させます。可変ポップアップテキストにフォーカスを移すと,ポップアップメニューが表示されます。キーボードでアクセスキー「0002」を入力すると,ポップアップメニューが選択されます。ポップアップメニューで選択されたデータの通知コードが入力論理マップに代入されます。ポップアップテキストには,選択されたメニューの通知コードが表示されます。

ポップアップメニューを選択する可変ポップアップのコーディング例を次に示します。

図4‒9 アクセスキーでポップアップメニューを選択する可変ポップアップのコーディング例
 MOVE '港支店'       TO  MAP001-POPUP-LABEL0001-O(1).  …ラベルの設定
 MOVE '品川支店'     TO  MAP001-POPUP-LABEL0001-O(2). 
 MOVE 'S1'           TO  MAP001-POPUP-CODE0001-O(1).   …通知コードの設定
 MOVE 'S2'           TO  MAP001-POPUP-CODE0001-O(2).
 MOVE '0001'         TO  MAP001-POPUP-KEY0001-O(1).    …アクセスキーの設定
 MOVE '0002'         TO  MAP001-POPUP-KEY0001-O(2).
 MOVE XMAP-IN-ATTR2  TO  MAP001-FIELD0001-A.            …反転表示する
  : 
  :
  :
 IF MAP001-FIELD0001-I = 'S1'                           …入力した通知コードの参照
 THEN
  :

可変ポップアップテキストメニューの表示属性を変更する場合,制御項目「MAP001-FIELD0001-A」に修飾名を代入します。

修飾名はドローセットアップで定義できます。ドローセットアップで定義した修飾名は動的変更テーブルとして保存されます。APでは,APに取り込んだ動的変更テーブルの修飾名を制御項目に代入してください。

注意事項

マッピングモードが「論理マップだけ」,表示形態が「一部上書」の場合,画面を表示するときに,データ有無コードや定義されていない修飾名を制御項目に代入しても,可変ポップアップテキストメニューに定義した属性には戻りません。可変ポップアップテキストメニューに定義した属性に戻したい場合は,ドローセットアップですべての属性を「変更なし」に設定した修飾名を設定し,制御項目名に代入してください。