画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド


4.2.2 キャラクタコントロール(キーエントリ)の表示

GUI画面のキャラクタコントロール(キーエントリ)とは,次の三つのオブジェクトです。

ここでは,APで入出力テキストを表示する場合のコーディング例について説明します。

入出力テキストでは,画面に入力されたデータをAPで受け取ったり,APで文字,文字色などを指定したりできます。出力テキストと同様に特定のデータだけを変更できます。

テキストの表示については,「4.2.1 キャラクタコントロール(ラベル)の表示」を,データ有無コードについては,「16. 論理マップ生成規則とマッピング規則」を参照してください。

ドローで入出力テキストボックスのダイアログの「動的変更(APから表示属性を変更する)」を選択すると,動的変更を利用して,文字色,背景色,表示方法,遷移条件など,入出力テキストの属性をAPで変更できます。APで指定しない場合,入出力テキストボックスのダイアログで指定した属性で表示されます。

AP実行時に,データ有無コードを使用して特定のデータだけを変更する場合の入出力テキストの表示例を次の図に示します。

図4‒6 データ有無コードを使用した入出力テキストの表示例

[図データ]

画面に入力されたデータをAPでチェックして,再び画面に表示します。画面に表示するときには,品名コードと数量はデータを変更しないで表示するので,データ有無コードを使用します。値引のデータだけは,データを変更して赤色で表示します。

データ有無コードを使用した入出力テキストのコーディング例を次に示します。

図4‒7 データ有無コードを使用した入出力テキストのコーディング例
 MOVE 2             TO  マッピングモード.  …マッピングオプションの設定(論理マップだけ)
 MOVE ALL X'1F'     TO  MAP001G.         …データ有無コード(1F)16でクリアする
 MOVE 20            TO  MAP001-FIELD0001-O. …表示データを変更する
 MOVE XMAP-IN-ATTR1 TO  MAP001-FIELD0001-A. …エラー(赤色)表示をする

入出力テキストの文字色を変更する場合,制御項目「MAP001-FIELD0001-A」に修飾名を代入します。

修飾名はドローセットアップで定義できます。ドローセットアップで定義した修飾名は動的変更テーブルとして保存されます。APでは,APに取り込んだ動的変更テーブルの修飾名を制御項目に代入してください。

注意事項

マッピングモードが「論理マップだけ」,表示形態が「一部上書」の場合。画面を表示するときに,データ有無コードや定義されていない修飾名を制御項目に代入しても,入出力テキストボックスに定義した属性には戻りません。入出力テキストボックスに定義した属性に戻したい場合は,ドローセットアップですべての属性を「変更なし」に設定した修飾名を設定し,制御項目名に代入してください。