画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド


4.2.1 キャラクタコントロール(ラベル)の表示

GUI画面のキャラクタコントロール(ラベル)とは,次の四つのオブジェクトです。

ここでは,APで出力テキストを表示する場合のコーディング例について説明します。

出力テキストでは,動的変更を利用して,APで文字,文字色などを指定できます。

ドローで出力テキストボックスのダイアログの「動的変更(APから表示属性を変更する)」を選択すると,動的変更を利用して,文字色,およびオブジェクトの表示・非表示の切り替えをAPで指定できます。APで指定しない場合,出力テキストボックスダイアログで指定した属性で表示されます。

AP実行時に,APで指定した文字色での出力テキストの表示例を次の図に示します。

図4‒4 指定した文字色での出力テキストの表示例

[図データ]

表示したい文字列「日立 太郎」と赤色を表示する修飾名「RE」を出力論理マップに代入すると,AP実行時には「日立 太郎」が赤色で画面に表示されます。

文字色を変更する場合の出力テキストのコーディング例を次に示します。

図4‒5 文字色を変更する出力テキストのコーディング例
 MOVE  '日立 太郎'    TO  MAP001-FIELD0001-O.   …出力テキストを代入
 MOVE  XMAP-OUT-ATTR1  TO  MAP001-FIELD0001-A.   …文字色を赤色に設定

出力テキストにテキストを表示させる場合,出力論理マップの「MAP001-FILED0001-O」にデータを代入します。また,出力テキストの表示属性を変更する場合,制御項目「MAP001-FIELD0001-A」に修飾名を代入します。

修飾名はドローセットアップで定義できます。ドローセットアップで定義した修飾名は動的変更テーブルとして保存されます。APでは,APに取り込んだ動的変更テーブルの修飾名を制御項目に代入してください。

注意事項

マッピングモードが「論理マップだけ」,表示形態が「一部上書」の場合,画面を表示するときに,データ有無コードや定義されていない修飾名を制御項目に代入しても,出力テキストボックスに定義した属性には戻りません。出力テキストボックスに定義した属性に戻したい場合は,ドローセットアップですべての属性を「変更なし」に設定した修飾名を設定し,制御項目名に代入してください。