画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド


4.2.4 候補選択コントロールの制御

GUI画面の候補選択コントロールとは,次の四つのオブジェクトです。

ここでは,トグルフィールドの選択状態を取得する場合のコーディング例について説明します。

トグルフィールドが選択されているかどうかを通知コードで参照できます。

ドローでトグルフィールドのダイアログの「動的変更(APから表示属性を変更する)」を選択すると,動的変更を利用して,トグルフィールドの選択状態をAPで指定できます。APで指定しない場合,トグルフィールドのダイアログで指定した属性で表示されます。

トグルフィールドの選択と入出力論理マップの関係を次の図に示します。

図4‒10 トグルフィールドの選択と入出力論理マップの関係

[図データ]

APでトグルフィールドの選択を指定したとおりに,画面に表示されます。画面でトグルフィールドの選択状態を変更すると,入力論理マップの通知コードにデータが代入されます。通知コードでトグルフィールドの選択状態がわかります。

トグルフィールドの選択状態をチェックするコーディング例を次に示します。

図4‒11 トグルフィールドの選択状態をチェックするコーディング例
 MOVE  XMAP-BUTTON-SEL2  TO  MAP001-FIELD0001-A.  …選択済みにする
 MOVE  XMAP-BUTTON-SEL3  TO  MAP001-FIELD0002-A.  …未選択にする
 MOVE  XMAP-BUTTON-SEL2  TO  MAP001-FIELD0003-A.  …選択済みにする
     :
     :
 IF MAP001-FIELD0002-I = '1'                       …ユーザの指定をチェックする
 THEN
     :

トグルフィールドの選択状態を変更する場合,制御項目「MAP001-FIELD0001-A」,「MAP001-FIELD0002-A」などに修飾名を代入します。

修飾名はドローセットアップで定義できます。ドローセットアップで定義した修飾名は動的変更テーブルとして保存されます。APでは,APに取り込んだ動的変更テーブルの修飾名を制御項目に代入してください。

注意事項

マッピングモードが「論理マップだけ」,表示形態が「一部上書」の場合,画面を表示するときに,データ有無コードや定義されていない修飾名を制御項目に代入しても,トグルフィールドに定義した属性には戻りません。トグルフィールドに定義した属性に戻したい場合は,ドローセットアップですべての属性を「変更なし」に設定した修飾名を設定し,制御項目名に代入してください。